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  • 結婚式で人気の引き出物は?カタログ以外の選び方や相場・贈り分けについて徹底解説

引き出物の意味とは?

引き出物の意味とは?

引き出物とは、結婚式の披露宴に出席してくれたゲストに、新郎新婦が感謝の気持ちを込めて贈る品物のことです。もともとは、宴を主催する側が招待客へのお土産として“馬を庭先に引き出して贈ったこと”が語源とされており、これが「引き出物」という言葉の由来といわれています。
現在では、ご祝儀へのお返しという意味合いが強くなり、結婚式に限らず、法事などでのお返しの品としても「引き出物」と呼ばれることがあります。引き出物にはいくつかマナーがありますが、一般的には下記の3点をセットで用意するのが定番です。

  • ●引き出物
  • ●引き菓子
  • ●縁起物

かつては割り切れない奇数にこだわる風習もありましたが、近年では「メインギフトにもう1品加える」など、柔軟なスタイルも見られるようになっています。なお、地域によってはしきたりや慣習が異なることもあるので、準備を進める際は両家のご両親と相談しておくと安心でしょう。

引き菓子との違い

引き菓子は、引き出物と一緒に贈る「3点セット」のひとつで、感謝の気持ちを込めて添えられるお菓子のことを指します。もともとは引き出物の中に含まれていましたが、最近では別に用意するスタイルもあります。
披露宴で振る舞った料理を、ゲストに「お裾分け」として持ち帰ってもらっていたのが起源とされています。家族で味わってもらう「お土産」としての意味も含まれており、引き出物とは少し異なる役割を担っています。
定番として人気なのは、紅白まんじゅうやバームクーヘンなど、縁起の良いとされるお菓子です。特にバームクーヘンは「年輪のように幸せを重ねていく」という意味が込められていることから、引き菓子にぴったりなアイテムとされています。
フィナンシェやクッキーのような焼き菓子も、日持ちがして分けやすいため、多くのゲストに喜ばれやすいでしょう。

縁起物との違い

縁起物とは、その名の通り縁起が良いとされる品々のことで、「しきたり品」と呼ばれることもあります。結婚式はもちろん、お宮参りや七五三、入学式など、人生の節目となる場面でも用意されるのが特徴です。
代表的な縁起物は下記の通りです。

  • ●鰹節
  • ●梅干し
  • ●昆布
  • ●赤飯

どれも古くからお祝いの席で選ばれてきた定番の品で、それぞれに意味が込められています。
たとえば鰹節は、「鰹夫婦節(かつおめおとぶし)」や「勝男武士(かつおぶし)」という当て字でも知られ、お腹側の雌節と背中側の雄節を対にして贈ることから、夫婦円満を願う意味が込められています。梅干しは「一粒で医者いらず」と言われ、長寿や子孫繁栄を象徴する品として選ばれています。
いずれも夫婦円満、子孫繁栄など結婚生活がうまくいくように、という願いが込められたものが多いです。なお、どの縁起物を選ぶかは地域ごとの風習にも左右されるため、事前に両家の意向や地元の慣習を確認しておくと安心です。
式場のプランナーに相談しながら決めるのも良い方法でしょう。

プチギフトとの違い

引き出物・引き菓子・縁起物の3点セットとは別に、最近では「プチギフト」と呼ばれる小さな贈り物を用意するケースも増えています。これは、披露宴のお開きに、新郎新婦がゲストを見送る際に直接手渡すギフトのことです。
起源は、欧米の結婚式で行われていた「ドラジェ(糖衣がけのアーモンド)」の習慣が、日本に広まったことがきっかけとされています。明確なルールがあるわけではなく、あくまで“ささやかなお礼”として贈られるものです。
価格の目安は300〜500円程度が一般的で、持ち帰りやすい焼き菓子やジャムの小瓶、実用的な雑貨類(スプーンやお箸、ミニタオルなど)が人気を集めています。
準備は必須ではありませんが、1人ひとりに「ありがとう」を伝える貴重な機会になることからプチギフトを取り入れてみてはいかがでしょうか。ささやかなギフトでも、直接手渡すことで心のこもった印象を与えられるでしょう。

