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  • コンディショナーとトリートメントの違いとは?効果的な使い方も含めて紹介

コンディショナーとトリートメントの違いとは

コンディショナーとトリートメントの違いとは

コンディショナーとトリートメントの違いは以下の通りです。

コンディショナー 表面をコーティングして保護する役割
トリートメント 内部に浸透して補修する役割

それぞれを効果的に使い分けるために、まずは、髪の構造について解説します。髪は外側の層から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」の3つの構造に分かれています。これらの3層が組み合わさり、1本の髪の毛を形成しています。

髪の構造

その中でも髪の表面を覆っているキューティクルは、髪の内部組織を守る役割を担っています。そのため、キューティクルをケアすることで、髪をツヤのあるすこやかな状態に保てるでしょう。ここでは、コンディショナーとトリートメントの違いをわかりやすく解説します。

【コンディショナー】髪の表面をコーティングする

コンディショナーは、髪の表面をコーティングして保護する役割があります。キューティクルは髪がぬれると開く性質のため、洗髪時にダメージを受けやすい状態になります。そして、髪を乾かす際にドライヤーなどの熱ダメージを受けやすいため、外部刺激から守る保護膜を形成するコンディショナーを使用すると良いでしょう。
この保護膜により、髪表面がなめらかになり指どおりが良くなるだけでなく、自然なツヤ感も出ます。そのため、髪のからまりが気になる方や、見た目のツヤ感を出したい方に効果的です。
似たような商品としてリンスがあります。メーカーによって定義が異なるものの、一般的にはコンディショナーとほぼ同じ働きをするもので、髪表面を整える役割を持っています。ツヤのある印象に見せたい方は、キューティクルを保護できるリンスやコンディショナーがおすすめです。

【トリートメント】髪の内部を補修する

トリートメントは、髪の内部に成分を浸透させ、質感のケアが期待できるアイテムです。これらの成分が行き渡ることで、ダメージを受けた部分を根元から補修し、質感をケアできる場合があります。
コンディショナーと似た成分を含みますが、トリートメントはより高濃度で配合されており、特にコラーゲンやケラチンといった髪の内部構造に作用する成分が豊富です。コンディショナーと比べて、表面のコーティングだけではなく、深層部のダメージケアも目的にしていることが多いといえます。
また、日常生活で受ける紫外線、乾燥、ヘアカラーやパーマなどのさまざまな外部刺激によって蓄積されたダメージの補修のためにもよく使われます。

コンディショナーとトリートメントは併用するべき?

コンディショナーとトリートメントは併用するべき?

コンディショナーとトリートメントの違いを理解したら、次に気になるのは併用すべきかどうかという点です。これは、髪の状態によって大きく変わります。日常的なケアとして両方を使うべきか、それとも一方だけで十分なのか、髪質やダメージ状況に合わせた最適な使い方を見ていきましょう。

髪のダメージによっては併用するのがおすすめ

ヘアカラーやパーマによる髪のダメージが大きい方は、コンディショナーとトリートメントを併用するのがおすすめです。併用することで、髪の内側と外側の両方からのケアが行えます。
特に、乾燥が気になる季節や切れ毛、枝毛が多い状態では、週に2〜3回(製品により異なる)はトリートメントを行い、毎日のケアではコンディショナーを使用する組み合わせがおすすめです。
また、トリートメントの中には、コンディショナーの成分を含む商品もあります。その場合は、トリートメントのみでカバーできるでしょう。

どちらかの使用であればトリートメントがおすすめ

どちらか一方を使用する場合は、トリートメントをおすすめします。トリートメントは髪の内部からケアするため、根本的な問題のケアにつながります。
また、多くのトリートメントには表面をコーティングする成分も含まれているため、コンディショナーの役割も部分的に果たします。さらに、市販のトリートメントとコンディショナーで同じ成分が使われている場合は、トリートメントの方が成分の濃いケースが一般的です。
健康な髪を持つ方や、軽度の乾燥のみが気になる方は、日常的なケアとしてコンディショナーだけで十分な場合もありますが、髪の状態を定期的に確認しながら、必要に応じて使い分けることが大切です。

コンディショナーとトリートメントの効果的な使い分けの方法とは

効果の違いを解説してきましたが、「結局自分の髪にはどっちを使えばいいかわからない」という方もいるのではないでしょうか。ここからは、コンディショナーとトリートメントの正しい使い分けの方法を紹介していきます。

