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  • 髪に天使の輪をつくるためのヘアケア方法を7つ紹介!輝くツヤ髪の仕組みや避けたい習慣を解説

髪に現れる天使の輪とは?ツヤ髪の証拠なの?

髪に現れる天使の輪とは?ツヤ髪の証拠なの?

天使の輪とは、髪のキューティクルが整っていることで光がきれいに反射し、表面にリング状の輝きが見える現象を指しています。
天使の輪の見え方は、表面反射光と背面反射光の2種類です。表面反射光は、キューティクルの表面で光が反射することで生まれる輝きのことです。黒髪や濃い色の髪では、表面反射光による天使の輪が目立つ傾向があります。
一方、背面反射光は、髪の内部に入り込んだ光が外に向かって反射することで生まれる輝きのことです。背面反射光による天使の輪は、メラニン色素が多い黒髪では現れず、光が透けやすい明るい髪色で目立つ傾向があります。
天使の輪が現れるのは、髪のキューティクルが整っていて、光を均一に反射しているためです。ダメージが少なく、健康的で美しいツヤ髪の証拠とされています。

髪に天使の輪をつくるために必要な3つの条件

髪に天使の輪をつくるために必要な3つの条件

天使の輪は、ただやみくもにヘアケアをしているだけでは現れません。光を均一に反射するには、いくつかの条件がそろっている必要があります。
具体的な条件は、以下の3つです。

  • ●キューティクルを整えること
  • ●髪の内部のダメージを減らすこと
  • ●髪にまとまりがあること

毎日のヘアケアでは、これらの条件を意識してアイテムや習慣を見直すことが大切です。

キューティクルを整えること

天使の輪をつくるには、髪のキューティクルを整えることが大前提です。天使の輪は、キューティクルの表面で光が反射することで現れます。美しい髪のキューティクルは、根元から毛先まで屋根瓦のように規則正しく重なり合っており、表面がなめらかに整っています。
しかし、摩擦や熱などによってキューティクルが傷むと、重なり合っている層が乱れ、表面に凹凸ができてしまうのです。その結果、光が均一に反射せず天使の輪が現れにくくなります。
キューティクルは、外部の刺激から髪を保護するための組織です。ダメージを受けると、髪に必要な水分や栄養分を外に逃がしてしまい、パサつきやすくなる可能性があります。天使の輪をつくるなら、まずはキューティクルを整えるヘアケアを取り入れましょう。

髪の内部のダメージを減らすこと

髪内部のダメージを減らすのも、天使の輪をつくる上で欠かせない条件です。
髪は外側のキューティクル、中間層のコルテックス、中心部のメデュラの3層構造でできています。それぞれが髪の状態を良好に維持する役割を果たしていますが、なかでも大部分を占めているのがコルテックスです。
コルテックスがダメージを受けると、本来必要な水分やタンパク質が髪から流出してしまいます。こうして髪内部に空洞ができることで、光を十分に反射できなくなり、天使の輪が現れにくくなります。
そのため、外側のケアだけでなく、髪の内部を健康に保つのもツヤ髪を育てる上で大切なポイントです。

髪にまとまりがあること

キューティクルや内部の状態が良好に保たれているほか、まとまりのある髪であることも条件の一つです。
髪が乾燥すると、内部の水分バランスが乱れてクセやうねりにつながることがあります。こうした髪は光を均一に反射せず、天使の輪が現れません。
くせやうねりは、元々の髪質によるものだけでなく、加齢による毛穴のゆがみや頭皮トラブルなどが原因で起こることもあります。頭皮ケアを取り入れたり、スタイリングを工夫したりしながら、まとまりのある髪を目指しましょう。