引き出物の相場は?贈る相手別に解説

引き出物の相場は?贈る相手別に解説 引き出物の相場は?贈る相手別に解説

引き出物は、贈る相手によって金額や内容を下記のように変えるのが一般的です。

  • ●友人・同僚向けの引き出物相場|3,000〜5,000円
  • ●上司や恩師向けの引き出物相場|5,000〜8,000円前後
  • ●親族向けの引き出物相場|5,000~10,000円前後

ご祝儀としていただく金額も関係値により異なるため、それぞれの立場に合った引き出物を用意しましょう。

友人・同僚向けの引き出物相場|3,000〜5,000円

友人や同僚など、新郎新婦と年齢や関係性が近いゲストには、全体でもやや控えめな価格帯に設定されるのが一般的です。相場は3,000円〜5,000円程度で、なかでも3,000〜4,000円台のギフトを選ぶケースが多く見られます。
また、夫婦や家族で招待する場合は、ご祝儀も連名でいただくことが多いため、引き出物も同様に「1世帯につき1セット」とするのが基本です。ただし、夫婦で出席した場合のご祝儀の金額は、単身のゲストの1.5倍程度の可能性もあります。
そのため、引き出物も価格を1.5倍ほどに調整し、内容を少しランクアップさせると、感謝の気持ちがより伝わりやすくなるでしょう。

上司や恩師向けの引き出物相場|5,000〜8,000円前後

会社の上司や学生時代の恩師など、自分より立場が上のゲストには、友人よりもやや高めの引き出物を贈るのが一般的なマナーです。日頃からお世話になっている相手に、貴重な時間を割いて出席してもらうことへの感謝を込めて、丁寧に選びましょう。
また、上司や恩師は、友人や同僚よりもご祝儀の金額が高額になるケースが多く見受けられます。さらに、主賓としての挨拶や乾杯の音頭など、披露宴で重要な役割を引き受けてもらう場面も少なくありません。
そうしたご厚意に対して、引き出物は「ご祝儀に見合う品物」というだけでなく、「大切な役割へのお礼」としての意味も含まれます。相場としては、5,000円〜8,000円前後が一般的な目安です。
ただし、挨拶や役割に対しては、別途で謝礼を用意することもあります。そのため、必ずしも引き出物の価格を大幅に上げる必要はありません。全体の贈り分けのバランスや、ほかのゲストとの兼ね合いも考慮しながら、無理のない範囲で品物を選ぶことが、感謝の気持ちを伝えるうえで重要なポイントです。

親族向けの引き出物相場|5,000~10,000円前後

親族への引き出物は、5,000円〜10,000円前後が相場です。親族とは、今後も長くつき合っていく関係であることから、上質で丁寧な品を選ぶことが望まれます。また、ご祝儀の金額が比較的高額になる傾向があるため、両親の顔を立てるためにもほかのゲストよりワンランク上の品を選ぶケースが一般的です。
ただし、両親が結婚式の費用を援助してくれた場合、両親はゲストではなく「招く側」と位置づけられるため、引き出物を用意しないケースもあります。その場合は、これまでの感謝を伝える意味や、「これからも家族としてよろしくお願いします」という気持ちを込めて、記念品や実用品などを贈るとよいでしょう。
なお、新郎新婦が主体となって披露宴を企画し、両親を「ゲスト」として招く場合は、引き出物を用意しても問題ありません。兄弟姉妹に関しては、既婚か未婚かによって扱いが変わることがあります。
すでに結婚して別世帯を持っている場合で、ご祝儀をいただいたなら、引き出物を用意するのが一般的です。一方、未婚でご祝儀がなかった場合や、家族と連名で参列しているようなケースでは、引き出物を省略してもマナー違反にはなりません。
とはいえ、未婚・既婚にかかわらず、引き出物を渡してはいけないというわけではありません。特別にお礼を伝えたい場合や個別でご祝儀を受け取った場合には、引き出物ではなく別のプレゼントを贈る方法もおすすめです。

引き出物に迷ったら引き出物カードやカタログギフトがおすすめ!

