ウォーキングの効果が出るまで
ウォーキングの効果は
いつから?
歩くメリットと効果的な時間帯や歩き方を紹介
ウォーキングの効果には、ダイエット・筋力維持・心肺機能の向上・ストレス軽減・生活習慣病の予防などさまざまなものが挙げられます。
ウォーキングは手軽に取り組むことができるだけでなく、短い時間や少ない頻度でも効果があるとされているため、ぜひ日常生活に取り入れていきましょう。
本ページでは、ウォーキングの効果が出るまでの期間や、効果が出やすいウォーキングの方法を詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
1 ウォーキングで得られる効果
ウォーキングの効果としては、有酸素運動としてエネルギーを消費することによる体脂肪・内臓脂肪の減少のほか、下半身を中心とした筋力の維持、心肺機能の向上などが挙げられます。
精神面においては、ウォーキングをすることでセロトニンなどの神経伝達物質の働きを活性化すると考えられており、気分の安定やストレス軽減といった効果も期待されます。
さらに、ウォーキングは血糖値や血圧の改善にもつながることから、生活習慣病の予防にも有効とされています。
ウォーキングを継続することで、身体面・精神面ともに多くの効果をもたらしてくれるでしょう。
以下では、ウォーキングによる具体的な効果を紹介します。
有酸素運動によるダイエット効果
ウォーキングで得られる効果として代表的なものが、ダイエット効果です。
ウォーキングは、効率的に全身を動かす有酸素運動に分類されます。
歩くことでエネルギー消費を増やし、食事とのバランス次第で体脂肪を減らすことができます。
ウォーキングによるダイエット効果は、特に内臓脂肪への効果が大きいとされています。
内臓脂肪は、皮下脂肪と比較してエネルギーとして消費されやすいため、有酸素運動との相性が良いと言われています。
内臓脂肪が蓄積すると、体形など見た目にも現れるだけでなく、生活習慣病のリスクが高まり
ます。
ウォーキングをすることは内臓脂肪の燃焼につながり、ダイエット効果を期待できるでしょう。
筋力を維持する効果
ウォーキングは、筋力を維持する効果もあります。
特に、大腿四頭筋・ハムストリング・臀筋群・ふくらはぎなどの下半身の筋肉を効果的に維持することができます。
ウォーキングでは筋トレをしたときのような大きな筋肥大は起こりにくいものの、加齢とともに進行する筋肉の衰えを防ぐうえでは効果的です。
特に中高年層にとって、筋力を維持することは日常生活において転倒を予防したり自立した生活を送り続けるために必要不可欠です。
ウォーキングはその役割を担う重要な運動方法のひとつであると言えるでしょう。
心肺機能の向上効果
ウォーキングを続けると、心肺機能の向上も期待できます。
例えばウォーキング時に早歩きをすると、心拍数が上がって心臓が血液を全身に効率良く送り出すようになります。
より多くの血液が送り出されるようになるとポンプ機能が鍛えられ、心肺機能が向上します。
心肺機能の向上は、マラソンでタイムを縮めるなどのスポーツにおけるパフォーマンスの向上にも効果的なだけでなく、階段の上り下りや急ぎ足で歩いた際にも息が上がりづらくなるなど、日常生活で疲れにくい身体づくりにもつながります。
ストレスを軽減する効果
ウォーキングは、ストレスの軽減にも効果的です。
歩くことで「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンという脳内ホルモンの分泌が促進されます。
セロトニンには、気分を安定させたり不安な気持ちを緩和させたりする効果があるため、歩くことでストレスの軽減が期待できます。
屋外でのウォーキングは、景色を見ながら外の空気を吸うことができるため、気持ちが前向きになりよりリフレッシュできるでしょう。
生活習慣病の予防効果
ウォーキングは、生活習慣病の予防にも効果的
です。
歩くことで全身の血液が効率良く循環するようになると、血圧が低下したり、血中の糖質や脂質量が減ったりすることで高血圧・脂質異常症・糖尿病の数値の安定が期待できます。
