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  • ドライヤーで髪を速く乾かす方法とは?ドライヤー選びのポイントや正しい手順を解説

ドライヤーで髪を速く乾かすことで美髪に近づく

ドライヤーで髪を速く乾かすことで美髪に近づく

髪を速く乾かすことは、美しい髪を目指す上で欠かせない基本的なケアです。
濡れている髪は、紫外線や摩擦などから髪を保護しているキューティクルが開いている状態になっています。キューティクルが開いたままだと、髪に含まれる水分や栄養が流れ出し、パサつきや枝毛などのダメージが生じやすくなるため、速く乾かすことが大切です。
また、濡れた髪を放置すると、雑菌が増殖してかゆみやフケ、臭いなどの頭皮トラブルを引き起こす可能性があります。湿った状態が長く続けば、頭が冷えて血行が悪化し、抜け毛や薄毛につながる場合もあります。
さらに、濡れた髪は寝癖が付きやすいため、翌朝のスタイリングに時間がかかるのもデメリットの一つです。髪は水に濡れると内部の水素結合が切れ、乾かすことで再結合して、形が固定される性質があります。そのため、髪が濡れた状態で寝てしまうと、不自然な形のまま乾いてしまい、寝癖が付きやすくなってしまうのです。
このように、髪を速く乾かさないと、ダメージの蓄積や頭皮トラブル、スタイリングの手間など、さまざまなデメリットが生じます。なるべく濡れたままにせず、早めにドライヤーで髪を乾かすようにして、うるおいとハリのある美髪を目指しましょう。

【4STEP】ドライヤーで髪を速く乾かす基本的な手順

【4STEP】ドライヤーで髪を速く乾かす基本的な手順

ドライヤーで髪を速く乾かす基本的な手順は、4STEPです。タオルドライや乾かし方のポイントを押さえ、ドライヤーの時間を短縮しましょう。

【STEP1】タオルドライで水分をしっかり取る

まずは、乾かす時間を短縮するために、タオルドライで髪や頭皮の水分をしっかり取ることが大切です。タオルドライが十分にできていないと、ドライヤーをあてる時間が長くなり、髪に余計な熱ダメージを与えてしまう可能性があります。
タオルドライは、強くこするのではなく、髪を包みこむようにやさしく押さえながら水分を吸い取るのがポイントです。吸水性に優れたタオルで頭を包み、水分が残りやすい髪の根元、耳の後ろ、襟足からしっかり拭き取りましょう。
毛先はタオルで挟み、やさしく押さえながら水分を取っていきます。摩擦を与えずにタオルドライすれば、ドライヤーの時間を短縮できるだけでなく、キューティクルが整った髪に仕上がります。

【STEP2】温風で根元から先に乾かす

ドライヤーを温風にし、水分が多い根元から先に乾かします。時短につながるだけでなく、髪の立ち上がりが良くなり程良いボリューム感が出やすくなります。風量調整ができるドライヤーであれば、髪が速く乾くように強風に設定しましょう。
まずは、クセがつきやすい前髪から乾かします。両サイドからバランスよく風をあてると、うねりを防ぎやすくなります。
前髪を乾かしたら、耳の後ろや襟足、トップの根元を乾かしましょう。耳の後ろは上から、襟足は下斜め横から風をあてると乾きやすくなります。トップの根元は、片方の手で髪を立ち上げながら風をあてていきましょう。
温風を一箇所にあて続けると髪が傷んでしまうため、小刻みに動かしながら乾かすのがポイントです。

【STEP3】弱温風で髪型のベースを整える

髪全体が8〜9割ほど乾いたら、ドライヤーを弱温風に設定し、毛先を乾かしながら髪型のベースを整えます。
手ぐしやブラシを使って毛流れを整えながら乾かすと、髪がまとまりやすくなります。ブラシは髪の内側にあて、毛流れに沿って通しながら乾かすのがポイントです。内側からブラシを通すことで、根元から毛先まで毛流れが整い、その後のスタイリングがしやすくなります。
仕上がりを意識しながら、髪をクセづけるような感覚で整えていくと良いでしょう。

【STEP4】冷風で髪のキューティクルを引き締める

髪がほぼ乾いたら、最後に冷風をあてましょう。冷風をあてると、開いていたキューティクルが引き締まり、髪にツヤが出ます。
また、冷風をあてると、スタイリングの持ちが良くなるメリットがあります。最後にひと手間かかりますが、まとまりのある髪に近づくためにも、習慣づけると良いでしょう。

ドライヤーで髪が速く乾く4つのテクニック

ドライヤーで髪が速く乾く4つのテクニック

髪の乾かし方を見直すのも大切ですが、ひと工夫加えることで、ドライヤーの時間をさらに短縮できる場合があります。
具体的なテクニックは、以下の4つです。

  • ●ティッシュペーパーで髪の水分を取る
  • ●タオルの上からドライヤーをあてる
  • ●湿度が低い場所で髪を乾かす
  • ●髪を速く乾かす便利グッズを活用する

