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  • 直毛の特徴とは?髪型が決まらない原因とおすすめのヘアスタイルを紹介

直毛とはまっすぐに生えている髪のこと

直毛とはまっすぐに生えている髪のこと

直毛とは、髪の毛1本1本がまっすぐに伸び、うねりやねじれが見られない髪質のことを指します。髪がまとまりやすく、いつでもサラサラな状態をキープしやすいため、ヘアケアやヘアアレンジにあまり手間がかかりません。
直毛とクセ毛では、毛根の形状や水分とタンパク質のバランス、キューティクルの状態などに大きな違いがあり、直毛には以下のような特徴があります。

  • ●毛根がゆがみのない球状で髪の断面が円形
  • ●髪の中の水分やタンパク質のバランスが良い
  • ●キューティクルが隙間なく並んでいる

ここからは、それぞれの特徴について1つずつ詳しく解説していきます。

毛根がゆがみのない球状で髪の断面が円形

髪の質感やクセの有無は、毛根の形によって大きく左右されます。毛根がまっすぐだと、髪が作られる時にうねりやねじれが生じず、まっすぐな状態で髪が生えてきます。
一方、毛根にゆがみがあると、髪が作られる時にうねりやねじれが生じてしまい、クセ毛として生えてきてしまうことが多いです。さらに、髪表面に凹凸が出やすくなることで、ブラッシングの際に引っ掛かりや摩擦が起こることもあります。これがダメージの原因になることもあるため、注意が必要です。

髪の中の水分やタンパク質のバランスが良い

直毛は、髪の中の水分やタンパク質のバランスが整っているのも特徴です。髪の内部には、下記2種類のタンパク質があります。

親水性タンパク質 水分を吸収しやすい
疎水性タンパク質 水分を吸収しにくい

直毛は、この2種類のタンパク質が均等に配置されているため、髪が水分を含んでも均等な円で膨張します。そのため、雨の日や汗をかいた時もうねりや広がりが生じにくく、まとまりのある髪を長時間キープできます。
一方でクセ毛は、2種類のタンパク質が不均等に並んでいるか、どちらか一方に集中しているケースが多いです。そのため、髪が水分を含んだときに髪が均一に膨張しにくくなり、湿気が多いとうねりや広がりが生じやすくなります。

キューティクルが隙間なく並んでいる

キューティクルとは、髪の一番外側にある組織で、内側にあるコルテックスやメデュラと呼ばれる組織を、外部刺激から守る役割を担っています。キューティクルが隙間なく並んでいると、熱や紫外線、摩擦、乾燥などによるダメージを軽減できます。
結果、髪内部から水分やタンパク質が流出しにくくなるため、健康的でハリやコシのある髪をキープしやすいのも大きな特徴です。

直毛のメリット

直毛のメリット

直毛のメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

  • ●ツヤが出やすく清潔感がある
  • ●扱いやすい
  • ●湿気の影響を受けにくい

ここからは、それぞれのメリットについて1つずつ詳しく解説していきます。

ツヤが出やすく清潔感がある

直毛は髪の表面がなめらかで整っているため、光を均一に反射しやすく、自然なツヤ感が出やすいのが特徴です。特に、太陽の下や室内の照明のもとでは、髪全体が輝いて見える、いわゆる「天使の輪」が見えることもあります。
ツヤがある直毛は、清潔で手入れが行き届いている印象を与えるため、相手に好印象を与えやすく、第一印象も良くなりやすいです。

扱いやすい

直毛は、髪にクセや広がりが出にくいため、ブラシやコームを通すだけで髪がまとまりやすいため、スタイリングに比較的時間がかかりません。ただし、寝癖はブラシやコームを通すだけでは直りにくいため、一度水などで寝癖をリセットしましょう。
特に朝の忙しい時間帯でも、軽く整えるだけでナチュラルな仕上がりになりやすいのは魅力といえるでしょう。

湿気の影響を受けにくい

直毛は、髪の内部にある水分やタンパク質のバランスが整っているため、湿気の多い日でも髪の状態が安定しやすいのが特徴です。うねりや広がりが出にくく、スタイリングが崩れにくいため、まとまりのある髪を長時間キープしやすくなります。
外出中でも髪型を気にせず過ごしやすい点は、大きなメリットといえるでしょう。一方、クセ毛は水分を含むと髪の膨らみ方にムラが生じやすく、湿度が高いとクセが強く出てスタイリングが崩れやすくなります。
直毛はそのような影響を受けにくいため、安定感のある仕上がりを保ちやすい髪質といえます。