引き出物に迷ったら引き出物カードやカタログギフトがおすすめ!

引き出物は、贈る相手の年齢や性別、好みによって最適な品が異なるため、すべてのゲストに満足してもらえるものを選ぶのは簡単ではありません。その場合に便利なのが、引き出物カードやカタログギフトです。
引き出物カードやカタログギフトには、メインのギフトだけを選んでもらうスタイルと、3点すべて(記念品・引き菓子・縁起物)を選んでもらうスタイルの2通りがあります。披露宴のスタイルや贈り分けの方針に応じて柔軟に選択できるのもうれしいポイントです。
以前はカタログ本が一般的でしたが、最近はカードタイプのものも増えています。引き出物カードは、記念品・引き菓子・縁起物の3品をゲストに選んでもらう形式のサービスで、カードに記載されたURLやQRコードからスマートフォンで簡単に商品を注文できる仕組みです。
自宅に配送されるため、当日の荷物がかさばらず、持ち帰りの負担も軽減されます。また、あらかじめ複数の価格帯が用意されているため、ゲストの関係性に応じて贈り分けがしやすいのも大きなメリットです。加えて、新郎新婦は引き出物カードの金額とデザインを決めるだけなので、引き出物の準備時間が短縮できるのもメリットといえるでしょう。
さらに、受け取ったゲスト自身が好きな品物を選べるため、ミスマッチが起こりにくく、満足度の高い引き出物として人気を集めています。
ただし、年配の方はスマホやパソコンを持っていなかったり、使い慣れていなかったりします。またカードタイプでは簡略化しているという風に見られることもあるため、親族や年配の恩師、上司などは、カードではなくカタログ本にするなど使い分けましょう。

センスが光る!カタログ以外で人気のもらってうれしい引き出物

センスが光る!カタログ以外で人気のもらってうれしい引き出物 センスが光る!カタログ以外で人気のもらってうれしい引き出物

カタログギフトは、相手に好きなものを選んでもらえるという点で非常に便利な引き出物です。ただし、定番アイテムとして広く浸透しているため、サプライズ感に欠けるという印象を持たれることもあります。
内容もほかのゲストと重なりやすいので、個性が出しづらい点を気にする方もいるでしょう。オリジナリティを重視したい場合や、ほかの人と差をつけたいと考える場合には、カタログギフト以外のアイテムを検討するのもおすすめです。
ここでは、引き出物として人気の高い「カタログ以外のギフト」を4つご紹介します。

  • ●食器やタオルなど実用的なアイテム
  • ●グラスやカトラリーなど高級感のあるアイテム
  • ●美容家電・セルフケアグッズ
  • ●食品やお酒

いずれも実用性が高く、上質さや特別感のある品を選ぶことで、もらった側も強く印象に残る引き出物になります。それでは、それぞれのアイテムについて詳しく見ていきましょう。

食器やタオルなど実用的なアイテム

食器やタオルは両方とも引き出物の定番で、老若男女問わず毎日使えるため重宝します。
自分ではなかなか買わないブランドのものや高品質な食器やタオルは特別感も演出できることから、喜ばれやすいでしょう。ただし、ゲストによって好みがあるので、シンプルなデザインを選ぶのがおすすめです。
また、タオルも軽いので持ち帰りの際にも負担になりません。食器もなるべく重くないものを選ぶと良いでしょう。