髪のダメージが気になる場合

髪のダメージが進行している場合、コンディショナーで表面をコーティングするだけではすこやかな状態を保てません。そのため、内側から補修できるトリートメントを使用しましょう。一方、髪をなめらかに仕上げたい場合やダメージを未然に防ぎたい場合は、予防として表面を整え保護膜をしっかりつくるコンディショナーを選ぶのが良いでしょう。

髪の長さで決める場合

ショートヘアの方には、軽やかな仕上がりになるコンディショナーが向いています。ショートヘアの場合は、髪が短いため毛先までのダメージが比較的少なく、コンディショナーのみで十分なケアができることが多いためです。
一方、ミディアムヘアからロングヘアの方は髪の長さによって、摩擦などによるダメージがショートヘアより蓄積しやすい傾向です。そのため、栄養が浸透して髪がまとまるトリートメントの使用が良いでしょう。
なお、髪の長さに関係なく、パーマやカラー剤で髪が傷んでいる方は、トリートメントでケアするのがおすすめです。

髪質の悩みで使い分ける場合

髪質によってコンディショナーとトリートメントの選び方を変えることも効果的です。細くて柔らかい髪質や猫っ毛の方には、コンディショナーがおすすめです。コンディショナーを使用することで、ふんわりとした髪に仕上がります。ただし、猫っ毛の方向けのハリ・コシを出すようなトリートメントの場合は、そちらを選んでも良いでしょう。
一方、太くて硬い髪で広がりが気になる方は、ボリュームを抑えられるトリートメントを使用しましょう。トリートメントに含まれる成分が髪を内部から柔軟にし、扱いやすくしてくれます。
また、シリコンの有無も仕上がりに大きく影響します。シリコン配合製品は髪をコーティングしてまとまりを出す効果がありますが、細い髪質では重さを感じることもあります。ふんわり感を重視するならノンシリコン製品を、まとまりを重視するならシリコン入り製品を選ぶと良いでしょう。

トリートメントの効果的な使い方6ステップ

トリートメントの効果的な使い方6ステップ

ここでは、トリートメントの使い方を6ステップで紹介します。トリートメントを効果的に使用するためにも、正しい知識を身につけましょう。

シャンプー後は髪の水気を切る

シャンプーの後はしっかり髪の水気を切るのが大切です。なぜなら、髪に水分が多く残った状態だと成分が薄まるからです。トリートメントの成分を髪の内部までしっかり浸透させやすくするためにも、しっかり水気を切りましょう。

コームやブラシで髪をとかす

髪を洗って、水気を切った後は、コームやブラシで優しくとかしましょう。髪をとかすことでからまりが解け、トリートメント成分がムラなく行き渡りやすくなります。
ただし、ぬれた髪は傷みやすい状態なので、無理な力を入れず、優しく丁寧にとかすことを心がけましょう。

トリートメントを毛先から髪の中心につける

トリートメントは、ダメージが出やすい毛先から髪の中心につけることがポイントです。頭皮につけると、毛穴のつまり、ベタつきやかゆみの原因になります。
また、つける量が多すぎると、成分を落としきれずに頭皮トラブルになる可能性もあるため、パッケージに書かれている目安の量を参考にしましょう。

なじむように揉み込む

トリートメントを毛先から髪の中心に付けた後は、成分を優しく揉み込みましょう。丁寧に揉み込むことで、トリートメントの成分が髪に行き渡りやすくなります。傷みやすい毛先を中心に念入りに揉み込むと良いでしょう。

時間を置いて浸透させる

髪にトリートメントを揉み込んだ後は、しばらく放置して成分を浸透させましょう。一般的な目安時間は5分程度ですが、商品によって放置する時間は異なるため、必ず商品に書いてある説明文を読みましょう。時間が長過ぎると、頭皮トラブルにつながる可能性があります。
さらに、ホットタオルやシャワーキャップなどのアイテムを使うことで、保温効果が高まり、トリートメントの栄養成分が髪全体になじみやすくなります。

洗い流す

商品ごとに規定の時間を置いたら、シャワーで洗い流していきます。コンディショナーも併用して使用している方は、この後に使用します。
洗い残しは頭皮の毛穴のつまりや皮膚トラブルの原因になるため、ヌメりがしっかりと取れたと感じるまで洗い流しましょう。