直毛のよくある悩み

直毛のよくある悩み

直毛は髪がまとまりやすく湿気の影響も受けにくいのがメリットですが、直毛ならではの悩みやデメリットもいくつかあります。

  • ●パーマの持ちが悪くすぐに落ちてしまう
  • ●ヘアアレンジが難しい
  • ●髪のボリュームが出にくい

ここからは、それぞれのデメリットや悩みについて1つずつ詳しく解説していきます。

パーマの持ちが悪くすぐに落ちてしまう

パーマをかける際は、薬剤でキューティクルを開かせ、中間層のコルテックス内にある間充物質に薬剤を作用させる必要があります。
しかし、直毛はキューティクルが隙間なく並んでいて厚みがあるため、パーマをかける際にキューティクルが十分に開かず、コルテックスまで薬剤が十分に浸透しにくいのです。
また、直毛は髪がまっすぐになろうとする力が強いため、クセ毛と比べてパーマのかかりが甘くなったり、短期間でパーマが取れてしまいやすい傾向にあります。
薬剤のパワーを強くしても、髪が傷むだけですぐに取れてしまうことも少なくありません。

ヘアアレンジが難しい

直毛は髪がまっすぐ伸びてしまう性質上、クセ毛と比べてヘアアレンジが難しいです。ドライヤーやヘアアイロンを使って髪を横に流したり、カールを作ったりしても、短時間でストレートに戻ってしまう傾向にあります。
そのため、動きのあるヘアアレンジの幅が少ないのがデメリットです。ドライヤーやヘアアイロンのみで動きのあるヘアアレンジをキープするのは難しいことから、ワックスやスプレーなどのスタイリング剤が必要になる場合が多いです。

髪のボリュームが出にくい

直毛は髪がまっすぐで毛先に重みがかかりやすいです。その影響で、トップにボリュームを出したり、髪全体をふんわりと仕上げたりしても、髪が下に引っ張られてベタっと重たく見えてしまうことがあります。
髪が長いほど下に重さがかかるため、特にロングヘアの人はボリューム感のあるヘアアレンジが難しく、地味な印象になりやすいです。

直毛の悩みを解消するコツ4つ

直毛の悩みを解消するコツ4つ

直毛の人によくある悩みを解消するためのコツとしては、以下の4つが挙げられます。

  • ●レイヤーなどカットの方法で動きをつける
  • ●毛先の重さを生かして上品に仕上げる
  • ●デジタルパーマで動きをつける
  • ●ヘアカラーを明るくする

ここからは、それぞれのコツについて1つずつ詳しく解説していきます。

レイヤーなどカットの方法で動きをつける

直毛の重たい印象を和らげたい場合は、カット方法を工夫してみましょう。動きや軽さを出すなら、レイヤーカットがおすすめです。髪にレイヤーを入れることで毛先に動きを付けやすくなり、顔周りがスッキリと見えるので全体的に軽やかな印象になります。
毛先を梳いて重みを取り除くだけでも動きを出しやすくなります。カット方法を工夫すれば、髪を巻かなくても動きを出しやすいため、ヘアアレンジを長時間キープしやすく、朝のスタイリングの時間も短縮できるでしょう。

毛先の重さを生かして上品に仕上げる

無理に動きを付けるのではなく、直毛の毛先の重さを生かしたヘアアレンジにしてみるのもいいでしょう。直毛は髪がまっすぐでコシがあるため、毛先がまとまりやすいのがメリットです。
毛先を揃えたぱっつんボブなら、重みで毛先がまとまって上品に仕上がります。スタイリングの手間もかからないため、手軽に上品な印象になりたい方におすすめです。

デジタルパーマで動きをつける

デジタルパーマとは、薬剤と熱の力で髪の構造を変えるパーマのことです。薬剤のみを使用する通常のパーマとは異なり、髪に熱を加えるためパーマの固定力や定着力が高いのが特徴です。
パーマがかかりにくい直毛でも、デジタルパーマを活用すれば、髪に動きや立体感を与えやすくなります。特に、根元ではなく毛先にかける「ポイントパーマ」は、直毛の人におすすめの方法です。
毛先は根元と比べてキューティクルが開きやすく、薬剤が内部に浸透しやすいため、全体にかけるよりもパーマの定着が良い傾向にあります。こうした工夫を取り入れることで、直毛でも自然なカールやふんわり感を演出しやすくなり、毎朝のスタイリングもぐっとラクになるでしょう。

ヘアカラーを明るくする

ボリュームアップやヘアアレンジが難しい直毛の人は、ヘアカラーで髪を明るくするのもおすすめです。直毛の人はカラーリングのデザインがキレイに見えるというメリットがあり、彩度の高いビビットカラーやハイライトカラー、バレイヤージュカラーなどのデザインを生かしやすいのです。
例えば、ベージュやグレーなどの透明感のある柔らかなカラーを選べば、重たい印象になりがちな直毛の人でも、手軽に軽やかでふんわりとした印象を演出できます。明るめのハイライトを入れれば髪全体に立体感が生まれるため、軽やかな雰囲気を引き出しやすくなるでしょう。