髪に天使の輪をつくるために避けたい習慣

髪に天使の輪をつくるために避けたい習慣

日々の間違った習慣がツヤ髪の妨げになっている場合があります。
天使の輪をつくるために避けたい習慣は、以下の3つです。

  • ●濡れたままの髪を放置する
  • ●パーマ・カラーリングを頻繁に行う
  • ●ヘアアイロンを間違った方法で使用する

当てはまるものがないかチェックしながら、毎日の習慣を見直してみましょう。

濡れたままの髪を放置する

濡れた髪は放置せず、できるだけすぐに乾かしましょう。濡れている髪は、キューティクルが開いてダメージを受けやすい状態になっています。放置すると、摩擦や乾燥でキューティクルが剥がれたり、髪に必要な水分や栄養分が流れ出たりする可能性があります。
また、湿った状態が続くと、雑菌が繁殖してフケやかゆみなどの頭皮トラブルを引き起こす場合があるため注意が必要です。ほかにも、寝癖がついて朝のスタイリングがしにくくなったり、カラーリングやパーマの持ちが短くなったりする可能性もあるため、できるだけ早めに乾かしましょう。

パーマ・カラーリングを頻繁に行う

天使の輪をつくるなら、パーマやカラーリングは頻繁に行わないようにしましょう。
パーマやカラーリングで髪が染まったり、クセがついたりするのは、使用する薬剤の作用によるものです。カラー剤に含まれるアルカリ性の成分は、キューティクルを開く作用を持っています。開いたところからカラー剤が内部に浸透し、髪が染まっていく仕組みです。
開いたキューティクルは、施術後すぐに閉じるわけではありません。完全に閉じるまでは、カラーリングで1カ月、パーマで1週間ほどかかるといわれています。この期間中に再び施術をすると、薬剤によるダメージで髪がさらに傷んでしまう可能性があります。結果として、髪のまとまりやツヤがなくなり、天使の輪が現れにくくなるのです。
髪のダメージを抑えるためにも、パーマやカラーリングは一定の間隔を空けて行うようにしましょう。ブリーチありのカラーは1カ月半〜2カ月に1回、ブリーチなしであれば1カ月に1回が目安とされています。パーマは髪の長さやかけ方にもよりますが、3カ月に1回程度に抑えると良いでしょう。

ヘアアイロンを間違った方法で使用する

ヘアアイロンを間違った方法で使用すると、熱で髪が傷んでしまい、天使の輪ができにくくなります。
以下の使い方は、髪に大きなダメージを与えてしまうため避けましょう。

  • ●濡れた髪に使用する
  • ●同じところにヘアアイロンを何度もあてる
  • ●髪を強い力で引っ張りながらヘアアイロンを使用する
  • ●高温で長時間ヘアアイロンを使用する

濡れた髪は、キューティクルが開いた状態になっています。そこに高温のヘアアイロンをあてると、内部の水分が一気に蒸発して乾燥やきしみの原因になります。ヘアアイロンは、乾いた髪に使用しましょう。
同じところに何度もあてたり、強い力で引っ張りながら使用するのもNG行動の一つです。こうした使い方をすると、髪に強い摩擦が発生し、切れ毛やパサつきの原因になります。あてる回数は1箇所につき1回〜2回を目安とし、適度な力で熱を通すようにしましょう。

髪に天使の輪をつくるために実践したいヘアケア7つ

髪に天使の輪をつくるために実践したいヘアケア7つ

天使の輪をつくるために実践したいヘアケアは、以下の通りです。

  • ●ブラッシングを丁寧に行う
  • ●シャンプーの方法を見直す
  • ●ドライヤーの乾かし方を見直す
  • ●アウトバストリートメントを使用する
  • ●適切な温度のヘアアイロンで熱を通す
  • ●頭皮マッサージを取り入れる
  • ●サロンで髪質改善トリートメントをしてもらう

今日から取り入れられるヘアケアもいくつかご紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

ブラッシングを丁寧に行う

ブラッシングすると、髪のからまりやもつれをほどけるだけでなく、皮脂が行き渡ってツヤが出やすくなります。
頭皮から分泌された皮脂は、髪を保護する天然の保湿成分として作用しますが、自然と髪全体に行き渡るわけではありません。
丁寧にブラッシングすれば、根元の皮脂が毛先まで行き渡るようになり、自然とツヤが生まれます。毛流れがそろうと光がきれいに反射するため、天使の輪が現れやすくなるでしょう。
ブラッシングをするベストなタイミングは、以下の6つです。

