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  • 前髪がうねる原因は?ドライヤーを使用した直し方や外出時の対処法まで解説

前髪がうねる原因

前髪がうねる原因

「前髪がうねる」現象は、多くの女性が抱える髪のお悩みです。特に湿気の多い季節は、きれいにセットした前髪もうねることがあります。せっかくのヘアスタイルが台無しになると、1日の気分も下がる方もいるでしょう。前髪のうねりにはさまざまな原因があり、「生え癖」「乾燥」「ホルモンバランス」「皮脂」「寝癖」などが関係しています。自分の前髪がなぜうねるのか原因を知ることで適切な対策が取れます。まずは前髪がうねる原因を確認しましょう。

生え癖がある

前髪がうねる原因の一つとして、生まれつき決まった生え方や流れる方向が決まっている生え癖が関係しています。特に前髪は後ろ髪に比べて短く、軽いため毛流れの影響を強く受けやすいのが特徴です。頭頂部から前方へ向かって生えている前髪は、左右に流れたり、強く立ち上がったり、時間がたつとその生え癖に従ってうねってしまいます。
生え癖は生まれつきのため完全に直すことは難しいですが、適切なスタイリング方法を身につければコントロールは可能です。また、「毛髪交差」と呼ばれる現象も生え癖が強くなる原因の一つです。毛髪交差とは、まっすぐ生えるはずであった毛が、根元で絡まり左右変な方向に髪が流れてしまうことです。これにより、つむじ割れが発生しやすくなり、生え癖ができて髪の毛がうねる原因になります。

髪の毛の乾燥

ヘアアイロンやドライヤーの不適切な使用によって前髪が乾燥状態になると、うねりが起こりやすくなります。ヘアアイロンの不適切な使用の例は以下の通りです。

機材 不適切な使用方法 適切な使用方法
ドライヤー 髪の毛とドライヤーの距離が近すぎる ドライヤーの吹き出し口から
10㎝離すのが理想
一定の箇所に長い時間ドライヤーを当てる ドライヤーを持っていない手で、髪の毛を動かしながらいろんな箇所に風が行き渡るように使用する
温度が高い 一般的な温度は100〜120℃と言われている
ヘアアイロン 髪に負担がかかる高温で使用する 細い髪、弱い癖 120〜140℃
硬い髪、強い癖 140〜160℃
長時間同じ部位に当てる ストレートアイロン:2秒以下
カールアイロン:3〜5秒以下
一度に多くの髪の毛を挟む 挟む毛束は5~6cm幅を目安にする
一度の使用時間が長い 1回の使用時間は15〜20分程度が目安

このような外的刺激を受け続けると、髪の表面を守るキューティクルが徐々に損傷し、髪の内部に含まれる栄養成分や油分が外に出て、髪の水分保持能力が低下します。その結果、髪が空気中の湿気を過剰に吸収して膨らみ、髪がうねりやすくなるのです。
前髪が短い場合は、特に乾燥による影響を受けやすい傾向にあります。髪や頭皮に保湿ケアを行い、内部の水分バランスを整えることが、乾燥による前髪のうねりを防ぐポイントになります。
頭皮の乾燥を防ぎ、ケアを行える方法は以下の通りです。

方法 具体策
頭皮が保湿・ケアできる商品を使用する 泡シャンプーや頭皮保湿ローションを使用する
紫外線を浴びすぎない 日差しが強い日は帽子や日傘を使用する
シャンプーの使い方を見直す 1. シャンプーを使用する前に頭皮と髪の毛をしっかりぬらす
2. シャンプーをしっかり泡立てて、指の腹で優しく洗う
3. 洗い終わったら、ぬるま湯のシャワーですすぎ残しのないように流す