グラスやカトラリーなど高級感のあるアイテム

グラスやカトラリーといった高級感のあるギフトは、見た目も華やかで特別な日の贈り物としてふさわしいアイテムです。グラスは、名入れやペアセットなど記念仕様にできるタイプが人気を集めています。
ただし、ガラス製は割れやすく重さもあるため、実用性を重視して軽量なタンブラーが選ばれる場合もあります。カトラリーは、家庭にある程度そろっていても、高品質なものを新たに購入する機会は少ないため、引き出物として贈ると喜ばれやすいでしょう。
さらに、お皿やマグカップなどの食器と組み合わせることで、見栄えもよく、記念としての価値も高まります。
高級感のあるグラスやカトラリーは、手に取ったときの満足度が高く、記憶に残る引き出物としておすすめです。特に上司や親族など、格式を重んじたいゲストに向けたギフトとして選ばれることが多いアイテムです。

美容家電・セルフケアグッズ

美容家電やセルフケアグッズは、ほかの引き出物とかぶりにくく、美容意識の高い方々には特に喜ばれる傾向があります。また、選び方によっては男女問わず幅広い層に贈りやすい点も魅力です。
あまり引き出物としては定番ではないものの、自宅で手軽に使えるという実用性の高さから、近年注目されつつあります。特に小型の美容家電やリラックスグッズは扱いやすく、荷物になりにくいため、喜ばれやすいアイテムです。
たとえば、下記のように日常的に使えるうえに高品質なものを選べば、実用品であっても特別感を演出できます。

  • ●高級シャンプー&トリートメント
  • ●ヘアブラシ
  • ●スカルプブラシ

実用性だけでなく、デザイン性も高い商品を選べば、センスの良い引き出物として喜んでもらえるでしょう。なかには5,000円以下で購入できる高品質なシャンプーセットもあるため、友人向けのギフトとしても取り入れやすく、話題性も兼ね備えています。
気の利いた引き出物として、印象に残る贈り物を探している方におすすめのジャンルです。

食品やお酒

食品やお酒の引き出物は、幅広い年齢層に喜ばれやすいのに加えて家族で楽しめる点が魅力です。たとえば地元の名産品やこだわりのスイーツを選ぶことで、新郎新婦らしいオリジナリティを演出できるでしょう。
また、お酒やコーヒーにオリジナルラベルをつけて、2人の写真やメッセージを添えると、記念にもなります。高級な調味料や専門店の食品なども、自分ではなかなか手が出せないため、贈られるとうれしく感じる方が多いアイテムです。
ただし、食品を選ぶ際は賞味期限に十分注意しましょう。特に遠方から参列するゲストには、持ち帰ったあとも安心して楽しめるよう、日持ちのするものを選ぶのがポイントです。
また、お酒など瓶入りのドリンクを選ぶ場合は、重さや割れやすさにも注意が必要です。コンパクトなサイズや、持ち運びしやすいようにしっかり梱包されている商品を選ぶことで、ゲストへの負担を減らせます。

贈り分けをする際のポイント

贈り分けをする際のポイント

引き出物を相手によって贈り分けする際には、下記6つに注意する必要があります。

  • ●引き出物袋は統一する
  • ●同じグループ内で贈り分けるなら同等の引き出物を用意する
  • ●品数やサイズの差を抑える
  • ●式場スタッフと綿密に打ち合わせる
  • ●贈り分けのパターンは2〜3種類にとどめる
  • ●地域の慣習や両家の意向を確認する

参列してくれたゲストに対して失礼がないようにするためにも、引き出物を選ぶ前に必ずチェックしておきましょう。ここからは、それぞれの注意点について詳しく解説します。

引き出物袋は統一する

引き出物の内容を贈り分けする場合でも、袋はすべてのゲストで統一しておくことが大切です。見た目に明らかな差があると、一部の人だけ特別扱いされているように感じさせてしまう恐れがあります。
たとえば、高級ブランドの紙袋や大きさの異なる袋を一部のゲストにだけ使用すると、ほかのゲストに不快感を与える可能性も否定できません。それだけでなく、受け取った参列者にも気まずい思いをさせてしまうかもしれません。
引き出物の中身は異なっていても、外から見える部分は同じにしておくことで、余計な誤解や気まずさを避けられます。贈り分けの際は、見えない部分で差をつけ、見た目は平等に見えるよう配慮するのがマナーといえるでしょう。