直毛でも動きを出すスタイリングのポイント

直毛でも動きを出すスタイリングのポイントとしては、以下の3つが挙げられます。

  • ●髪の根元にドライヤーをあててボリュームを出す
  • ●髪の硬さに合わせてスタイリング剤を選ぶ
  • ●ヘアアイロンを使うときは少量ずつ巻いていく

ここからは、それぞれのポイントについて1つずつ詳しく解説していきます。

髪の根元にドライヤーをあててボリュームを出す

直毛でボリュームを出してふんわりとさせたいなら、ドライヤーを髪の根元からあてるようにするのがポイントです。根元をぬらして髪の状態をリセットしたら、髪を持ち上げてドライヤーの風を下から当て、髪の流れに逆らうようにしながら根元を乾かしていきましょう。
自動温度調節機能があれば熱ダメージから髪を守りつつ、しっとりとツヤのある髪にすばやく仕上がるため、短時間でヘアセットしたい時にも便利です。

髪の硬さに合わせてスタイリング剤を選ぶ

同じ直毛でも、髪質は人によって異なり、髪が太くて硬い「剛毛タイプ」の人もいれば、細くて柔らかい「軟毛タイプ」の人もいます。スタイリング剤を選ぶときは、自分の髪質に合ったタイプを選ぶことがポイントです。

髪質別|直毛におすすめのスタイリング剤

髪質 おすすめのワックス
硬めの直毛(剛毛) ハードワックス
ファイバーワックス
柔らかい直毛(軟毛) クリームタイプ
ドライワックス(マット系)

髪が太くてしっかりした直毛の人は、セット力が高めのハードタイプやファイバータイプのワックスを使うのがおすすめです。毛流れをきれいに整えたり、シルエットにメリハリを出したりしたいときに、髪をしっかりキープしてくれます。
一方、髪が細くて柔らかい直毛の人は、重たいワックスを使うとボリュームが失われて、髪がつぶれて見えてしまいやすいです。そんな方には、軽やかに仕上がるクリームタイプやマット系のドライワックスが適しています。ナチュラルなふんわり感を保ちながら、ヘアスタイルをやさしく整えてくれるのが特徴です。
また、髪質に関係なく使いやすいのがファイバータイプのワックスです。髪になじみやすく、扱いやすいため、スタイリングに慣れていない方でも使いやすいでしょう。自然なボリューム感や動きを出したいときにぴったりです。
髪の硬さに合ったものを選ばないとボリュームが出ず重たく見えたり、スタイリングが崩れたりしやすいので、購入前によく確認しましょう。

ヘアアイロンを使うときは少量ずつ巻いていく

ヘアアイロンを使って髪をセットする際には、髪を少量ずつ取って巻いていくのがコツです。一度に取る毛束の量が多いと、毛束の中までヘアアイロンの熱がしっかりと伝わらない場合があります。
特に直毛の人は髪がまっすぐになろうとする力が強いため、カールがつきにくかったり、短時間で直毛に戻ったりしやすいです。少量ずつ巻いていけばムラなくしっかりと熱が伝わるため、きれいなカールが長持ちしやすくなります。また、直毛の人はスタイリングで柔らかさを出すのが難しいので、毛先に外ハネの動きをいれると簡単に軽い質感を作ることができます。
ヘアアイロンは120~160℃に設定し、髪に5秒ほど巻き付けた状態をキープしてから外すようにしましょう。使用するヘアアイロンは、ショートであれば19mm、ミディアム〜ロングであれば26~32mm程度が扱いやすく、おすすめです。

直毛の特性を理解して髪型とスタイリングで魅力を引き出そう

直毛の特性を理解して髪型とスタイリングで魅力を引き出そう

直毛は髪がまっすぐでまとまりやすく、ヘアケアやスタイリングに手間がかからない一方、ボリュームや動きを出しにくく、ヘアアレンジが難しいといったデメリットがあります。しかし、ドライヤーやヘアアイロンを上手に活用し、自分の髪質に合ったスタイリング剤を選べば、直毛でもボリュームや動きを出しやすく、ヘアアレンジも長持ちしやすくなるでしょう。
また、デジタルパーマをあてたり、ヘアカットやヘアカラーを工夫したりすれば、ベタっと重たくなりがちな直毛でもふんわりと軽やかな雰囲気が引き出せます。直毛の特性を理解し、それに合った髪型やスタイリングで魅力的な髪を目指しましょう。

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