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れると、肌や髪の状態に大きく影響し、髪の毛がうねることがあります。例えば、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンは、加齢や生理周期に合わせて分泌量が変動します。
エストロゲン:女性らしい体づくり、肌のうるおいやツヤを保つ、子宮内膜を増殖させて妊娠に備えるホルモン
プロゲステロン:妊娠しやすい体づくり、体温上昇や食欲を増やす働きがあるホルモン
特に生理前になると、プロゲステロンの影響で体が水分をため込みやすくなり、同時に頭皮の皮脂分泌も増加する傾向があります。この変化が髪の毛の水分バランスを崩し、前髪がうねりやすい状態をつくり出します。
また、思春期や妊娠中、産後、そして更年期などの大きなホルモン変動期には、直毛だった髪が突然うねり始めることがあります。このようにホルモンバランスの変化により、髪の水分量や皮脂分泌が影響を受け、前髪がうねりやすくなるのです。

皮脂のつまり

頭皮毛穴に汚れが残っている状態だと、髪の毛がまっすぐ伸びずにうねる可能性があります。頭皮には皮脂腺があり、髪や頭皮を保護するために適度な量の皮脂を分泌しています。しかし、この皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まりやすくなり、髪の毛の生え方に影響を与えるのです。
特に顔周りは皮脂の分泌が多く、髪の毛同士がくっついたり、不規則な方向に生えたりすることで前髪がうねりやすくなります。皮脂の分泌は個人差があり、遺伝的な要素のほか、ストレスや食生活、ホルモンバランスなどにも影響されます。特に脂っぽい食事の取りすぎやストレスの多い生活を送っていると、皮脂の分泌が増加しやすくなります。
前髪のうねりに悩んでいる方は、頭皮の皮脂をコントロールすることも大切です。皮脂をコントロールするためには、頭皮の洗浄に特化したスカルプシャンプーを使用するのもよいでしょう。皮脂の過剰分泌を抑えるアミノ酸系のシャンプーや、植物由来の洗浄成分や保湿成分を配合しているものがおすすめです。

寝癖

前髪がうねる原因の一つに寝癖も影響しています。寝癖がつく原因として主に以下が挙げられます。

  • ・髪の毛が乾ききっていない状態での就寝
  • ・寝返りによる枕や布団とのこすれ
  • ・睡眠中の発汗

寝返りを打つたびに枕や布団との間で生じる摩擦によって、さまざまな方向に押し付けられ、寝癖がつくことがあります。
また、睡眠中に汗をかくことも大きな要因です。特に前頭部は発汗しやすく、寝汗で前髪が湿りやすい傾向にあります。湿った状態のまま長時間同じ姿勢でいることで、根元にうねりや癖がついてしまうのです。蒸し暑い夏場や、暖房で乾燥する冬場は寝癖がつかないように、ナイトキャップを被るなどの対策が必要です。

前髪のうねりを直す方法

前髪のうねりを直す方法

ここからは、外出前に前髪のうねりを直す方法について順を追って解説していきます。

前髪を根元から毛先までぬらす

うねった前髪を直すには、根元から毛先までしっかりと水分でぬらすことが重要です。乾いた状態のまま無理にスタイリングしても、根元のうねりを整えることはできません。前髪をぬらす手順は以下の通りです。

手順 ポイント
1. 前髪の根元を、きりふきなどを使ってぬらす 根元を重点的にぬらす。前髪を少し持ち上げながら、スプレー後にすぐ根元をこする
2. サイドの髪の毛の根元もぬらす 根元を重点的にぬらす
3. くしで前髪を整える 根元から左右ジグザグに揺らしながら髪を溶かす(頭皮をかくイメージ)

髪の毛をぬらす際は、スプレーやきりふきを使用すると便利です。前髪の表面だけではなく、根元から毛先まで十分に水が行き渡るようにしましょう。特に髪の根元部分をしっかりぬらしていないと、乾かした後にまた同じようにうねりが出てきます。また、前髪のサイドの部分も癖が出やすかったり、後ろに髪の毛がいきやすかったりするため、サイドの髪の毛もぬらすとよいでしょう。