同じグループ内で贈り分けるなら同等の引き出物を用意する

友人や同僚など、関係性の近いゲストが同じグループとして参列する場合は、引き出物の内容に大きな差が出ないよう注意が必要です。明らかに違いがあると、ゲスト同士で内容を見比べるような場面があった場合に、気まずい空気になることも考えられます。
性別や年齢に応じて、好みに合わせた贈り分けをするのは問題ありませんが、金額や品数に極端な差が出ないように配慮しましょう。どのゲストにも等しく「大切にされている」と感じてもらえるよう、バランスの取れた引き出物選びを心がけることが大切です。

品数やサイズの差を抑える

引き出物を贈り分ける際は、品数やサイズの違いが外見に影響しないよう、慎重に調整することが大切です。袋の大きさや重さに明らかな差があると、せっかく袋自体を統一していても、中身の違いを判断しやすくなります。
特に、ギフトの数が多い場合や、ひとつのアイテムが大きくかさばるような場合は、受け取る側に「自分だけ内容量が少ないのでは」といった不公平感を与えてしまう恐れがあります。こうした印象を避けるためにも、ランク分けを行う際は“見た目の統一感”を重視し、贈り分けは中身の質や価値で調整するのが理想的です。
どのゲストにも心地よく受け取ってもらえるよう、表面に現れる違いをできるだけ抑えた贈り分けを心がけましょう。

式場スタッフと綿密に打ち合わせる

引き出物は通常、式場スタッフによって披露宴会場の各ゲスト席にあらかじめ配置されます。贈り分けを行う場合は、誰にどの引き出物を渡すのかを正確に伝えるため、担当者との綿密な打ち合わせが欠かせません。
具体的には、贈り分けのリストを作成し、担当プランナーと共有しておくことが重要です。席表と引き出物リストを紐づけることで、配置ミスを未然に防げるでしょう。
また、当日の混乱を避けるためにも、リハーサルや搬入のタイミングなど、事前の段階で確認しておくと安心です。
贈り分けを確実に成功させるには、スタッフとの情報共有と確認作業を徹底し、細かな点まで抜かりなく準備しておきましょう。

贈り分けのパターンは2〜3種類にとどめる

先にも触れたとおり、引き出物の渡し間違いは失礼にあたるため、できる限り避けたい事態です。しかし、贈り分けのパターンが増えるほど手配の複雑さが増し、ミスが起きるリスクも高まります。
そのため、パターンは2〜3種類程度にとどめましょう。基本的には「友人用・上司用・親族用」の3パターンを軸に分けると、関係性に応じた贈り分けができ、全体の整理もしやすくなります。
分類をシンプルに保つことで、新郎新婦自身が管理しやすくなるだけでなく、式場スタッフへの指示も明確になり、現場での混乱を防ぐことにもつながります。贈り分けの内容にこだわることも大切ですが、それ以上に「確実に、正しく渡す」ことが大前提であることを忘れずに計画を立てましょう。

地域の慣習や両家の意向を確認する

贈り分けを考えるうえで、最後に確認しておきたいのが「地域の慣習」と「両家の意向」です。地域によっては「必ず縁起物をつける」「特定の品物を避ける」といった独自のしきたりが残っていることもあります。
こうした地域のルールに反すると、その地域に住む親族に対して失礼にあたる場合があるため、事前に調べておくことが大切です。また、両家の親の考え方によっても、引き出物の内容や贈り分けに対する意見が異なることがあります。
たとえば「贈り分けは避けたい」「親族は特別扱いしてほしい」などの要望がある場合も考えられるため、早い段階で確認しておくと安心です。地域の慣習で必須とされる品がある場合は、それらを贈り分けの対象から外し、すべてのゲストに共通して用意するなどの配慮も検討しましょう。
引き出物選びは新郎新婦の自由に見えて、実際には家族や親族も関わる重要な要素です。今後のおつき合いを円滑に進めるためにも、地域性や両家の意向を尊重し、準備を進めるよう心がけましょう。

