ヘアブラシをお手入れしたほうがいいのは
なぜ?

ヘアブラシには髪の毛やほこりがからまりやすく、汚れも付着しがちです。ほこりや汚れが付いたヘアブラシをそのまま使っていると、頭皮トラブルの原因となることもあるので注意しましょう。ここでは、ヘアブラシをお手入れしたほうがいい理由を詳しく解説します。
ほこりや汚れが髪に付いてしまう
日々使うヘアブラシには、頭皮の皮脂汚れや古い角質が付着していきます。また、室内のほこりがピンにからまったり、ヘアオイルやワックスといった整髪料が付着したりして汚れがちです。汚れが付いたままのヘアブラシで髪を梳かすと、皮脂や古い角質・ほこりが髪に付着しやすくなります。
臭いやかゆみのもとになる
汚れたヘアブラシで髪を梳かすと、頭皮の臭いやかゆみにつながります。古い角質や汗は、放置すると雑菌のエサになります。頭皮トラブルの原因を作らないためにもヘアブラシは清潔に保つことが大切です。
髪を傷めてしまう
ヘアブラシの汚れで摩擦が生じ、髪が傷むことも少なくありません。なめらかで指通りのいい髪にするためにブラッシングしているはずが、かえって逆効果になってしまうのです。
素材別・基本のヘアブラシの洗い方
【プラスチック・天然毛・木】

ヘアブラシにはプラスチック、獣毛などの天然毛、木などさまざまな素材が使われています。ここでは、ヘアブラシの基本の洗い方を素材別に解説します。まずはお持ちのヘアブラシの材質をチェックしてから、きれいにお手入れしてみてください。
プラスチック
ヘアブラシのなかでも、プラスチック製のものは水洗いできるので洗い方が簡単です。ただしプラスチックは熱に弱いため、熱湯で洗わないように注意しましょう。
1.髪の毛や汚れを取る
つまようじや綿棒を使い、まずはヘアブラシに付着した髪の毛や汚れを除去します。
2.ぬるま湯で洗う
ヘアブラシを35度程度のぬるま湯で洗い、汚れを落とします。汚れが取れない場合は、水で薄めた中性洗剤を布に含ませ、固く絞ってから拭き取ってください。その後、中性洗剤が残らないように水洗いします。
3.水気を取ってから乾かす
ヘアブラシを振って水気を落としてから、表面に付着した水滴を拭き取ります。ヘアブラシが傷付かないよう、柔らかい布を使うのがおすすめです。研磨剤入りの布や、アルコール入りのウェットティッシュは使用を避けてください。
天然毛(猪毛、豚毛など)
猪毛や豚毛など、天然の獣毛はデリケートです。水洗いすると毛が抜けたり、臭いが発生したりすることもあるので、できるだけ水でぬらさずにお手入れしましょう。
1.髪の毛や汚れを取る
つまようじや綿棒を使い、まずはヘアブラシに付着した髪の毛や汚れを除去します。
2.ウェットティッシュで汚れを取る
取り切れない汚れが付いている場合は、ウェットティッシュで拭き取ります。
3.乾かす
ヘアブラシを風通しのいい場所に置き、しっかり乾かします。
木
持ち手が木製のヘアブラシも、水洗いは避けたほうがベターです。木は乾きにくいため、水洗い後の乾燥が不十分だとカビや雑菌が繁殖する恐れもあります。ただし、なかには水洗いできる木製ブラシもあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
1.髪の毛や汚れを取る
つまようじや綿棒を使い、まずはヘアブラシに付着した髪の毛や汚れを除去します。
2.ぬるま湯で洗う(水洗い可能な場合)
同じくつまようじや綿棒などを使い、隙間の汚れも取っていきます。落ちにくい汚れは、綿棒の先をぬらして除去しましょう。水洗い可能なブラシの場合は、ぬるま湯を入れた洗面器の中でヘアブラシをよく振って汚れを落とします。
3.乾かす
ヘアブラシを風通しのいい場所に置き、しっかり乾かします。
ヘアブラシの洗い方の裏ワザ!
重曹で頑固な汚れも落とせる

