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  • 猫っ毛かどうか判断する方法は?似合う髪型やヘアアレンジ・ケア方法を紹介!

猫っ毛はどんな髪質?判断方法とは

猫っ毛はどんな髪質?判断方法とは

まるで猫の毛のように細く柔らかい髪質のことを「猫っ毛」といいます。猫っ毛と直毛との違いは、髪の構造にあります。では、猫っ毛と直毛、クセ毛との違いや、猫っ毛かどうか判断する方法について解説します。

猫っ毛とは?

髪は一般的に、表面を保護しているキューティクル、中間層のコルテックス、中心部のメデュラの三層構造になっています。直毛も猫っ毛も、三層構造になっていることに変わりはありませんが、キューティクルの枚数やコルテックスの密度が異なるといわれています。

猫っ毛の断面図と直毛の断面図

直毛のキューティクルは5枚以上重なっているのに対し、猫っ毛はキューティクルが3枚以下と少ないので、外部の刺激に対し弱いといわれています。
また、猫っ毛は髪が細い分、キューティクルの内側にある中間層のコルテックスの密度も低いです。そのため、猫っ毛は外部からのダメージを受けやすいデリケートな髪質といえるでしょう。

猫っ毛かどうか判断する方法

毛束を少し取って指先でつまみ、毛先を天井に向けてみてください。このとき、毛先が重力に負けて下を向くようなら猫っ毛である可能性があります。
猫っ毛はハリやコシが弱いため、普段から「髪がペタッとしてボリュームが出しにくい」と感じている方も多いでしょう。本数は同じでも細い方が密度が下がり、余計にボリュームが少なく見えてしまうのです。

猫っ毛とクセ毛の違い

髪の中間層であるコルテックスの結合バランスが崩れると、髪にうねりやねじれが生じてクセ毛になるといわれています。クセ毛の断面を見ると分かりやすいですが、クセ毛の断面は円形ではなく楕円形になっていることが多いです。

クセ毛の断面図と直毛の断面図

また、毛穴や毛根の形が変形していると、生えてくる髪もクセ毛になる可能性があります。
猫っ毛はキューティクルの枚数が少なく、コルテックスの密度は低いものの、元々コルテックスの結合バランスが崩れているわけではありません。しかし、外部ダメージを受けて髪の内部に空洞ができたり、毛穴の形が変わったりすると、直毛の猫っ毛もクセ毛になる可能性があります。

猫っ毛は遺伝?原因とは?

猫っ毛は遺伝?原因とは?

遺伝など先天的な原因で猫っ毛になる場合もあれば、後天的な原因で猫っ毛になる場合もあります。では、猫っ毛の原因について、詳しく解説します。

生まれつきの場合は遺伝も考えられる

生まれつき猫っ毛の場合は、髪質が遺伝している可能性が高いです。髪質は親から遺伝しやすい要素の一つといわれています。
また、両親に限らず、祖父母が猫っ毛の場合、隔世遺伝する可能性もあります。先天的に遺伝した髪質を変えるのは難しいですが、毎日のケアでダメージを防いだり、コルテックスの密度を高めたりしてダメージを防ぐことは可能です。

髪のダメージが原因となる可能性も

生まれつき猫っ毛だったわけではないのに「髪質が変化して猫っ毛になった」という方は、髪のダメージが原因かもしれません。髪の表面を保護するキューティクルや、中間層のコルテックスがダメージを受けると、髪が細くなって猫っ毛のようになることがあります。
次のような場合、髪がダメージを受けやすくなってしまいます。

  • ●ブリーチやパーマ、ヘアカラーなど薬剤を使用した施術を頻繁に受ける
  • ●ドライヤー、ヘアアイロンなどで過度に熱を当てる
  • ●界面活性剤など洗浄力が強すぎる成分が入ったシャンプーの使用
  • ●紫外線を浴びる機会が多い

とくに薬剤を使用した施術は、コルテックスをはじめとする髪内部の成分が外に流れやすくなるといわれています。これにより、髪にハリやコシがなくなり、猫っ毛になってしまうことがあるのです。

加齢やホルモンバランスの変化が要因となることも

妊娠や出産によってホルモンバランスが変化したり、加齢によって女性ホルモンが低下したりすると、髪質が変化して猫っ毛になることがあります。
女性ホルモンの一種である「エストロゲン」は、髪が生え変わるまでの期間である「毛周期」や、髪のハリやコシを維持するために働いています。しかし、エストロゲンの分泌は40歳頃から緩やかに減り始め、閉経の前後5年間で急激に低下するといわれています。
このように、ホルモンバランスが変化すると、髪質が変わって猫っ毛になることもあるのです。
また、加齢によって頭皮がたるみ、毛穴が変形してしまうことで、生えてくる髪の形状も変化して、猫っ毛になる可能性があります。