  • ●シャンプー前
  • ●ドライヤー前
  • ●ドライヤー中
  • ●トリートメント中
  • ●スタイリング前
  • ●就寝前

特にシャンプー前のブラッシングは、キューティクルを正しい方向に整え、洗髪中の摩擦を軽減する効果があります。また、ドライヤー前に目が粗めのブラシで毛流れを整えてから乾かすと、髪の表面が整ってツヤが出やすくなります。
髪をいたわる習慣として、ぜひ取り入れてみてください。

シャンプーの方法を見直す

シャンプーの方法を見直してみましょう。間違った方法でシャンプーをすると、皮脂汚れが十分に取りのぞけず、頭皮環境が悪化する可能性があります。頭皮環境の悪化は、キューティクルを傷つける原因となり、天使の輪が現れにくくなります。
シャンプーをする際は、先にブラッシングをして髪の汚れやもつれを取りのぞきましょう。ブラッシングをしたら、38℃のぬるま湯で1分~2分ほど予洗いします。予洗いするだけでも、8割ほどの汚れは落ちます。
その後、適量のシャンプーを手に取り、手の平で泡立ててから頭皮を洗いましょう。強くこするのではなく、指の腹でやさしく洗うのがポイントです。洗い終わったら、ぬめりがなくなるまで十分に洗い流し、トリートメントでケアをしましょう。
正しい方法でシャンプーをすることで、髪と頭皮が健やかになり、まとまりのあるツヤ髪に近づきます。

ドライヤーでの乾かし方を見直す

シャンプーの方法だけでなく、ドライヤーの乾かし方も見直してみましょう。
正しい乾かし方は、以下の通りです。

  1. 1. タオルドライで水分をしっかり取る
  2. 2. 温風で乾きにくい根元から乾かす(襟足は乾きにくいので念入りに)
  3. 3. 手ぐしで風の通り道をつくりながら乾かす
  4. 4. 冷風をあててキューティクルを整える

タオルドライは、髪をはさむようにやさしく押さえながら水分を取るのがポイントです。強くこすると、摩擦で髪が傷んでしまいます。
乾かす際は、根元から毛先の順番で乾かしましょう。最後に冷風をあてると、キューティクルが引き締まって天使の輪が現れやすくなります。
なお、濡れた髪はダメージを受けやすいため、放置せず、なるべく早く乾かしましょう。

アウトバストリートメントを使用する

アウトバストリートメントを使用するのも、天使の輪をつくる上で欠かせないポイントです。
アウトバストリートメントとは、タオルドライ後の濡れた髪につける洗い流さないトリートメントのことです。ドライヤーの熱から髪を保護しつつ、なめらかに整える役割を果たしています。また、内側からダメージを補修してくれるため、キューティクルが整って天使の輪が現れやすくなります。
アウトバストリートメントの種類は、大きく分けて以下の4つです。

タイプ 特徴 おすすめな人
オイルタイプ

・髪がしっとりまとまる

・油分量が多く、ツヤ感がアップする

・髪のパサつきが気になる人

・スタイリング剤としても活用したい人

クリームタイプ

・オイルタイプより軽めのテクスチャー

・重すぎない自然なまとまりが生まれる

・髪質が硬い人

・毛先が傷んで広がっている人

ミルクタイプ

・オイルタイプやクリームタイプより軽め

・髪がべたつかない

・軽い仕上がりを求める人

・毛量が少ない人

・髪の毛が細い人

ミストタイプ

・髪に軽さが出る

・簡単にトリートメントを吹きかけられる

・軟毛の人

・さらさらの髪に仕上げたい人

それぞれ特徴が異なるため、髪質や理想の仕上がりに合わせて最適なタイプを選びましょう。
使用する際は、髪の中間から毛先にかけて丁寧になじませます。多くつけすぎると、トリートメントが酸化して頭皮トラブルや髪のべたつき、不快な臭いの原因にもつながるため注意しましょう。

適切な温度のヘアアイロンで熱を通す

ヘアアイロンで髪に熱を通すことでキューティクルが整い、光が均一に反射するようになります。
温度の目安は、へアアイロンの種類や部位、髪質によって異なりますが、120~160℃が適温とされています。高温に設定したヘアアイロンをあてると、かえって髪が傷んでしまう可能性があるため注意が必要です。
どれくらいの温度が良いか気になる場合は、美容院でプロに相談してみると良いでしょう。