簡単に取り入れられる方法も紹介しているため、ぜひ取り入れてみてください。

ティッシュペーパーで髪の水分を取る

タオルドライの後にティッシュペーパーで水分を取ると、髪が速く乾きやすくなります。ティッシュペーパーを1~2枚取り、タオルドライと同じように髪を挟むようにして水分を吸い取りましょう。枚数はあくまで目安のため、髪の長さや水分量に応じて調整してください。
ティッシュペーパーがなければ、キッチンペーパーでも構いません。長く押さえると必要な皮脂まで吸い取ってしまう可能性があるため、数秒ずつやさしく押しあてましょう。

タオルの上からドライヤーをあてる

タオルの上からドライヤーをあてると、髪に直接熱をあてるよりも短時間で乾かせる場合があります。これは、タオルが髪の水分を吸収し、ドライヤーの熱でその吸収した水分を効率良く蒸発させるためです。
また、タオルを頭にふんわり被せた状態で、内側からドライヤーの風を送り込む方法も効果的です。タオルの中に温風を閉じ込めることで、乾くまでのスピードを短縮できる可能性があります。さらに、タオルを被るとドライヤーの熱が直接髪に触れないため、乾燥によるダメージを抑えられるのもメリットです。
ただし、厚みがあるタオルは十分に風が行き届かず、乾くまでに時間がかかる場合があります。吸水性に優れており、風がしっかり通るタオルを選びましょう。

湿度が低い場所で髪を乾かす

湿度が低い場所で髪を乾かすのも、ドライヤーの時間を短縮する方法の一つです。ドライヤーは、取り込んだ空気を温風として送り出しています。そのため、湿度が高い場所では、水分を含んだ温風をあてることになり、髪が乾きにくくなります。
一方、湿度が低い場所では、乾いた空気がドライヤーに取り込まれるため、水分を多く含まない温風で髪を乾かすことが可能です。そのため、湿度が高い場所より速く乾きやすい傾向があります。
脱衣所や洗面所など、浴室に近い部屋は湿度が高いため、できればリビングなどの湿度が低い部屋で乾かすと良いでしょう。

髪を速く乾かす便利グッズを活用する

髪を速く乾かすなら、便利グッズを活用するのもおすすめです。便利グッズには、ヘアターバンやマイクロファイバータオル、マイクロファイバー手袋、ブローブラシなどがあります。
髪を包んで水分を吸収するヘアターバンは、お風呂から上がってドライヤー前にスキンケアをしたい方にもおすすめです。ただし、そのままの状態で長時間放置すると、髪が傷んだり、頭皮トラブルを引き起こしたりする可能性があります。スキンケア後は、時間を置かずに早めに髪を乾かしましょう。
速乾スプレーを吹きかけるのも、ドライヤーの時短に役立つ方法の一つです。速乾スプレーには、速乾成分のエタノールとガス(DME)が含まれています。これらの成分が揮発することで、髪の水分が蒸発しやすくなり、乾くまでの時間を短縮できます。
ただし、エタノールは揮発性が高く、髪の水分に加えて脂分も奪いやすいため、乾燥肌の方やダメージ毛でパサつきのある方は注意が必要です。

髪が速く乾くドライヤーを選ぶときのポイント

現在使用しているドライヤーで乾きにくさを感じているなら、買い替えを視野に入れてみましょう。髪が速く乾くドライヤーを選ぶときのポイントは、以下の通りです。

  • ●大風量モデルを選ぶ
  • ●温度調節が可能なモデルを選ぶ
  • ●髪へのダメージを抑える機能があるかチェックする
  • ●ノズルの取り外しができるかチェックする

ドライヤーによって髪が乾くまでの時間に差が出るため、購入前に確認しておきましょう。

大風量モデルを選ぶ

髪を速く乾かすなら、大風量タイプのドライヤーを選ぶのがおすすめです。風量が強いドライヤーは、髪の水分を一気に飛ばせるため、乾くまでの時間を短縮できます。
目安としては、ハイパワーで使用したときに1.4㎥/min以上の風量が出るドライヤーがおすすめです。
ただし、風量が強すぎると、髪が乱れてヘアセットがしにくくなります。使用シーンに応じて、風量を調節できる機能が付いているものを選ぶと良いでしょう。

温度調節が可能なモデルを選ぶ

温度調節機能が付いているかどうかも、ドライヤー選びで見るべきポイントです。温度を細かく調節できれば、髪の状態や仕上げたいスタイルに合わせて、最適な温度で乾かすことができます。
また、高温のまま乾かし続けると、キューティクルが傷んでしまう可能性があります。温度調節機能が付いていれば、最初は高温で水分を飛ばし、ある程度乾いたら低温に切り替えるといった使い方も可能です。