うねりを伸ばすように温風を当てる

根元から毛先までぬらした前髪を、ドライヤーの温風を使って伸ばしていきます。髪の毛は水分が抜ける際に形がつきやすくなるため、ドライヤーで水分をとばしながらまっすぐ整えて乾かすことができれば、前髪のうねりは直しやすくなります。
しかし、ドライヤーで風を当てるだけではうねりは解消されないため、「引っ張りながら乾かす」ことが重要なポイントです。手順は以下の通りです。

手順 ポイント
1. 全体的にうねっている前髪と反対側の方向へ伸ばしながら乾かす ここで5割程度乾かす
2. うねりが強い前髪を少量指でつまむ、もしくは指の間に髪を挟み、癖と反対方向へ伸ばしながら乾かす ドライヤーは微風のまま丁寧に当て、下から風を当てない
(上から下へ当てる)

前髪を温風で乾かす際は、一気に乾かさずに微風で整えるのがポイントです。乾かす際には、必ずうねりと反対側の方へひっぱりながら整えることを意識しましょう。

冷風を当てて整える

温風で前髪を乾かした後は、冷風で前髪を整えていきます。温風から冷風に切り替えて整えると、髪の表面を守るキューティクルがより引き締まり、キープ力を持続してくれます。ヘアアイロンを使わずにスタイリングする方は特に、冷風で前髪を整えるとよいでしょう。
冷風を当てる際は、コームやロールブラシを用いて、毛先の方へ軽く引っ張りながら流したい方向へ当てると、きれいにふんわりとした前髪をつくれます。

スタイリング剤で形をキープする

専用のスタイリング剤を使うことで、汗や湿気、風による前髪のうねりを防げます。特に前髪専用のスタイリング剤を活用することで、より整えた形状を長時間キープしやすいでしょう。
スタイリング剤の種類はさまざまありますが、髪質やうねりの程度に合わせて選ぶことが大切です。軽度のうねりであれば、軽いつけ心地のヘアミルクやヘアクリームがおすすめです。より強いキープ力が必要な場合は、ヘアワックスやヘアスプレーが効果的です。スタイリング剤の種類と選び方は以下の通りです。

種類 効果 髪質・悩み別のおすすめ
オイルタイプ ・保湿力
・パサついた髪をしっとりさせる
・髪がまとまりやすい
・髪の広がりを抑えたい方
・細い髪/柔らかい髪質の方
バームタイプ ・仕上がりのキープ力あり
・髪がまとまりやすい
・束感/ツヤを出しやすい
・髪質が硬い方
・ショートヘアの方
クリーム・ミルクタイプ ・保湿力
・ダメージケアができる
・ボリュームを抑える
・髪がパサついてボリュームがある方
・ストレートヘアの方
スプレータイプ ・ヘアセットキープ力あり
・束感を出して立体的に見せることができる
・ツヤや質感あり(グロスタイプ)
・他のスタイリング剤と合わせて、仕上げとして使用したい方
ミストタイプ ・髪の広がりを抑える
・固定されにくく、スタイリングを直しやすい
・かっちり固めず軽い使用感を好む方
ムースタイプ ・セット力が持続する
・ツヤ感を出せる
・さまざまなヘアスタイルに使える
・自然な仕上がりにできる
・髪の毛が細い方
・ボリュームを出したい方
トリートメントタイプ ・髪のダメージを抑えて湿気から守る ・髪の毛にダメージがある方
・入浴直後からスタイリングしたい方

