開発ストーリー
STORY
アスリートランナーを指導する園原氏が語る
速く長く走るための「体幹」の重要性
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SIXPADランニングメソッド共同開発者
日本ランニング協会マスターインストラクター園原 健弘さん
体幹は、お腹周りの筋肉、背中周りの筋肉、お尻周りの筋肉によって身体を支えています。体幹が強いことで、左右にブレない安定感のある走りが出来るようになるため、ランナーにとっても体幹トレーニングは非常に重要視されています。
特に長距離選手にとって体幹を鍛えることは「正しいランニングフォームを長く維持する」という目的があります。フォームが途中で乱れてしまうと、疲れやすくなり、怪我のリスクも高まります。これらを防ぐために、ランナーは体幹を鍛えて正しいフォームを長時間維持できるようにする必要があるのです。
さらに、近年主流の厚底シューズの登場により
地面反力を得るための「体幹強化」は必須条件に
厚底シューズの特長である地面反力を得るためには、体幹・筋肉が必要です。例として、普通のボールとスーパーボールを床に落とした時で比較すると、スーパーボールの場合は「弾性」が強く、床にぶつかった時の運動エネルギーのほとんどが跳ね返る力になるため普通のボールよりもよく弾みます。
この現象と同じく、厚底シューズの弾性を活かすためには、バネのように弾性のある身体になることが求められます。
鍵となるのは、シンプル且つ効率的な
フィジカルトレーニングを継続すること
さらには、体幹・筋肉がないとアライメントが崩れ地面反力を得られないだけでなく、身体の内部破壊が進むこともあります。それにより、薄底シューズの時とは異なり、腰や膝に負担がかかることが多くなっています。
これらのことからも、現代のランナーにとって必要なのは体幹であり、筋肉。ところが、フィジカルトレーニングと一口にいってもその方法は様々で、効果をあげるのは簡単ではありません。そして何よりフィジカルトレーニングで重要なことは「継続する」ことです。そのために、フィジカルトレーニングはシンプル且つ効率的であることが望ましいです。
SIXPADランニングメソッド共同開発者 日本ランニング協会マスターインストラクター
園原 健弘さん
30,000m競歩及び2時間競歩の日本記録保持者であり、競歩における元オリンピック選手。現在は日本ランニング協会のマスターインストラクターを担い、競歩やランニングの指導者として活躍。現役時代の経験や健康運動指導士の資格に基づく専門知識から、実践しやすく効果の上がる指導が定評。明治大学体育会陸上競技部の総監督も務める。