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  • 髪が広がる原因と対策を紹介|簡単にできるケア方法も解説!

「髪が広がる」とはどういう状態?

「髪が広がる」とはどういう状態?

髪の表面を保護しているキューティクルがダメージを受けると、剥がれた部分から栄養分が外に流れ出して乾燥します。乾燥した髪は空気中の水分を取り込んで膨張するため、髪がうねって広がって見えてしまうのです。

髪が広がる主な原因

髪が広がる主な原因

髪が広がる原因は、人それぞれ違います。気になる髪の広がりを解消するためには、まず何が原因となっているのかを考えてみましょう。

太くて硬い髪質をしている

いわゆる「剛毛」といわれる太くて硬い髪質はクセが出やすいので、髪が健康な状態でも広がりやすくなってしまいます。そのため、髪のうねりや広がり、ボリュームが気になることが多いです。
その半面、髪1本1本が元気でツヤがあり、ドライヤーによる熱やパーマ、カラーの薬剤によるダメージに比較的強いので、スタイリングや美容室での施術である程度の改善が見込めるでしょう。

カラーやパーマを繰り返してダメージが蓄積している

カラーやパーマに使われる薬剤によるダメージは、頭皮や髪に蓄積します。とくに毛先にいくほどダメージの蓄積が大きくなり、うねりや枝毛が発生して髪が広がりやすくなるため、頻繁にカラーやパーマを繰り返している人は注意が必要です。
また、薬剤からのダメージで頭皮の健康状態が悪くなると、髪に十分な栄養が届かず、生えてくる髪が弱って細くなることがあります。細い髪は内部が痩せているため、水分を保持できなくなり、広がりやすくなってしまいます。

洗髪後に髪を自然乾燥させている

洗髪後に髪を自然乾燥させている

髪の表面を保護しているキューティクルは、濡れている状態で開き、乾いている状態で閉じる性質があります。そのため、髪を洗った後に自然乾燥させると、キューティクルが開いている時間が長くなり、その間にダメージを受けやすくなってしまいます。
例えば髪が濡れた状態で就寝すると、枕との摩擦でキューティクルが剥がれてしまうこともあります。髪に与えるダメージを軽減するためにも、お風呂から出た後はできるだけ早くドライヤーで髪を乾かすのが大切です。

誤った方法でヘアアイロンを使用している

ヘアアイロンは髪の広がりを抑えるのに役立ちますが、高温で使用するとキューティクルにダメージを与えてしまいます。また、髪をまっすぐに伸ばすために強く引っ張りながらヘアアイロンを当てたり、同じ箇所に何回も当てたりするのも、キューティクルにダメージを与えてしまい、結果的に広がりやすさにつながるため注意が必要です。
さらに、髪が濡れている状態でヘアアイロンを使用すると、髪へのダメージがより大きくなってしまうので気をつけましょう。なぜ、濡れている髪にヘアアイロンを使用してはいけないのか、その理由は2つあります。
一つ目は、髪が水分を含むとやわらかくなり、ダメージを受けやすくなってしまうためです。濡れている状態で熱を加えたり、引っ張ったりすると切れ毛の原因になるといわれています。
二つ目は、髪がしっかり乾いていない状態で熱を加えると、表面で「水蒸気爆発」が起きてしまうためです。「水蒸気爆発」というと大袈裟な印象を受けるかもしれませんが、熱したフライパンを想像してみてください。温度が上がったフライパンに水を数滴垂らすと、水分が一気に蒸発します。ヘアアイロンを濡れた髪に使用すると、この「水蒸気爆発」と同じ現象が起きてしまうのです。
そのため、ヘアアイロンは必ず髪が乾いた状態で使用するようにしましょう。

加齢によって髪質が変化している

加齢によるホルモンバランスの変化とともに、髪質が変化してクセ毛になる人もいます。また、肌のハリを保っているコラーゲンが加齢とともに減少することも、髪の広がりに関係しています。肌のハリが低下して毛穴が小さくなると、生えてくる髪も必然的に細くなり、うねりやダメージが出やすくなってしまうのです。

紫外線によるダメージを受けている

髪のおよそ8割を占める「たんぱく質」は、紫外線を浴び続けると溶け出すため、髪がパサパサになってしまいます。髪の表面を保護しているキューティクルは、とくに紫外線からのダメージに弱いので、外出するときに紫外線対策をしないと、髪が乾燥して広がりやすくなります。

もともとクセ毛である

クセ毛の人は髪がウェーブしている分、広がりやすくなってしまいます。また、生まれつきクセ毛の人は、髪がまっすぐな人と比較すると毛根の形が違います。

もともとクセ毛である

ヘアケアに力を入れたり、髪型を変えたりしても毛根の形は変わらないので、生まれつきクセ毛の人は、ヘアアイロンや美容室の施術で髪の広がりを抑える方法を検討してみてください。

雨の日に髪が広がりやすいのはなぜ?