湿気が原因で髪がうねりやすい方は、調湿成分(適度な水分量を保つよう調整する成分)が配合された商品を選ぶとよいでしょう。

前髪のうねりを防ぐケアの仕方

前髪のうねりを防ぐケアの仕方

前髪のうねりを防ぐためには日頃のケアが重要です。ここでは、日常生活でできるケアについて紹介しています。今日からできるものが多いので、ぜひ参考にしてみてください。

入浴後は根元からきちんと乾かす

前髪のうねりを防ぐためには、入浴後にしっかりドライヤーで髪を乾かすことが大切です。前髪が半乾き状態のまま就寝すると、翌朝のうねりの大きな原因となります。髪の毛の表面には、外部刺激から守るキューティクルがあり、ぬれると開き、乾くと閉じる性質を持っています。ドライヤーをせずにぬれた髪のままで寝ると、枕やシーツとの摩擦によってキューティクルが傷つき、剥がれてしまいます。
入浴後は、まず軽くタオルドライして余分な水分を取り除いたら、すぐにドライヤーで乾かし始めましょう。乾かす際は、髪と約10センチ離した状態で根元からしっかり乾かすことが大切です。根元が湿ったままだと、寝返りなどの影響により起床時にうねりが発生しやすくなります。
より効果的に乾かすなら、前髪を上に持ち上げながら根元に風を当て、うねりと反対側の方向へひっぱりながら整えましょう。根元が立ち上がりやすい方は、上に持ち上げず、左右に乾かすと収まりが良くなります。髪の毛が8割程度乾いたらそのまま冷風に切り替えて、開いているキューティクルを閉じて引き締めたら完了です。入浴後、前髪をしっかり乾かすことで、起床後のうねりがかなり軽減されるため、必ずドライヤーで乾かしましょう。

髪の毛や頭皮を保湿する

前髪のうねりを防ぐには、髪と頭皮の保湿もしっかり行いましょう。特に乾燥した髪は湿気を過剰に吸収しやすく、うねりの原因となります。
まずは、日常的に使用しているシャンプーを見直すのも1つの方法です。洗浄力が強すぎるシャンプーは必要な油分まで奪ってしまうため、優しい洗浄成分を含むものや、保湿成分が豊富に配合されたシャンプーを選ぶことをおすすめします。詳しい成分は以下の通りです。

洗浄力の優しい成分 ・アミノ酸系
・ベタイン系
・タンパク系
保湿成分の高い成分 ・セラミド
・ヒアルロン酸
・グリセリン
・アルガンオイル
・ツバキ油

また、コンディショナーやトリートメントの使用も効果的です。特にダメージを受けた髪には、集中的に保湿成分を補給できるヘアパックやヘアマスクを週に1〜2回取り入れるとよいでしょう。
さらに、ドライヤー後やスタイリング前にヘアオイルやミルクタイプの洗い流さないトリートメントを使用することで、髪にうるおいを与え、外部の湿気から髪を守る効果が期待できます。頭皮の乾燥が気になる方は、頭皮用の美容液や、保湿成分を含んだ頭皮専用ローションなどを使うことで、健やかな髪が育ち、うねりにくい前髪を維持できるでしょう。

ヘアアイロンは低温で使用する

高温でヘアアイロンを使用すると、一時的にはうねりを抑えられても、長期的には髪にダメージを与え、さらなる乾燥とうねりを引き起こす原因となります。理想的なヘアアイロンの使用温度は、髪質によって異なりますが、一般的に120℃〜160℃程度が適切とされています。
特に細い髪質や、すでにダメージを受けている髪には、できるだけ低温での使用を心がけましょう。最近の高機能ヘアアイロンには自動温度調節機能が付いているものも多いので、自分の髪質に合わせた温度設定を見つけることができます。
また、ヘアアイロンを使用する前には必ず熱保護スプレーなどを使用し、熱から髪を守る対策を行いましょう。同じ部分に何度もヘアアイロンをかけることも避け、素早く一度で仕上げることがポイントです。毎日のヘアアイロン使用は髪への負担が大きいため、可能な限り使用頻度を減らすことも大切です。

ピンや帽子で強く圧迫しない

前髪をスタイリングする際や邪魔になった際に、ヘアピンや帽子を使う方はいるでしょう。これらのアイテムが前髪のうねりの原因になることもあります。特に長時間同じ位置でピンを使用したり、きつい帽子をかぶったりすると、前髪に意図しない癖がつきます。
ヘアピンを使用する場合は、一か所に集中して留めるのではなく、前髪全体にバランスよく留めましょう。また、かっちりときつく留めすぎず、適度な緩さで留めることで、癖がつくのを防ぎます。長時間のピン留めが必要な場合は、時々位置を変えて前髪に同じ跡がつかないよう工夫しましょう。
帽子やヘアバンドを使用する際も同様に、前髪を強く押さえつけないものを選びましょう。前髪の根元に余裕を持たせた被り方を心掛けることが大切です。