  • ●食事の栄養バランスが偏っている
  • ●栄養不足
  • ●睡眠不足
  • ●ストレス
  • ●喫煙

頭皮を含む皮膚の健康状態は、食事や生活習慣に大きく左右されます。そのため、栄養が不足すると健康な髪が作れなくなり、細く柔らかい猫っ毛になることがあるのです。
とくに、猫っ毛は直毛よりもコルテックスの密度が低いという特徴があります。コルテックスは主にタンパク質でできているので、日頃からタンパク質を多く含む食品を積極的に食事に取り入れるのがおすすめです。
併せて、髪を作るサポートをしてくれるミネラルやビタミンといった栄養素が含まれた食品もぜひ取り入れてみてください。
また、栄養をきちんと髪まで届けるためには、血行を促す生活習慣を心がけることが大切です。できるだけ喫煙は控え、ストレスをため込みすぎない生活を意識しましょう。
理想の睡眠時間には個人差があるものの、厚生労働省の指針では6時間以上確保するのが理想的とされています。睡眠不足が続いている方は、太くて健康的な髪を作るためにも、まとまった睡眠時間を確保できるように生活習慣を見直してみてください。

猫っ毛のメリットとデメリット

猫っ毛のメリットとデメリット

メリットとデメリットを知ることで、猫っ毛のケアやスタイリングがしやすくなります。猫っ毛の魅力は最大限に生かし、気になる点は上手にカバーしましょう。

猫っ毛のメリット

猫っ毛のメリットは、主に次のとおりです。

  • ●触り心地が柔らかい
  • ●ナチュラルで優しい雰囲気が出る
  • ●エアリーなヘアスタイルが得意
  • ●黒髪でも重く見えにくい
  • ●ヘアアイロンを使ったアレンジがしやすい

猫っ毛は柔らかく軽い髪質なので、レイヤーカットなど、エアリーなヘアスタイルが得意です。後れ毛のあるヘアアレンジも、ふんわりとナチュラルな雰囲気に仕上がります。
黒髪でも重く見えにくいので、どんな髪色でも抜け感が出るのが猫っ毛のメリットといえるでしょう。
また、猫っ毛はカールやウェーブが作りやすく、ヘアアイロンを使って幅広いヘアアレンジが楽しめるのもメリットの一つです。

猫っ毛のデメリット

猫っ毛のデメリットは、主に次のとおりです。

  • ●ボリュームが出にくい
  • ●外部からのダメージを受けやすい
  • ●湿気の影響を受けやすい
  • ●スタイリングのキープ時間が短い
  • ●からまりやすい

猫っ毛は細く密度が低いため、とくにトップのボリュームが出にくいというデメリットがあります。
また、キューティクルの枚数が少ない分、外部からのダメージを受けやすいのもデメリットの一つです。キューティクルが剥がれて内部の水分などが流れ出し、空洞ができると、空気中の水分を吸収して膨張し、広がったりスタイリングが元に戻ったりすることもあります。
さらに、猫っ毛は1本1本が細くからまりやすいため、こまめにブラッシングしてからまりをほぐす習慣をつけるのがおすすめです。

猫っ毛の方におすすめの髪型

猫っ毛の方におすすめの髪型

ウルフヘア

髪を段状にカットした「ウルフヘア」は、トップがぺたんこになりにくいので、猫っ毛の方に向いている髪型の一つです。とくにミディアム〜ロングヘアの方におすすめです。
顔まわりにレイヤーを入れることで、よりエアリーな雰囲気が出るほか、フェイスラインをカバーできるので小顔効果も期待できます。

ナチュラルパーマ

クセ毛パーマやワンカールパーマなど、ナチュラルなパーマをかけると自然な動きが出るのでこなれ感のある髪型になります。カールが少ないパーマならパサついて見えにくいので、猫っ毛でも挑戦しやすいでしょう。
また、パーマをかけることでスタイリングの手間を減らせるほか、湿気が多い雨の日でもカールをキープできるのもうれしいポイントです。動きのある髪型に合わせて、前髪は軽さのあるシースルーバングにすると抜け感が出ます。