雨の日に髪が広がりやすいのはなぜ?

雨の日に髪が広がりやすいのは、雨の水分によってキューティクルが開き、髪が空気中の水分を吸収して膨張するためです。とくにダメージを受けてキューティクルが剥がれている髪は、健康な髪よりも水分を吸収しやすくなります。
また、クセ毛や髪1本1本が細い、いわゆる「猫っ毛」も、水分を吸収しやすいので、雨の日にうねりを感じてしまうことが多いでしょう。

髪の広がりを改善する方法

髪の広がりを改善する方法

髪が広がる原因が分かったら、早速広がりを抑える方法を試してみましょう。ヘアケアやスタイリングなど自宅でできる方法を紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。

髪を正しい方法で乾かす

髪が濡れているとキューティクルが開いてダメージを受けやすくなってしまうので、お風呂から出た後などはできるだけ早くドライヤーを使って髪を乾かしましょう。
しかし、ドライヤーの熱を当てすぎるとかえって髪にダメージを与えてしまいます。以下の方法を参考に、髪へのダメージを抑えながら乾かしてみてください。

  1. 1.髪を挟み込んで、もむようにタオルドライする(こすらない)
  2. 2.温風を髪の根元に当て、毛先に向かって順番に乾かす
  3. 3.全体がある程度乾いたら、冷風に切り替えて仕上げる

毛先は乾きやすいので、ドライヤーを当てすぎないように注意してください。ブラシでブローしながら乾かすと、サラサラに仕上がりやすくなります。

スタイリング剤で髪を保護してからヘアアイロンをする

ヘアアイロンをする前に専用のスタイリング剤を使用すると、熱によるダメージから髪を保護できます。髪の広がりを抑えてスッキリまとめたいときは、ストレート用のスタイリング剤を選ぶのがおすすめです。
また、ヘアアイロンによる髪のダメージを軽減するために、以下の手順で使ってみてください。

  1. 1.髪をしっかり乾かす
  2. 2.毛先からスタートして少しずつ根元までブラッシングする
  3. 3.髪をブロッキングし、毛束を少しずつ取ってヘアアイロンを通す

濡れている髪はキューティクルが開いているので、ダメージを受けやすい状態です。ドライヤーでしっかり乾かしてキューティクルが閉じてからヘアアイロンを使うと、ダメージを予防できます。
また、髪が絡まった状態でヘアアイロンを使用すると、摩擦が起こり、ダメージの原因になってしまいます。そのため、毛先から根元にかけて丁寧にブラッシングして、髪の絡まりを解きましょう。ブラッシングで絡まりを解いておくことで、ヘアアイロンを髪に通す回数も減らせます。
ほかにも、多めに毛束を取ってヘアアイロンを通すと、毛束に均等に熱を伝えることができないので、ヘアアイロンを通す回数が増えてダメージを与えやすくなります。そこでダメージを予防するために、毛束を少しずつ取って分ける「ブロッキング」を行いましょう。ブロッキングで適量の毛束に分けてからヘアアイロンを通すことで、全体を整える時間の短縮にもつながります。

出かける前にヘアオイルを使う

ヘアオイルは乾燥した髪に油分を与えてくれるほか、髪の表面をコーティングしてくれる効果があります。髪の表面をオイルの膜で覆うことにより、髪内部のうるおいを保ち、摩擦や熱などの外的ダメージから髪を保護してくれます。
また、空気中の過剰な水分を吸収しにくくなるため、湿気の多い日や雨の日の広がり、うねりも軽減してくれるでしょう。

