どのような悩みを抱えているのか、またどんなケアが足りていないのか
第一線で活躍するおふたりに語っていただきました。
サロン帰りのしっとりやわらかい髪。
表面はしっかり乾いているのに
内部には水分がギュッと詰まった
レア質感の仕上がりのこと。
ふだんから美容師が実践していて、
自宅でも今日から取り入れられることを
長門さんと黒山さんに伺いました。
濡らすだけではなく、髪がやわらかくなるまで予洗いすることが大事。髪の量にもよるけど、2~3分が目安。頭皮も温まり、毛穴が開いて汚れが落ちやすくなります。すすぎも重要で、泡を流しただけでは洗浄成分はまだ髪に残った状態。きしみを感じるくらいしっかりと流して。
余分な水分が残っていると、トリートメントが薄まってしまいます。髪の毛をギュッと絞るように余分な水分をとりましょう。ただ、水気が少なすぎても、トリートメントが髪全体に広がらないので要注意。
髪が高温になるとたんぱく質変性が起きて、ゴワゴワ・パサパサの原因に。美容師は、ドライヤーを振って熱を分散させつつ、左手で温度を確認し熱くなったらすぐに外して温度を調節しているのですが…。難しいと思うので、みなさんはドライヤーの温風と冷風を切り替えて、髪が熱くなりすぎないようにしましょう。
ストレートアイロンは、ある程度力を入れないとまっすぐになりません。とはいえ、圧をかけすぎると髪の毛を傷める原因に。健康毛の根元から真ん中まではやや強めに、毛先にいくについれて圧を弱めていくとダメージを最小限に抑えられます。