かきあげバング

分け目を中心からズラしてトップに高さを作る「かきあげバング」は、猫っ毛でもボリュームが出せる髪型の一つです。
前髪の根元を立ち上げることで動きが出せるほか、落ち着いて洗練された雰囲気が作れます。ボブ〜ロングヘアの方や前髪を作りたくない方におすすめの髪型です。

猫っ毛のヘアセット方法

猫っ毛のヘアセット方法

ボリュームが出にくい猫っ毛をふんわり仕上げ、自然にまとめるのにおすすめのヘアセット方法を紹介します。猫っ毛が生かせるヘアケアアイテムを取り入れて、上手にスタイリングしてみてください。

ヘアアイロンでスタイリングする

猫っ毛はくせがつきやすいので、ヘアアイロンでスタイリングするときれいにまとまるでしょう。ただし、ヘアアイロンをするときに髪がからまっているとスタイリングに時間がかかるほか、ヘアアイロンを通したときに摩擦が起こってダメージを受ける可能性があります。
そのため、まずは毛先、中間、根元の順番で丁寧にブラッシングしてからヘアアイロンを通すと髪に余計な負担がかかるのを防げます。
猫っ毛におすすめのヘアアイロンの使い方は、次のとおりです。

  1. 1. ヘアアイロンを120〜160℃に設定する
  2. 2. 温まったら少量の髪を取り、根元に近い部分をヘアアイロンで挟む
  3. 3. 根元から毛先にかけて大きな弧を描くようにゆっくり滑らせる
  4. 4. 根元をヘアアイロンで挟んだ状態で軽く上に持ち上げる
  5. 5. 2〜4を繰り返す

ヘアアイロンを通すときは、床とヘアアイロンが平行になるようにするのがポイントです。また、根元を通すときに手首を動かすと変なくせがつきやすいので注意してください。

スタイリング剤はヘアオイルかヘアミルクがおすすめ

猫っ毛には軽い質感のスタイリング剤が向いています。例えば、ヘアオイルは気になるパサつきを抑えて、うるおいのあるツヤ髪が作れるのでおすすめです。
スタイリングキープ効果のあるオイルを選ぶと、時間がたってもスタイリングが崩れにくいでしょう。また、ミルクはパサつきやすい猫っ毛にうるおいを与えてくれたり、ダメージを補修してくれたりするので、ダメージによる広がりが気になる方に向いています。
オイルやミルクを使うときは、次のやり方を参考にしてみてください。

  1. 1. 極少量を手にとって手のひらでなじませる
  2. 2. 毛先などパサつきが気になる部分にピンポイントで塗布する

ダメージによる広がりが気になる方は、手のひらに残ったスタイリング剤を表面に薄く塗布してみてください。内側までなじませるとぺたんこになる可能性があるので、少しずつバランスを見ながらスタイリングするのがおすすめです。

猫っ毛の方におすすめのヘアアレンジ

猫っ毛の方におすすめのヘアアレンジ

髪の長さ別に猫っ毛の方におすすめのヘアアレンジを紹介します。どれも短時間で簡単に作れるので、自分の髪の長さに合わせて試してみてください。

ショートヘアの猫っ毛の方におすすめのヘアアレンジ

ショートヘアの猫っ毛の方におすすめなのが、前髪をふんわりカールさせる外国人風ヘアです。前髪をしっかりカールさせることによって、動きが出るほか、猫っ毛のふんわりとした髪質を生かせます。
前髪やトップの根元をぬらし、ブラシで立ち上げながらドライヤーを下から当てると立体的に仕上がります。ヘアアイロンでランダムに巻くと、より外国人風の雰囲気が出やすいでしょう。
猫っ毛は細い分、パサつきが目立ちやすい髪質なので、オイル配合のスプレーなどで仕上げて、うるおいをプラスするのがおすすめです。

ミディアムヘアの猫っ毛の方におすすめのヘアアレンジ

ミディアムヘアの猫っ毛の方は、耳の横にボリュームを作ることで正面から見たときにひし形に見える「ひし形ヘア」がおすすめです。フェイスラインの真ん中あたりをヘアアイロンでワンカールさせてサイドに軽く流し、襟足をおろすとひし形ヘアが完成します。
ひし形ヘアは耳の横にもっともボリュームがあるので、頭は小さく、あごがシャープに見えるなど、小顔効果が期待できます。お団子やポニーテールなどにするときは、結んだ後に結び目のヘアゴムを押さえ、もう一方の手でトップから少しずつ髪を引き出すと、立体感のあるアップヘアが作れます。
また、猫っ毛のふんわりとした髪質を生かし、後れ毛を作るとこなれ感のあるヘアアレンジができるでしょう。