髪へのダメージを抑える機能があるかチェックする

髪へのダメージを抑える機能が備わっているかも確認しましょう。最近では、マイナスイオンや遠赤外線など、髪の乾燥や熱によるダメージを軽減する機能が搭載されているモデルが増えています。
例えば、マイナスイオン機能があるドライヤーは、髪にうるおいを与えながら静電気の発生を防ぎ、まとまりのある髪に仕上げます。遠赤外線を搭載したモデルは、髪の表面の温度上昇を防ぎつつ、内部から効率良く温めてくれるため、乾かす時間を短縮できます。
髪や頭皮への負担を減らしたい方は、スカルプ機能が搭載されたドライヤーがおすすめです。スカルプ機能は、頭皮への熱ダメージを抑えるための機能です。低温の温風で、頭皮ケアをしながら乾かすことができます。
モデルによって性能や機能に違いがあるため、自分の髪質やダメージの程度に合ったものを選びましょう。

ノズルの取り外しができるかチェックする

ノズルの取り外しができるかどうかも、ドライヤー選びで注目したいポイントの一つです。ノズルを外すと広範囲に風をあてられるため、乾かす時間を短縮しやすくなります。逆にノズルを付ければ風が一点に集中するため、根元や襟足など、ポイントごとにしっかり乾かしたいときに便利です。
シーンに応じてノズルを取り外しできるドライヤーなら、スタイリングの自由度も高まるでしょう。

ドライヤーで速く髪を乾かすときのNG習慣

ドライヤーで速く髪を乾かすときのNG習慣

ドライヤーで髪を乾かす際にやってしまいがちなNG習慣は、以下の4つです。

  • ●ドライヤーを近づけて乾かす
  • ●温風を一点に集中してあて続ける
  • ●アウトバストリートメントをつけずに乾かす
  • ●乾かしすぎてしまう

美しい髪を手に入れるためにも、どのような点に注意すべきなのか確認しましょう。

ドライヤーを近づけて乾かす

ドライヤーを極端に近づけて乾かすと、熱によって「たんぱく変性」と呼ばれる現象が起き、髪が火傷した状態になる場合があります。たんぱく変性が起きた髪は元に戻せないため、パーマやカラーリングの薬剤が浸透しにくくなる可能性があります。
そのため、乾かすときは、髪から10cm程度離してドライヤーをあてるのがポイントです。密着させると速く乾くと思いがちですが、かえって枝毛やパサつきを引き起こす原因になるため注意しましょう。

温風を一点に集中してあて続ける

温風を同じ箇所にあて続けると、髪や頭皮に大きなダメージがかかります。ドライヤーの温度は、一般的に100~120℃程度とされていますが、熱が一点に集中すると、髪の温度が上昇してパサつきや切れ毛、枝毛などを引き起こす可能性があります。
髪への負担を抑えるには、ドライヤーを小刻みに動かしながら乾かすのがポイントです。広範囲に風が分散されて均等に熱を与えられるため、髪のダメージを防ぐことができます。

アウトバストリートメントをつけずに乾かす

アウトバストリートメントをつけずに乾かすと、ドライヤーの熱で髪が傷んでしまう可能性があります。アウトバストリートメントとは、タオルドライ後に髪になじませる洗い流さないトリートメントのことです。
濡れている髪はキューティクルが開いた状態になっていますが、アウトバストリートメントで表面をコーティングすることで、ドライヤーの熱や摩擦によるダメージを軽減することが可能です。
アウトバストリートメントのタイプは、大きく分けてオイル・ミルク・クリーム・ミストの4つに分かれます。しっとりしたツヤ髪を求める方は、油分量が多いオイルタイプがおすすめです。べたつきが気になる方は、オイルタイプより軽い付け心地のミルクタイプを選ぶと良いでしょう。
髪が硬く広がりやすい方は、ミルクタイプより油分量が多いクリームタイプが適しています。ミストタイプは、軽い仕上がりを求める方、軟毛でうねりやすい方におすすめです。
髪質や仕上がりのイメージに合ったアウトバストリートメントを活用し、ダメージの少ない髪を目指しましょう。

乾かしすぎてしまう

髪を乾かしすぎるのも、NG習慣の一つです。乾かしすぎると、必要な水分や内部のうるおいまで失われ、パサつきや抜け毛、枝毛、フケなどの原因になります。
ドライヤーの時間は、ショートヘアであれば3〜5分、ロングヘアなら7〜10分程度が目安です。ただし、乾くまでの時間は髪質や毛量によって異なるため、時間にこだわりすぎないようにしましょう。手で湿り気が残っていないか確認しながら乾かすのがポイントです。

まとめ

まとめ

髪を速く乾かすには、タオルドライで水分をしっかり取ったり、根元から順に乾かしたりすることが大切です。
また、大風量で髪をいたわる機能や温度調節機能が搭載されているドライヤーなら、乾くまでの時間を短縮しながら美しい髪を育てられます。現在、使用中のドライヤーで乾きにくさを感じている方は、新しいものに買い替えてみるのも良い方法です。
毎日のドライヤー時間を短くするために、できることから始めてみましょう。

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