血糖値などの数値が安定すると、血中の中性脂肪が減少して動脈硬化のリスクが軽減されるほか、血圧が下がることで心筋梗塞のリスクが軽減されるなどの効果が期待できると言われてい
ます。
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ウォーキングの効果が
出るまでの目安
ウォーキングの効果が出るまでにかかる期間は年齢・性別・体格・ウォーキングの頻度や強度によって変わるため、一概に「〇週間で効果が出る」とは言い切れません。
ただし、およその目安を把握しておくことでモチベーションを維持しながら継続しやすくなるでしょう。
以下ではウォーキングの効果を感じる目安を紹介しますので、ご自身の生活スタイルと合わせて取り組む頻度や時間を決めてみまし
ょう。
ウォーキングを継続して2〜3週間ほどで、「歩いても以前より疲れにくくなった」「息が上がりにくくなった」という変化を実感できることがあり
ます。
これは、神経系の活性化や心肺機能の改善が始まった証拠です。
見た目や体重に変化を感じるには、1~3か月継続的にウォーキングに取り組むといいでしょう。
厚生労働省の資料では、20分未満の短い時間の積み重ねでも健康増進効果は得られるとされている(1)ため、毎日少しでも歩くように意識することが大切です。
ウォーキングの頻度については、週に1回でも健康増進効果があることが報告されているため、頻度が少ないから効果が出ないということではありません。
ウォーキングのために毎日まとまった時間を確保することが難しい人でも、通勤や買い物のついでに少し歩く距離を増やすなど、日常のなかに歩く時間を積み重ねていくだけでも健康面への効果が期待できるでしょう。
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ウォーキングの効果を
高める方法
ウォーキングの効果を高めるためには、1日の歩数や歩き方、歩く時間帯を意識するといいでし
ょう。
以下では、ウォーキングの効果をより高めるための具体的な方法をひとつずつ紹介します。
1日8,000歩以上を目安に取り組む
ウォーキングの効果を高めるためには、1日8,000歩を目安に取り組むことが推奨されています。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(2)」では、健康的な身体づくりのためには強度が3メッツ以上の身体活動を週23メッツ/時以上行うことが推奨されています。
ウォーキングで考えると、息が弾み汗をかく程度の強度で1日60分以上(1日約8,000歩以上に相当)を目指して歩くといいでしょう。
1日で8,000歩歩くことは一見すると難しく感じるかもしれませんが、通勤や買い物などの日常生活での歩行を合わせると、達成することは十分現実的な歩数です。
最近では歩数を表示する機能が搭載されているスマ-トフォンも多いため、それらも活用しながら自分の普段の歩数を把握し、少しずつ8,000歩に近づけていくところから始めてみましょう。
正しいフォームで歩く
たくさん歩いたとしても、フォームが不適切だとウォーキングの効果が十分に得られなかったり、かえって関節を傷めたりすることがあります。
ウォーキングの効果をしっかりと得ることができるよう、正しいフォームで歩くことを意識しまし
ょう。
正しいフォームのポイントは、背筋を伸ばして視線を真っすぐ遠くに向けることです。
お腹に軽く力を入れて体幹を安定させる意識で歩くと、消費カロリーも増えやすくなります。
足の動きは、かかとから着地してつま先で地面を蹴り出すように歩くことがポイントです。
普段より少し大きめの歩幅で歩くことを意識すると、臀筋群やハムストリングへの刺激が増して下半身の筋肉もしっかりと刺激できるでしょう。
目的達成に適した時間帯に行う
ウォーキングは、身体の状態に合わせて目的達成に適した時間帯に行うことで、その効果を高めることができます。
ダイエットや体脂肪の減少を目的とする人は、朝のウォーキングがおすすめです。
朝の空腹時は、体内の糖質が少なく脂肪をエネルギーとして消費しやすい状態になるため、朝に歩くことで脂肪燃焼効果を期待できるでしょう。
糖尿病の予防や血糖値の改善を目指している人は、食後にウォーキングをするといいでしょう。