紫外線対策をしてから外出する

髪を紫外線ダメージから守るためにも、外出するときは帽子や日傘を使って紫外線対策を心がけましょう。また、毛髪用の日焼け止めスプレーを使ってから外出するのも一つの方法です。
紫外線は室内にいても窓からはいり込んでいるので、外出しない日でも毛髪用の日焼け止めスプレーを使ったり、ヘアオイルで髪の表面を保護したりするなど、日常的に紫外線ケアを行うと良いでしょう。
もし髪が紫外線ダメージを受けてしまったときは、頭皮の血行を良くするために丁寧にブラッシングを行い、ぬるま湯で皮脂や汚れを落としてからシャンプーで髪を洗いましょう。日焼け後の髪は乾燥しやすいので、トリートメントなどで保湿することも大切です。

スタイリングによって髪の広がりを抑える方法

スタイリングによって髪の広がりを改善することもできる

スタイリング剤で髪の広がりを抑えることもできます。髪の状態や「どんなヘアスタイルにしたいか」によって、適切なスタイリング剤が異なるので、自分に合ったアイテムを見つけてみてください。

スタイリング剤を使ってうねりやクセを抑える

スタイリング剤は髪を保湿したり、うねりや広がりを抑えてまとまりを出したりするのに役立ちます。きれいなカールやまとまりのあるストレートヘアをキープしてくれるスタイリングオイルや、固めのテクスチャーで髪を多彩にアレンジできるヘアワックスなど、髪質や目的に合わせて取り入れてみてください。

スタイリング剤を使い分ける

スタイリング剤は、主に以下の6種類に分かれます。

  • ●オイル:髪の表面を保護して、スタイリングをキープしたり、ダメージを防いだりする効果が期待できる
  • ●ミルク:髪にうるおいを与えて自然な柔らかさや
    しなやかさを出してくれるので、髪がまとまりやすい
  • ●ワックス:束感や動きのあるヘアスタイルが作れる
  • ●ジェル:濡れ感のあるウェットヘアが作れる
  • ●スプレー:ツヤが出るタイプとヘアスタイルをキープしてくれるタイプがある
  • ●ムース:泡状のスタイリング剤で、濡れ感を出しながらワックスのように束感や動きのあるヘアスタイルをキープできる

ツヤ出しをしながら髪を保湿してまとめたいならオイル、髪を保護しながらスタイリングをキープしたいならミルク、髪のクセが強い人はワックスがおすすめです。ただしオイルやミルクはつけすぎるとベタつきの原因になり、ワックスは頭皮につくと毛穴をふさいでしまうので、使う量や使い方に気をつけましょう。
また、ジェルやムース、スプレーは、商品によってキープ力が異なるほか、つけすぎると固まってしまうことがあるため、ヘアスタイルに合わせて少しずつ量を調節すると自然に仕上がります。

美容室でできる髪の広がり対策

美容室でできる髪の広がり対策

ヘアケアをしても髪の広がりが気になる人や、ヘアアイロンやスタイリングにかける時間を短縮したい人は、美容室で施術を受けると毎日の朝の準備が楽になるでしょう。今回は三つの方法を紹介するので、ぜひ予算やイメージに合う施術を検討してみてください。

縮毛矯正をかける

縮毛矯正は薬剤とヘアアイロンで髪をまっすぐにして広がりを抑える施術です。縮毛矯正をすると、湿気で髪がうねりにくくなるほか、ヘアアイロンをしなくてもドライヤーだけでまとまりのあるストレートヘアを維持できます。
クセ毛や剛毛など、ヘアケアやスタイリングではなかなか広がりが抑えられない人におすすめです。しかし、縮毛矯正は強力な薬剤を使用するため、髪にダメージを与えてしまいます。また、新しく生えてくる髪は本来の髪質のままなので、定期的に施術する必要があります。

髪質改善トリートメントをしてもらう

髪質改善トリートメントは、ダメージを修復して髪の状態を改善することで、健康的な髪に導く施術です。髪質改善トリートメントは、主に次の2種類に分かれます。

特徴 おすすめな人
酸熱トリートメント 髪内部の結合を修復して、
健康な状態にする
ダメージ毛・細毛・軟毛・猫っ毛・
エイジング毛の人
水素トリートメント 水素を含む薬剤と熱で
髪のダメージを修復する
乾燥してパサつきが気になる人や、
パーマ・カラーをしている人、
ツヤがほしい人

