酸熱トリートメントとは?
酸熱トリートメントは髪質改善トリートメントの一種で、トリートメント剤に含まれる酸と熱の力を利用し、髪を内側から整える施術です。ダメージによって乱れた髪内部に働きかけることで、うねりやパサつきを抑え、質感の改善が期待できます。
酸熱トリートメントで使用される酸には、主にグリオキシル酸・レブリン酸・サリチル酸の3種類があり、種類によって髪への作用は異なります。そのため、髪質やダメージの状態を確認したうえで、美容師と相談しながら施術内容を決めることが大切です。
酸熱トリートメントで得られる効果
酸熱トリートメントの施術を受けることで、まとまりや手触りの改善が期待できます。主な効果は以下のとおりです。
- ●髪がまとまりやすくなる
- ●毎日のお手入れが楽になる
- ●髪への負担を抑えた施術ができる
それぞれの効果について、詳しく見ていきましょう。
髪がまとまりやすくなる
酸熱トリートメントの施術を受けることで、髪がまとまりやすくなります。トリートメント剤に含まれる酸と施術時に加える熱の力によって、髪内部のダメージ部分を補修する働きが期待できます。
縮毛矯正のように強くクセを伸ばす施術ではありませんが、ダメージによって生じたうねりや広がりが落ち着きやすいのが特徴です。その結果、パサつきが抑えられ、自然なまとまりのある髪状態を目指しやすくなります。
毎日のお手入れが楽になる
酸熱トリートメントによって髪にまとまりが出ると、毎日のお手入れが楽になる点もメリットです。髪が扱いやすくなることで、ドライヤーやスタイリングにかかる時間を短縮しやすくなります。
また、髪内部が栄養やうるおいで満たされることで、湿度や乾燥など外部環境の影響を受けにくくなる傾向があります。朝のスタイリングが崩れにくく、ヘアスタイルをキープしやすくなるでしょう。
髪への負担を抑えた施術ができる
酸熱トリートメントは、髪への負担を抑えながらケアできる施術です。酸を含んだトリートメント剤を塗布し、ヘアアイロンやドライヤーで熱を加えることでダメージ補修をサポートします。
強い薬剤でクセを伸ばす施術とは異なり、髪をいたわりながらまとまりのある状態を目指せるのが特徴です。髪のダメージが気になる場合にも取り入れやすい施術といえます。髪への影響をできるだけ抑えながら、手触りやまとまりを整えたい人に向いています。
酸熱トリートメントのデメリット
酸熱トリートメントは、髪の内部に働きかけてまとまりを整えやすい点が魅力な一方で、いくつかデメリットもあります。主なデメリットは以下のとおりです。
- ●クセの強い髪には効果を感じにくい場合がある
- ●ヘアカラーとの併用で色落ちしやすくなる可能性がある
施術前に特徴を理解しておくことで、仕上がりのイメージとのギャップを防ぎやすくなります。それぞれの特徴について詳しく解説します。
クセの強い髪には効果を感じにくい場合がある
酸熱トリートメントは、クセの強い髪には効果を実感しにくい場合があります。施術はダメージによって生じたうねりや広がりを整えることを目的としており、先天的なクセ毛を伸ばすことはあまり期待できません。
強い縮れや波状のクセがある場合は、仕上がりに物足りなさを感じることもあります。クセをしっかり伸ばしたい場合は、縮毛矯正など別の施術を検討したほうがよいでしょう。
ヘアカラーとの併用で色落ちしやすくなる可能性がある
酸熱トリートメントは、ヘアカラーとの施術タイミングによっては色落ちしやすくなる可能性があります。ヘアカラー剤はアルカリ性、酸熱トリートメントは酸性の性質を持ち、カラー直後に施術すると色味に影響が出ることが考えられます。
そのため、ヘアカラーの直後は酸熱トリートメントを避けるのが無難です。どうしても併用したい場合は美容師に相談し、施術間隔や順序を調整してもらいましょう。
酸熱トリートメントが向いている人・やめたほうがいい人