食後15〜30分以内に軽いウォーキングを行うことで、食事で摂取した糖質が筋肉にエネルギーとして取り込まれやすくなり、食後に血糖値が急激に上昇・下降する「血糖値スパイク」の予防に効果的です。
夜は、1日の疲れやストレスを解消するリラクゼーション効果が期待できるため、気分をリフレッシュさせたいときは夜のウォーキングがおすすめ
です。
ただし、就寝直前に歩くと交感神経を刺激して目が冴えてしまい、睡眠の質を下げるリスクが高まるため、就寝2時間前までにはウォーキングを終えるようにしましょう。
4 ウォーキング時の注意点
ウォーキングは誰でもできる手軽な運動ですが、水分補給や自分にあった靴、熱中症対策など、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
この章では、ウォーキングを安全に継続するために知っておきたい注意点をひとつずつ紹介し
ます。
水分補給を忘れない
ウォーキングをするときは、水分補給を忘れないようにしましょう。
脱水状態で運動を続けると身体のパフォーマンスが低下するだけでなく、熱中症にかかったり足がつったりするリスクも高まります。
こまめな水分補給を意識し、ウォーキング前・中・後には必ず水分を摂るようにしましょう。
喉が渇いたと感じる前に、少量ずつ定期的に水分を摂る習慣を身に付けることが大切です。
長時間・長距離歩く場合はミネラルも失われるため、スポーツドリンクも有効です。
無理をせず自分のペースで取り組む
ウォーキングは、自分のペースで無理せず取り組むことが重要です。
効果を早く出したいという気持ちが先走ってしまい急に長距離・長時間歩くと、けがのリスクが高まりかえって逆効果になってしまう場合もあり
ます。
最初は、短時間・短距離から始め、身体が慣れてきたら少しずつ歩数や時間を増やし、運動強度を高めていくことが長続きのコツです。
歩いた日の翌日は身体の状態をチェックし、疲労感が強く残る場合やひざや腰に痛みや違和感が出る場合は、運動強度を下げるなどの調整をこまめに行うことが大切です。
ウォーキングに適したシューズを履く
ウォーキングの際は、ウォーキングに適したシューズを履くことが大切です。
クッション性や安定性が不十分な靴(サンダルや底の薄い靴)で歩くと、ひざ等の関節に負担がかかりやすくなり、けがをするリスクが高まります。
近所への買い物程度であればスニーカーやサンダルでも大きな問題はありませんが、長時間ウォーキングをする際はクッション性や歩きやすさに優れたスポーツシューズを履きましょう。
適切なサイズを着用するためにも、必ず試し履きをしてから購入することをおすすめします。
熱中症に注意する
ウォーキングをする際、熱中症には十分に注意しましょう。
特に夏場は日中のウォーキングを極力避け、朝や夕方以降の気温が下がる時間帯で実施しまし
ょう。
日中にウォーキングをする場合は、こまめに水分を摂るだけでなく、帽子や保冷グッズ、日焼け止めの使用を徹底することをおすすめします。
季節に限らず、常にご自身の体調をチェックしながら無理のないウォーキングを心がけましょう。
5 ウォーキング時の暑さ対策には冷感アイテムがおすすめ
ウォーキング時の暑さ対策には、冷感アイテムの活用もおすすめです。
暑い時期にウォーキングをするときは、ネッククーラーや冷感タオルを首元に巻いてウォーキングをするといいでしょう。
SIXPADの「冷感タオル」は、水で濡らして絞って振るだけで熱をすばやく逃し、ひんやりとした心地よさが継続します。
タオルに含まれた水分が蒸発するときに周囲の熱を奪う気化熱という現象を利用することで、体感マイナス10℃の冷却効果を発揮します。
首にかけて首周りを冷やしながらウォーキングができるため、暑さ対策におすすめです。
6 まとめ
ウォーキングは、ダイエット・筋力維持・心肺機能の向上・ストレス軽減・生活習慣病の予防など、さまざまな健康効果が期待できる優れた運動のひとつです。
1日8,000歩を目安に、正しいフォームで目的に合った時間帯に取り組むことで、より高い効果が期待できます。
継続することが、健康づくりへの近道です。
歩く距離を少しずつ増やしながら、継続的に取り組みましょう。