外出先で前髪のうねりを直す方法

外出先で前髪のうねりを直す方法

外出時に汗や湿気で前髪がうねったときの対処法を解説していきます。

皮脂吸収シートやフェイスパウダーを使う

外出先で皮脂や汗によって前髪がうねりだした際は、皮脂吸収シートやフェイスパウダーを使ってベタつきを抑えましょう。特に額と接している前髪の根元部分は、皮脂の分泌が多いことや、汗の影響を受けやすいため、時間がたつにつれてベタついてきます。この湿った状態が前髪のうねりを引き起こす原因になります。
そこで皮脂吸収シートで髪に付着した余分な皮脂や汗を吸収することで、簡単に顔周りのベタつきが抑えられます。
また、フェイスパウダーを前髪の根元部分に軽くなじませれば、皮脂や汗による湿気を防ぎ、サラサラとした状態をキープできます。使用する際は、前髪の根元に少量のパウダーを付けて、指先をジグザグに動かしながら優しく塗り込みましょう。地肌全体にパウダーが均等に広がり、同時につぶれてしまった前髪のうねりも自然と解消されます。合わせて額にもパウダーを使用すると肌のベタつきを抑えられるため、額に髪が付きにくくなります。
皮脂吸収シートやフェイスパウダーは、コンパクトサイズのものが多いため、普段使いのバッグに入れていると、前髪のうねりにも素早く対応できて便利です。

ドライシャンプーを使用する

ドライシャンプーは、水を使わずに髪の余分な皮脂や汗を吸収してくれるため、前髪のうねりにも対応できるアイテムです。使用後は、髪の毛がサラサラになり、前髪のまとまりが良くなります。ドライシャンプーの種類は5つあります。

種類 特徴
スプレータイプ 気になる箇所に噴霧する。ボディミストとしても使えるアイテムもある
シートタイプ 頭皮や髪の毛を直接拭き取る
ジェルタイプ ジェルを頭皮に直接塗り込む
ムースタイプ 泡を頭皮に直接塗り込む。洗浄力が高い傾向
パウダータイプ 粉を頭皮につけて塗り込む

ドライシャンプーは、以下の流れで使いましょう。

1. 使う前に前髪全体をくしで整えて、余分な汚れを落とす
2. ドライシャンプーを頭皮全体になじませて、すり込む
3. タオルやペーパーで拭き取る
4. 手ぐしやコームで整える

ドライシャンプーを使う際は、落としきれない汚れが頭皮に残って、かゆみや赤みなどの症状が出る可能性があります。ドライシャンプーを使った後は、入浴の際に頭皮の汚れを念入りに落としましょう。
最近のドライシャンプーは香りも良く、ボディにも使えるアイテムも増えています。普段使いはもちろん、急な災害などに備えて、一つ持っておくと便利です。

ヘアオイルを使用する

外出先で前髪が広がったり変な方向に曲がったりした際、ヘアオイルの使用も効果的です。ヘアオイルは、髪の表面をコーティングしてくれるため、外部刺激からキューティクルを守ってくれます。また、髪の毛にうるおいを与える効果があるため、特に乾燥が原因で前髪がうねってしまう場合に有効です。
使用の際は、量と塗布する場所が重要です。まず、1〜2滴ほどのヘアオイルを手の平全体になじませます。そのまま前髪につけると、ベタベタしすぎるため、後ろ髪全体につけましょう。そして、最後に指先に残ったオイルを毛先にのみつけます。頭皮にまでつけるとかえって、ベタついてしまい、うねりの原因になるため注意してください。

