コテとストレートアイロンの違いは?

コテもストレートアイロンも、どちらも熱の力でスタイリングする「ヘアアイロン」である点は変わりありません。大きな違いは、向いているスタイリングの種類にあります。
基本的にコテは髪を巻いてカールをつくるために、ストレートアイロンは髪をまっすぐに伸ばすために使用することが多いです。では、コテとストレートアイロン、それぞれの特徴や基本の使い方について解説します。
コテとは
コテは髪を巻いてカールさせるときに使うヘアアイロンで、「カールアイロン」と呼ばれることもあります。先端に円筒状の金属部分(バレル)があり、ここに髪を巻きつけてカールをつくります。
コテにはバレルに髪を挟んで固定するためのクリップがついており、このクリップを開閉しながら毛束を巻きつけていきます。19mm・26mm・32mm・38mmといったように、バレルの太さごとにサイズ展開されているのが一般的です。
細いバレルほどしっかりとした強いカールになり、太いバレルほど緩やかでやわらかな質感のカールになるため、つくりたいスタイリングによって使い分けることもあります。髪を巻く動作にややコツがいりますが、ふんわり華やかな巻き髪スタイルをつくるには欠かせないアイテムといえるでしょう。
ストレートアイロンとは
ストレートアイロンは髪をまっすぐに伸ばしたいときや、毛先に緩いカール、ウェーブをつけたいときに使い、「ヘアアイロン」と呼ばれることもあります。
平らなプレートで髪を挟み、根元から毛先に向かって滑らせるだけで使えるため、コテよりも比較的扱いやすいのが特徴です。 髪をストレートに整えるのはもちろん、ひねりながら滑らせることで、毛先を内巻きや外ハネにしたり、S字ウェーブのような緩いカールをつけたりすることも可能です。
また、寝グセ直しや前髪、サイドの髪のセットにも使用でき、一台でさまざまなアレンジに応用できるアイテムといえるでしょう。
ReFaのストレートアイロンならアレンジも思いのまま
「リファストレートアイロン プロ」は、本体の外側が丸みを帯びた設計になっているため、髪を挟んでひねるだけで大きく華やかなカールをつくれます。また、プレートも十分な長さと幅があるので、毛先の内巻きや外ハネはもちろん、髪全体に緩やかなカールをつけるなど、思いのままにアレンジできます。
コテとストレートアイロンの選び方

コテやストレートアイロンを選ぶ際には、以下のポイントをチェックします。
- ●温度が調節できるか
- ●海外で使用できるか(対応電圧や電源)
- ●コードレスタイプかどうか
- ●プレートの素材と特徴
この4つのポイントに注目すれば、自分の髪やライフスタイルに合った一台が見つかるでしょう。
温度が調節できるものを選ぶ
設定温度の幅が広く、かつ細かく調節できるコテやストレートアイロンを選ぶと、髪質やなりたいスタイルに合わせて最適な温度で使うことができます。特にカラーやパーマなどで髪がダメージを受けている場合は、おおよそ120℃〜160℃程度の髪に負担をかけない温度に設定してスタイリングするのがおすすめです。
機種によっては5段階など細かく温度を設定して使用できるものもあります。最高温度が200℃以上など高温になるコテやストレートアイロンもありますが、温度が高いほど髪への負担も大きくなるため、髪質に合った温度で使うことが大切です。
海外に持っていくなら電圧や電源をチェック
日本と電圧が異なる国では、日本向けのコテやストレートアイロンはそのままでは使えないことがあります。日本の電圧は100Vですが、世界では220V~240V、または110V~130Vが主流です。
対応電圧外で使用すると電源が入らなかったり、故障の原因になったりすることもあるので、海外旅行中にコテやストレートアイロンを使用したい場合は、購入時から海外対応のモデルを選ぶか、変圧器を持参することをおすすめします。また、充電式のコードレスヘアアイロンは、内蔵バッテリーの関係で航空機内への持ち込みが制限される場合もあるため、パッキングや手荷物検査の際には注意しましょう。
旅行や外出先でのお直しにはコードレスタイプがおすすめ
旅行や外出先でコテやストレートアイロンを使いたい場合は、充電式や電池式のコードレスタイプがおすすめです。
コードが付属していない分コンパクトなモデルが多く、バッグの中でかさばりにくいというメリットがあります。使用中にコードがからまったり、収納時にコードをまとめたりする手間も省けるので使いやすいでしょう。外出先で前髪を直したい、ヘアスタイルを変えたいというときにも、コンセントがない場所で手軽に使用できます。
さらに、コードレスなら360度どの方向にも自由に動かせるため、細かい部分も思い通りにスタイリングしやすいという特徴があります。ただし、コードレスヘアアイロンは連続して使用できる時間が限られるため、外出前に充電や電池を確認しておきましょう。
プレートの種類やそれぞれの特徴をチェック
コテやストレートアイロンの髪を挟むプレートには複数の種類があります。代表的なものは「セラミック」と「チタン」を使用したプレートです。
セラミックプレートは、コーティングが剥がれない限りさびにくく、熱を均一に伝えやすいという特徴があります。チタンプレートは金属製で強度が高く耐久性に優れており、熱に強いのが特徴です。
また、メーカーによっては独自素材のプレートを採用している製品もあります。例えばシルクでコーティングされた特殊なプレートや、高密度炭素を採用したカーボンプレートなど、髪へのダメージを軽減しながらツヤ感のあるスタイリングをつくれる製品もあります。
それぞれ長所があるため、耐久性や髪へのやさしさなど重視したい点に合わせて選んでみてください。
コテを使ってできるおすすめヘアアレンジ