ロングヘアの猫っ毛の方におすすめのヘアアレンジ

ロングヘアの猫っ毛の方は、全体をヘアアイロンでランダムに緩く巻いて無造作にアレンジするのが似合います。
猫っ毛はくせがつきやすいものの、スタイリングのキープ力が低いという特徴があります。しかし、無造作なアレンジなら時間の経過や湿気でカールが弱っても、見栄えの悪い崩れ方になりにくいのでおすすめです。
また、きっちりカールさせる必要がないので、短時間でスタイリングできるのもポイントです。アップヘアやハーフアップにするときは、「くるりんぱ」をするとトップにボリュームを作れます。
くるりんぱのやり方は、次のとおりです。

  1. 1. 毛束を手に取って真ん中を抜いてからヘアゴムで結ぶ(ハーフアップするイメージ)
  2. 2. ヘアゴムを少し下げて結び目を緩めてすき間を作る
  3. 3. 結んだ毛先を持って、できたすき間に上から入れ込む
  4. 4. 結び目を少し締める
  5. 5. ヘアゴムを押さえて結び目のサイドやトップの髪を少しずつ引き出す

そのままハーフアップにするのはもちろん、残りの髪を縦に一回転させた位置であわせて結び、ポニーテールにアレンジすることもできます。結び目にヘアアクセサリーをつけたり、毛先を少量とって巻きつけたりするときれいに見えます。

猫っ毛の方におすすめのヘアケア方法

猫っ毛の方におすすめのヘアケア方法

ヘアケア方法を工夫することで、ハリやコシをアップさせたり、ツヤのある美しい髪に見せたりできます。次の2つの方法を参考に、毎日のヘアケアを見直してみてください。

ハリやコシのアップが期待できるシャンプーを使う

猫っ毛のハリやコシをアップさせるためには、髪の中間層であるコルテックスの密度を高めることが大切です。髪の成分であるケラチンを擬似的に補給できる、「加水分解ケラチン」などが配合されているシャンプーを使用するのがおすすめです。
また、猫っ毛はキューティクルの枚数が少ないので、キューティクルを補修し水分を閉じ込めてくれるシャンプーを選ぶと、うるおいのあるツヤ髪が目指せます。
例えば、「シア脂」「ヒマワリ種子油」「オリーブ果実油」といった天然オイルを配合しているシャンプーは、髪にうるおいを与えてくれるのはもちろん、表面に膜を張ってくれるので、キューティクルをダメージから保護できます。

優しくブラッシングしてからまりをほぐす

猫っ毛は細くてからまりやすいので、こまめにブラッシングしてからまりをほぐす習慣をつけるのがおすすめです。
ただし、キューティクルの枚数が少ない猫っ毛はダメージを受けやすく、からまりを無理やりほぐすと摩擦でキューティクルが剥がれてしまう可能性があります。また、髪が細いのでプツンと切れてしまうこともあるでしょう。
髪を保護するためにも、次の正しいブラッシング方法を参考に、ブラッシングする習慣をつけてみてください。

  1. 1. 毛先のからまりを丁寧にほぐす
  2. 2. 髪の真ん中から毛先に向かってブラッシングする
  3. 3. 髪の根元から毛先に向かってブラッシングする

からまりがひどいときは、シャンプー後にヘアトリートメントをつけるとほぐしやすくなります。また、スタイリングした後は仕上げにスタイリングスプレーを使用すると、からまり防止に役立つでしょう。

猫っ毛を生かしたピッタリのヘアスタイルを見つけよう

猫っ毛を生かしたピッタリのヘアスタイルを見つけよう

猫っ毛はハリやツヤのある太い髪と比べると、キューティクルの枚数や内部のコルテックスの密度が低いため、細く柔らかいという特徴があります。外部からの刺激や湿気の影響を受けやすいので、パサつきやボリュームのなさにお悩みの方も多いでしょう。
しかし、猫っ毛はエアリーな髪型を楽しめたり、ヘアアイロンで幅広いヘアアレンジができたりなど、メリットもたくさんあります。猫っ毛の特徴を理解して正しいヘアケアや、髪質を生かすスタイリングをすることで、猫っ毛の魅力はさらにアップします。
後天的な原因で猫っ毛になった方は、一度生活習慣やヘアケアを見直してみてください。健康的な生活習慣を心がけ、自分の髪質に合ったヘアケアアイテム、ヘアケアでツヤやハリのある美しい髪を目指していきましょう。

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