カードタイプやカタログ以外の引き出物を選ぶ際のポイント

カードタイプやカタログ以外の引き出物を選ぶ際のポイント

カタログギフト以外の引き出物を選ぶ際に押さえておきたいこととして、以下の3点があげられます。

  • ●相手の趣味・好みに合わないリスクがある
  • ●サイズや重さに配慮が必要
  • ●品数は3つがおすすめ

ここからは、それぞれひとつずつ見ていきます。

相手の趣味・好みに合わないリスクがある

カタログギフトや引き出物カードであれば、ゲスト自身が好きなものを選べるため、贈る側が細かく好みを把握する必要はありません。一方、品物を指定して贈るタイプの引き出物では、選ぶ内容によってはゲストの好みに合わない可能性があります。
特に好みが別れやすいのが、新郎新婦の趣味に強く偏った品物や、名前・似顔絵が大きく入った記念品などです。こうしたアイテムは、ゲストが使いづらく感じることがあるため、自己満足にならないよう慎重に判断しましょう。
どうしても名前やイラストを入れたい場合は、食品やドリンクなどの「消え物」にとどめるか、ラベルやパッケージの一部にさりげなく入れるなど、目立たない形で取り入れるとスマートです。また、奇抜なデザインや実用性に欠けるアイテムも、選ばないほうが無難でしょう。
自分たちが気に入っているものであっても、ゲスト全体の立場に立って「本当に喜ばれるか」を見直し、できるだけ多くの人に喜ばれるギフトを選びましょう。

サイズや重さに配慮が必要

カタログギフトや引き出物カードは軽量でコンパクトなため、持ち帰りの負担が少ない点が魅力です。一方で、現物を引き出物として贈る場合は、サイズや重さにも十分な配慮が求められます。
どれほど品質の良いギフトであっても、大きすぎたり重かったりするものは、ゲストにとって持ち運びが負担になりかねません。特に下記に当てはまる人にとっては、荷物の扱いやすさが大きなポイントとなります。

  • ●行きや帰りに公共交通機関を利用する人
  • ●披露宴から二次会へと移動する予定がある人
  • ●遠方から来ている人
  • ●高齢者

どうしても大きさや重さが気になる場合は、引き出物を自宅に直接配送できる「引き出物宅配サービス」の利用も検討するとよいでしょう。ゲストの立場に立って選ぶことが、満足度の高い引き出物につながります。

品数は3つがおすすめ

引き出物の品数は、古くから「割り切れない奇数が縁起が良い」とされており、特に3品を基本とする組み合わせが一般的です。メインとなる記念品に加え、引き菓子と縁起物を組み合わせた「3点セット」は、形式としても整っており、多くの地域や式場で推奨されています。
3点セットはバランスが良く、受け取る側にとっても「丁寧に用意された」と感じられやすいです。ただし、地域によっては異なる風習や数の考え方もあるため、準備を進める前に両家の親や式場スタッフに確認を取っておきましょう。

引き出物は感謝の気持ちを込めて。ゲストに喜ばれるギフトを選ぼう

引き出物は感謝の気持ちを込めて。ゲストに喜ばれるギフトを選ぼう

引き出物は、結婚式に参列してくれたゲストへ感謝の気持ちを伝える大切な贈り物です。さまざまなマナーがあるので、失礼のないように一つひとつ確認しつつ、相手の立場や好みに応じて選ぶことが大切です。
ゲスト一人ひとりに気持ちが伝わるよう、実用性や配慮のあるギフトを選んで、記憶に残る引き出物を贈りましょう。

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