コンディショナーの効果的な使い方3ステップ

コンディショナーの効果的な使い方3ステップ

続いては、コンディショナーの効果的な使い方を3ステップで紹介していきます。

毛先に向かってなじませる

シャンプーまたはトリートメントをした後に、コンディショナーを付けていきます。トリートメントと同様に、髪の中心から毛先に向かってなじませます。コンディショナーを付ける際は、頭皮に付着しないように注意しましょう。

襟足になじませる

髪全体の表面をコーティングできるように、後頭部の根元から襟足に向かって付けていきましょう。特に襟足は寝るときに摩擦が起きやすく、ダメージが蓄積しがちな場所です。しっかりケアすることで、うねりをカバーでき、ハリのある髪に仕上がります。ただし、コンディショナーはあくまで髪の中心から毛先につけるものです。襟足は長さが短かかったり、量が少ないことも多いので、根元につけすぎないように注意しましょう。

時間を置かずに洗い流す

コンディショナーはトリートメントと違い、髪に付けた時点でコーティングの役割を果たすため、すぐに洗い流しても問題ありません。髪全体に丁寧になじませたら、すぐに洗い流しましょう。

【髪の悩み別】自分に合ったコンディショナーとトリートメントの選び方

【髪の悩み別】自分に合ったコンディショナーとトリートメントの選び方

ここでは、コンディショナーとトリートメントそれぞれの髪の悩み別での選び方を紹介していきます。

コンディショナーの選び方

クセやダメージによってまとまりにくい髪には、うるおいを与えるオイルや保湿成分が配合されたコンディショナーがおすすめです。髪のボリュームを抑えながら、しっとりとした質感になります。
一方、髪が細く、全体的にボリュームが少ない方は、ノンシリコンタイプのコンディショナーがおすすめです。ノンシリコンは、シリコンの皮膜による重みがなくなるため、ふんわりと軽やかな仕上がりになります。

トリートメントの選び方

髪のダメージが気になる方は、グリセリンやオイルなどの保湿成分やシリコン、補修成分などを配合したトリートメントがおすすめです。
一方、猫っ毛の方で、髪にハリやコシがない方には、ホワイトスムースコンプレックス※1の成分が入っているトリートメントなどを使うのがおすすめです。
ボリュームをアップさせたい場合は、ノンシリコンタイプのトリートメントを使用するのが良いでしょう。

※1 ラウルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)、セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク、シア脂、真珠母貝エキス、 (ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ダイズタンパク(保湿剤)

コンディショナーとトリートメントの違いに関するよくある質問

コンディショナーとトリートメントの違いに関するよくある質問

ここまで読んで、コンディショナーとトリートメントの違いについて理解が深まったと思います。ここでは、よくある質問をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

リンスやヘアマスクとの違いはありますか?

ヘアマスクはトリートメントの一種と考えられますが、より高濃度の美容成分が配合されています。集中ケアをしたい方におすすめです。
一方、リンスはコンディショナーと大きな違いはなく、髪の表面をコーティングして保護する点では同じ働きをします。

市販と美容室の商品の違いはなんでしょうか?

美容室専売品と市販品の最大の違いは、配合成分の濃度と種類にあります。美容室で販売されているトリートメントやコンディショナーは、一般的に高濃度の有効成分が配合されています。そのため、効果も実感しやすい傾向にあります。また、髪質に応じて細かく成分を調整できるものもあり、美容師に髪質を診断してもらったうえで自分に合ったアイテムを選べます。
一方、市販品は手頃な値段が魅力で、幅広いユーザーが自宅で使えるようになっています。ただし、近年では高品質な市販品も増えており、その差は以前ほどないといわれています。どちらを選ぶかは、髪の状態やケアにかけられる時間、予算などを考慮して決めると良いでしょう。

まとめ

まとめ

コンディショナーは「表面をコーティングして保護する」のに対し、トリートメントは「内部に浸透して補修する」という役割に違いがあります。
両方を使用するのも良いですが、どちらか1つを使用するのであれば、コンディショナーの成分を含んでいるトリートメントの使用をおすすめします。
正しい使用方法を知ることで、頭皮トラブルを防ぎ、それぞれのケア効果を十分に発揮できます。当記事を参考にしながら、ご自身の悩みに適した正しい使用方法を見つけ、すこやかな髪へと導きましょう。

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