前髪のうねりが目立たないヘアスタイル

前髪のうねりが目立たないヘアスタイル

前髪のうねりを目立たせないヘアスタイルについて3つ紹介していきます。

パーマをかける

セルフケアでも髪のうねりが改善されない場合は、ストレートパーマや縮毛矯正を検討しましょう。パーマをかけた前髪はスタイリングも楽になり、湿気によるうねりも目立ちにくくなります。
また、うねりが強い場合は縮毛矯正を検討するのも一つの手です。縮毛矯正はストレートパーマよりも効果が強いのが特徴です。しかし、縮毛矯正は髪へのダメージもあるため、髪質に合った施術を選びましょう。

違い ストレートパーマ 縮毛矯正
効果 元の髪質を生かしつつ自然なストレートにする 強いくせ毛も真っ直ぐにできる
薬剤 比較的弱めの薬剤を使用 強めの薬剤を使用
熱処理 基本的に熱処理なし(ブロー程度) ヘアアイロンで高温処理をする
持続期間 3カ月程度 4カ月〜半年程度
ダメージ 縮毛矯正よりは少なめ 比較的強め
向いている髪質 くせが弱い髪・パーマを落としたい場合 くせが強い髪・剛毛・毛量が多い
価格 1万〜1万5千円程度 1万5千円~2万円程度

ヘアピンでアレンジする

ヘアピンを活用すると、自然なうねりを生かしたおしゃれな印象に変えることもできるでしょう。特にうねりが目立つ日は、前髪を斜め流しにすることで、気になるうねりを可愛くカバーできます。
また、思い切ってアップスタイルにすれば、邪魔になりがちな前髪もスッキリとしてストレスなく過ごせます。前髪をつまんで、ねじりながら持ち上げ、目立たない位置でヘアピンを交差させて留めるアレンジなどをしてもよいでしょう。
その日の服装やヘアカラーに合わせたピンを選べば、ヘアアクセサリーとしてのおしゃれ感も楽しめるのでおすすめです。急な雨や湿気の多い日も、ヘアピンひとつで前髪の悩みを解消しながらおしゃれを楽しめるでしょう。

コテでカールをつける

うねりを無理に隠そうとせずに、前髪全体にコテでカールをつけて、統一感のあるヘアスタイルに仕上げるのもおすすめです。前髪のうねりの方向に合わせてカールを全体に入れていき、例えば前髪が右側に流れるうねりがある場合は、サイドも同じ方向に動きをつけると自然な仕上がりになります。
また、ストレート専用のヘアアイロンを使う際は、120〜160度の低温で使用しましょう。髪の毛が乾いた状態では、約130℃からタンパク質が熱の影響を受けて変性し、髪の毛が硬くなります。ただし、コテやヘアアイロンを当てると、髪内部に含まれる水分によって、伝わる温度が若干下がるので、温度設定が160℃であってもタンパク変性を起こさない場合もあります。
そのため、髪質やダメージの程度、クセの強さによって適温の差はありますが、スタイリング時のコテやヘアアイロンの温度設定は120℃〜160℃が推奨されています。適正温度を守りながら、日々の髪の毛や頭皮の保湿を十分に行ってください。
しかし、毎日コテやストレートアイロンを使用すると髪の毛のダメージにもつながり、うねりを悪化させる可能性もあるので注意しましょう。

まとめ

まとめ

前髪がうねる原因は、生え癖、頭皮や髪の毛の乾燥、ホルモンバランスの乱れなどさまざまです。髪の毛のうねりを軽減するためには、髪の毛を根元からしっかりぬらし、ドライヤーでうねりと反対方向へ引っ張りながら乾かすことが大切です。
また、日頃からお風呂上がりにはしっかりドライヤーで乾かしたり、刺激の少ないシャンプーを使用したりして、ケアを欠かさないようにしてください。うねりを活用したヘアアレンジの方法もたくさんあるため、ご自身の髪質やライフスタイルに合わせて前髪のうねりを解消していきましょう。

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