コテを使ったヘアアレンジ例を、髪の長さ別に紹介します。ショートからロングまで、それぞれに似合う巻き髪スタイルをぜひ試してみてください。
ふわふわレイヤーカール
ボブヘアの方は、髪を上下に分けて緩くカールをつける「ふわふわレイヤーカール」がおすすめです。ナチュラルなカールはこなれ感が出るので、オン・オフどちらの場面にもなじみやすいでしょう。
猫っ毛など髪が細くボリュームが出にくい方にも向いています。
- 1. 髪を上下に分けてブロッキングする
- 2. 下の段の毛先を外巻きにする(ワンカール)
- 3. 上の段の毛先を内巻きにする(ワンカール)
- 4. 髪を少し取り、ねじりながら巻いたらコテを縦に引き抜く
- 5. 4を繰り返し行い、髪全体を巻いていく
このアレンジで使用したのは・・・
リファカールアイロン プロ 38mm

韓国風ヨシンモリ
ロングヘアに向いているのが、大きく緩やかなカールで顔まわりを華やかに演出する韓国発の人気ヘアアレンジ「韓国風ヨシンモリ」です。「女神ヘア」とも呼ばれ、近年トレンドになっています。。これにより、キューティクルが閉じやすくなり、ツヤのある髪に近づきます。
- 1. 髪の中間から毛先にかけてヘアオイルをつける(ヒートプロテクト成分が配合されているものなど、ヘアアイロンの前に使用できるもの)
- 2. 髪を上下に分けて上側の髪を取って内巻きしていき、耳の横で1〜2秒キープする
- 3. そのまま毛先までコテをスライドさせて毛先も含めて内巻きする
- 4. コテで毛先を挟んだまま2と3を3回繰り返したら、コテを縦に引き抜く
- 5. 反対側も同様に巻く
- 6. 内側の髪は毛先を内巻き、その上の部分を外巻き、さらに上を内巻きと交互に繰り返して波巻きする
このアレンジで使用したのは・・・
リファカールアイロン プロ 38mm

くびれ巻き
「くびれ巻き」は髪に「くびれ」をつくってメリハリを出すヘアアレンジで、ミディアムボブからロングヘアまで似合います。くびれをつくることで、フェイスラインをシャープに見せる効果も期待できます。
- 1. コテのクリップを外側にして適量を取った髪の中間部分を挟み、一回転させて外巻きにする
- 2. コテを持っている手を後ろ側に持っていき、コテを半回転させながら、毛先の方にスライドさせる
- 3. 同様に、顔まわりや前髪以外の髪を全体的に巻いていく
- 4. 顔まわりの髪は外巻きでコテを後ろにスライドさせながら流す
- 5. ブラシで全体をほぐしたら完成
このアレンジで使用したのは・・・
リファカールアイロン プロ 26mm

ストレートアイロンを使ってできるおすすめヘアアレンジ

ストレートアイロンを使ったヘアアレンジ例を髪の長さ別に紹介します。ストレートアイロンでも、巻き方しだいでさまざまなカールヘアがつくれるので、使い方を工夫してヘアアレンジの幅を広げましょう。
ツイストニュアンス
「ツイストニュアンス」は、ミディアムヘアの方におすすめのヘアアレンジです。毛束をねじりながらストレートアイロンを滑らせることで、コテで巻いたようなこなれた雰囲気の巻き髪がつくれます。
ストレートアイロンで立体感や躍動感を出したいときにもピッタリです。
- 1. 全体の毛先を内巻きにする(ワンカール)
- 2. 表面の髪を斜めに挟み、後ろ側にねじりながら毛先までスライドさせる
- 3. 全体の表面を同様に巻く
- 4. サイドの前髪を挟み、後ろ側にスライドさせて流す
このアレンジで使用したのは・・・
リファストレートアイロン プロ