頭皮マッサージを取り入れる

頭皮マッサージをすることで頭皮の血行が促進され、髪に必要な栄養が行き渡りやすくなります。毛穴も引き締まり、天使の輪ができるツヤ髪に近づくため、シャンプー中や就寝前など、できるときに取り入れてみましょう。
特に頭皮の乾燥で悩んでいる人は、意識的に取り入れてみてください。マッサージによって分泌された皮脂が髪に行き渡ることで、パサつきを抑えやすくなります。
マッサージは、指の腹を使ってやさしく円を描くように動かすのがポイントです。必要に応じて、マッサージブラシを活用すると良いでしょう。

サロンで髪質改善トリートメントをしてもらう

サロンで髪質改善トリートメントを受けるのもおすすめです。髪質改善トリートメントは、パーマやカラー、外部からの刺激によって傷んだ髪を専用のトリートメントで修復する施術です。
自宅でのヘアケアは、手順を間違えるとかえってダメージを悪化させてしまう場合があります。しかし、プロの施術であれば、髪の状態に合わせた最適なケアが受けられるため、美しい仕上がりが期待できるでしょう。
また「指どおりの良いさらさらな髪になりたい」「髪にハリが欲しい」などの希望も聞いてくれるため、理想の髪に近づけるのもポイントです。
ただし、髪質改善トリートメントは、縮毛矯正のように元の髪質そのものを変える施術ではありません。髪内部に必要な成分を浸透させて補修し、うねりや広がりを抑えてまとまりのある髪に仕上げる施術です。
クセ毛をストレートヘアにしたい場合は、縮毛矯正の方が適している可能性があります。

髪の天使の輪に関するQ&A

髪の天使の輪に関するQ&A

髪の天使の輪についてのよくある質問に回答しています。気になる質問があれば、ぜひ参考にしてみてください。

クセ毛でも髪に天使の輪はつくれますか?

クセ毛の方でも、適切なケアを続ければ天使の輪をつくることは可能です。
クセ毛は髪の表面が波打っているため、直毛に比べると光が乱反射しやすく、ツヤが出にくい傾向があります。しかし、ヘアアイロンで熱を通してキューティクルを整えれば、きれいな天使の輪が現れる場合があります。
うねりを抑えるなら、サロンで縮毛矯正や酸熱トリートメントを受けるのもおすすめです。酸熱トリートメントとは、軽いくせを直しながらダメージによる髪内部の空洞を補修する施術です。縮毛矯正のように髪質を根元から変える施術ではありませんが、ダメージ補修をしながらうねりをやわらげてくれます。

髪に天使の輪をつくるにはどのようなシャンプーがおすすめですか?

髪が硬い人は、グリセリン・セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなどの保湿成分が配合されたシャンプーがおすすめです。柔らかい髪の人は、パンテノールや加水分解ケラチンなどが配合されたシャンプーを選ぶと、髪にハリやコシが出やすくなります。クセ毛でうねりやすい人は、シリコンが入ったシャンプーを選ぶと、まとまりのある髪に仕上がるでしょう。
髪質だけでなく、肌に合ったシャンプーを選ぶのもポイントです。乾燥肌の人は、やさしい洗浄力で刺激が強すぎないアミノ酸系、脂性肌の人は、さっぱりした洗い上がりの高級アルコール系・オレフィン系がおすすめです。敏感肌の人は、低刺激性の石けん系やタウリン系・ベタイン系が良いでしょう。
また、泡立ちの良いシャンプーを使うと、洗髪時の摩擦が減ってダメージを抑えられるため、天使の輪が現れやすいキューティクルの整った髪質に近づけるでしょう。

まとめ

まとめ

天使の輪は、キューティクルが整っている髪に光が反射して起こる現象です。シャンプーの方法や乾かし方を見直す、ヘアアイロンで熱を通すなど、適切なヘアケアを継続すれば、美しいツヤ髪に近づけます。
髪質やダメージの状態に合ったアウトバストリートメントを取り入れたり、サロンで施術を受けたりするのも効果的です。自分の髪をいたわり、天使の輪が輝く髪を目指しましょう。

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