髪質改善トリートメントは、髪の状態によって一度で十分な効果が得られない可能性もありますが、定期的に受けることで広がりのないサラサラの髪を目指せます。

髪が広がりにくいヘアカットをしてもらう

髪質や毛量を美容師に確認してもらい、広がりが出ないようにカットしてもらうのもおすすめです。髪全体が同じ髪質や特徴を持っているとは限りません。自分では気付かないクセや特徴も把握した上でカットしてもらえるので、スタイリングがしやすくなるでしょう。

髪の広がりを抑える生活習慣

髪の広がりを抑える生活習慣

髪に蓄積したダメージや乾燥が原因で広がりやうねりが出ている場合は、外側からのケアだけでなく、内側からのケアにも目を向けてみてください。ここからは、健康的でまとまりのある髪を目指すなら心がけたい生活習慣を紹介します。

髪の健康を意識した栄養素を摂取する

食生活は髪質に影響を与えるので、食事を抜くことなく栄養バランスの取れた食事を心がけることが大切です。とくに以下の食品には健康的な髪を作るのに役立つ栄養素が含まれているので、積極的に食事に取り入れてみてください。

役割 多く含まれる食品
たんぱく質 髪の毛の約8割を占めている成分で、
髪の毛を作るのに役立つ
肉類・魚介類・卵・大豆・牛乳・チーズ・ヨーグルトなど
ミネラル(亜鉛) 髪の毛を作るたんぱく質「ケラチン」の
合成をサポートし、髪のトラブル解消や
成長に役立つ
カキ・赤身肉・甲殻類・うなぎ・煮干し・卵黄・チーズ・切り干し大根・そら豆など
ビタミンC 抗酸化作用があり、
髪の老化予防に役立つ
アセロラ・キウイフルーツ・いちご・
ブロッコリー・芽キャベツ・かぶなど
ビタミンE 頭皮の血行を促進させるのに
役立つ
アーモンド・うなぎ・はまち・赤ピーマン・アボカドなど

これらの食品が髪の健康に良いからといってそればかりを摂取するのではなく、あくまでも髪のサポート役として考えるのが大切です。主食、主菜、副菜を用意して、栄養バランスを重視した食事を取りましょう。

質の良い睡眠をとる

睡眠不足が続くと頭皮の血行が悪くなり、髪に栄養が行き届かなくなるので、睡眠時間は十分に確保しましょう。必要な睡眠時間の目安には個人差がありますが、厚生労働省の指針では、睡眠時間は6時間以上確保するのが理想的とされています。
睡眠時間を確保しても日中に眠気を感じたり、なかなか起きられなかったりするときは、睡眠の質が下がり、睡眠不足になっているかもしれません。その場合は日中に適度な運動をしたり、湯船に漬かる習慣をつけたりすると、睡眠の質を高めることができるでしょう。
また、寝る前に食事を取るのを控え、スマートフォンやパソコンなどの電子機器のブルーライトを浴びないようにすることで、睡眠の質が下がるのを防げます。

ストレスをため込まない

心身ともにストレスがたまると血液がスムーズに流れにくくなり、髪に栄養が行き渡らず、パサつきや広がりの原因になってしまいます。そのため、定期的にリフレッシュする時間を設けて、ストレスを過度にため込まないように心がけてみてください。
趣味を楽しんだり、意識して休息時間を作ったりするなど、体や心と対話して自分自身をいたわりましょう。また、適度な運動はストレス解消に役立つほか、睡眠の質も高めてくれるのでおすすめです。

まとめ

まとめ

髪が広がる理由は、パーマやカラー、紫外線によるダメージが原因の人もいれば、もともとの髪質が原因の人もいます。原因ごとに対処法は異なりますが、まずはシャンプーやドライヤー、ヘアアイロンの方法を見直し、自分の髪質に合ったスタイリングを試してみてください。
もし、ヘアケアに力を入れても効果が出ないときは、生活習慣が原因で髪に栄養が行き届いていない可能性があります。食生活や睡眠などを見直し、健康的な髪を目指しましょう。
毎朝のスタイリングにかかる時間を短縮するなら、美容室で縮毛矯正や髪質改善トリートメントなどの施術を受けるのも一つの方法です。原因に合わせて対策を行って、思い通りの髪を目指しましょう。

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