基本の洗い方でも汚れが落ちない場合、重曹で浸け置きする方法を試してみましょう。ただし重曹を使った洗い方ができるのは、プラスチック製のヘアブラシのみです。天然毛や木を使ったヘアブラシは浸け置きに向かないため、重曹は使用しないでください。
皮脂汚れを落とすには重曹がおすすめ
アルカリ性の重曹は、油分を除去するのに役立ちます。重曹を溶かしたぬるま湯にヘアブラシを浸け置きすることで、頑固な皮脂汚れも落ちやすくなるでしょう。
重曹を使ったヘアブラシの洗い方
1.容器にぬるま湯と重曹を入れる
容器に500mlのぬるま湯を入れ、大さじ山盛り1杯の重曹を溶かします。容器はフタ付きのものが望ましいですが、ない場合は洗面器などでも問題ありません。
2.ヘアブラシを浸け置きする
ぬるま湯にヘアブラシを浸けたら、フタを閉めてから容器ごと振って汚れを落とし、1時間程度放置します。容器にフタがない場合は、浸け置きのみで問題ありません。
3.すすいで乾かす
きれいな水でヘアブラシをすすぎ、タオルでよく水気を切ってから、風通しのいい場所で乾かします。
ヘアブラシのお手入れを簡単にするには?

ヘアブラシは毎日お手入れするのが理想的ではあるものの、なかなか難しいのが現実です。ここでは、普段のお手入れを簡単にする方法を紹介します。
からまった髪の毛をこまめに取る
ヘアブラシのピンに髪の毛が大量にからまると、除去するのが難しくなります。気になったタイミングで、こまめに髪の毛を取りのぞいておきましょう。指だけでなく、つまようじや綿棒を使うときれいに取れます。
ストッキングやネットをかぶせる
ストッキングやネットをほどよい大きさに切り、手で伸ばしながらヘアブラシにかぶせ、ピンの根元まで貫通させて覆いましょう。髪の毛や汚れの付着が気になったタイミングでストッキングやネットを外せば、簡単に除去できます。
ヘアブラシの使い方に関するQ&A

洗髪時にブラッシングしてもよい?
髪がぬれているときにブラッシングすると髪が傷みやすくなるため、洗髪時に髪を梳かすのは避けましょう。ただし摩擦を起こしにくいシャンプー専用ブラシであれば、問題ありません。
ヘアブラシの買い替えのサインは?
ヘアブラシのピンにひびが入っている、折れ曲がっているなどの状態は買い替えのサインです。なお、猪毛や豚毛などの獣毛を使ったヘアブラシは、折れた毛先のみハサミでカットすれば引き続き使用できます。
ヘアブラシのお手入れの頻度は?
ヘアブラシにからまった髪の毛、ほこりや汚れを取りのぞく頻度は週1回程度、洗うのは2~4週間に1回程度がおすすめです。皮脂の分泌が多く髪がベタつきやすい人や、ヘアオイルやワックスなどをよく使う人はヘアブラシが汚れやすいので、こまめにお手入れをしたほうが良いでしょう。硬い髪質の人や、ウェーブの強いくせ毛の人、パーマをあてている人も、ブラシに髪がからまりやすい傾向にあるため、定期的にお手入れしましょう。
まとめ

ヘアブラシの素材別の洗い方や、ほこりや汚れの取り方を解説しました。
プラスチック製のヘアブラシはぬるま湯で洗い、頑固な汚れには重曹を使った浸け置きが向いています。しかし、天然毛や木を使ったヘアブラシは水洗いしないほうがいいでしょう。これらのブラシをお手入れする際は、綿棒などで髪の毛や汚れを取るのがおすすめです。
ヘアブラシを定期的にお手入れして、いつでも清潔な状態を保ち、美しい髪をめざしてください。
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