王道内巻きカール
「王道内巻きカール」はボブヘアからロングヘアまで幅広い長さに似合う、シンプルで定番の内巻きスタイルです。難しいテクニックがいらないので、ヘアアレンジが苦手な方にもおすすめです。
- 1. 髪を上下に分けてブロッキングする
- 2. 上下の髪をそれぞれ全体的に内巻き(ワンカール)にする
- 3. 前髪も内巻きにする
- 4. 顔まわりの髪を挟み、後ろ側の髪になじませるイメージで横に流す
このアレンジで使用したのは・・・
リファストレートアイロン プロ

ウェーブヘア
「ウェーブヘア」は髪の長さを問わず楽しめる、波打つようなウェーブスタイルです。前髪まで波巻きにすれば外国人風の雰囲気に。顔まわりは一番上の部分を内巻きからスタートすると小顔見え効果が期待できます。
- 1. 髪の中間から毛先にかけてヘアオイルをつける(ヒートプロテクト成分が配合されているものなど、ヘアアイロンの前に使用できるもの)
- 2. 髪を上下に分けてブロッキングする
- 3. 下の髪を適量取り、根元から毛先に向けて内巻きと外巻きを繰り返し、毛先は内側もしくは外側にくるんと巻く
- 4. 次の毛束は最初の毛束と反対の巻き方で始めて、毛先まで巻いていく(例:最初の毛束で内巻きから始めた場合、次の毛束は外巻きから始める)
- 5. 反対側も同様に行う
- 6. 上の髪も同様に巻いていく(上の髪を巻くときは下の髪よりも細めに取ると、きれいに仕上がる)
- 7. 前髪に軽くヘアオイルをつけ、上の髪と下の髪に分けてブロッキングする
- 8. 前髪の下の段をウェーブ巻き(巻き終わりは外巻き)、上の段もウェーブ巻き(巻き終わりは内巻き)にする
このアレンジで使用したのは・・・
リファストレートアイロン プロ

コテやストレートアイロンを使うときの注意点

コテやストレートアイロンは、使い方しだいで幅広いヘアアレンジが楽しめますが、やり方を間違えると髪にダメージを与えてしまう可能性があります。次の2つの注意点を確認して、ツヤのあるストレートヘア、カールヘアに仕上げましょう。
髪が濡れた状態で使用しない
髪が濡れている状態でコテやストレートアイロンをあてるのは厳禁です。なぜなら、水分を含んだ髪はキューティクルが開いてやわらかくなっており、摩擦や熱によるダメージを受けやすいからです。
また、髪が濡れた状態でコテやストレートアイロンを使うと、水分が急激に蒸発してキューティクルが傷つく「水蒸気爆発」を引き起こすといわれています。そのため、コテやストレートアイロンは、必ず髪をしっかり乾かしてから使用しましょう。
さらに、同じ部分に長時間コテやストレートアイロンをあて続けるのも避けてください。高温のプレートを長くあてると髪を傷める原因になります。
コテやストレートアイロンは120℃〜160℃程度を目安に設定し、髪に通すときは1箇所につき3秒以内を目安にすると、髪へのダメージを防げるでしょう。
熱ダメージをケアする習慣をつける
コテやストレートアイロンは熱でスタイリングするため、少なからず髪にダメージを与えてしまいます。スタイリングにコテやストレートアイロンを使用する方は、熱ダメージをケアする習慣をつけることが大切です。
スタイリング前にヘアオイルやミストなどのアウトバストリートメントやスタイリング剤を使えば、熱による髪への負担を軽減できます。特に「ヒートプロテクト」成分が配合されたアイテムなら、ドライヤーやコテ、ストレートアイロンの熱から髪を守り、ダメージを抑えてくれます。
また、キープ力の高いスタイリング剤を使えば、仕上がりが長持ちします。さらに、髪を洗うときにはヘアトリートメントやヘアマスクといったインバストリートメント、お風呂上がりにはヘアミルクやヘアオイルといったアウトバストリートメントを取り入れて、補修・保湿ケアをするのもおすすめです。
毎日のヘアケアでしなやかなツヤ髪をキープすれば、スタイリングの仕上がりがより際立ちます。
コテやストレートアイロンでヘアアレンジを楽しもう

コテとストレートアイロンはそれぞれ特徴が異なるため、つくりたいヘアスタイルや髪質に応じて使い分けるのがおすすめです。温度調節機能やプレート素材などに注目して自分に合うコテやストレートアイロンを選び、正しい使い方でスタイリングすれば、髪へのダメージを軽減しながらさまざまな髪型が楽しめます。
コテはもちろん、ストレートアイロンでも巻き髪がつくれるので、スタイリングが苦手な方もぜひ挑戦してみてください。ファッションやTPO、気分に合わせて自由にヘアアレンジを楽しみましょう。
リファカールアイロン プロ(38mm/32mm/26mm/19mm)
水・熱・圧のコントロールで、立体感つづくレア髪カールへ。
¥25,000[税込]

リファストレートアイロン プロ
水・熱・圧のコントロールで、しっとり端正なレア髪ストレートへ。
¥23,000[税込]