酸熱トリートメントは、すべての髪に同じ効果が出る施術ではないため、髪の状態に合っているかを見極めることが大切です。
ここでは、酸熱トリートメントが向いている人・やめたほうがいい人の特徴を解説します。施術後のギャップを防ぐためにも、これから施術を受ける人はぜひ参考にしてください。
向いている人
酸熱トリートメントの施術が向いている人の特徴は以下のとおりです。
- ●ヘアカラーやパーマを重ねて髪が傷んでいる人
- ●年齢を重ねてハリやコシがなくなってきたと感じる人
- ●髪のパサつきやうねりが気になる人
これらの悩みは、ダメージによって髪内部のバランスが乱れていることが原因の場合があります。
酸熱トリートメントは、髪の内部に働きかけながらまとまりや手触りを整えやすい施術です。強いクセを伸ばすというより、髪質を扱いやすくしたい人に向いています。
やめたほうがいい人
一方で、酸熱トリートメントの施術をやめたほうがいい人の特徴は以下のとおりです。
- ●髪の状態が健康な人
- ●先天的に強いクセ毛の人
酸熱トリートメントは、ダメージによって栄養が流出した部分に新たな結合をつくる施術です。そのため、髪の内部ダメージが少ない健康な髪には効果を感じにくいとされています。
また、髪の形状そのものを変える施術ではないため、強いクセ毛の場合は仕上がりに物足りなさを感じることも少なくありません。クセをしっかり伸ばしたい場合や、髪の状態に悩みが少ない場合は、別の施術やケア方法を選ぶと満足度が高くなることもあります。
酸熱トリートメントと縮毛矯正との違い
酸熱トリートメントと似た施術に縮毛矯正があります。どちらも髪のうねりや広がりを整える施術のため、どちらを選ぶべきか迷う人も少なくありません。
ここでは、酸熱トリートメントと縮毛矯正の違いを主な項目ごとに比較します。
- ●施術内容
- ●所要時間
- ●料金
理想の仕上がりを目指すためにも、それぞれの特徴や違いを正しく理解し、自分の髪質や悩みに合った施術を選ぶことが大切です。それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
施術内容
縮毛矯正と酸熱トリートメントでは、施術の目的と仕組みが大きく異なります。
縮毛矯正は、薬剤によって髪内部の結合(シスチン結合)を一度切断し、ヘアアイロンの熱でまっすぐに整えたあと再結合させる施術です。酸熱トリートメントではアプローチしにくい強いクセ毛でも、しっかり伸ばせます。
一方で酸熱トリートメントは、トリートメント成分と熱を利用して髪の内部に働きかけ、質感やまとまりを整える施術です。クセを伸ばすというより、ハリやコシを与えながら髪の状態を整えることを目的としています。
所要時間
縮毛矯正は薬剤の放置時間やヘアアイロンの工程が多く、施術時間は2.5〜4時間が目安です。髪の長さや毛量が多い場合は、さらに時間がかかることもあります。
一方、酸熱トリートメントは工程が比較的シンプルで、1.5〜2時間程度で終わるケースが一般的です。
ただし、どちらの施術も髪の状態やダメージレベルによって、所要時間が前後することがあります。施術時間が気になる場合は、美容師にあらかじめ確認しておくと安心です。
料金
縮毛矯正は施術工程が多く、技術力も求められるため、料金は15,000〜25,000円前後になるのが一般的です。使用する薬剤やサロンの方針によっては、さらに高額になる場合もあります。
酸熱トリートメントは8,000〜15,000円前後が目安で、縮毛矯正と比べると比較的取り入れやすい価格帯といえます。仕上がりや施術の目的、予算に合わせて自分に合った施術を選びましょう。
酸熱トリートメントの施術工程
酸熱トリートメントは、髪質やダメージの程度に合わせて工程や薬剤を調整することで、まとまりのある髪に仕上げます。ここでは、一般的な施術の流れを紹介します。
- 1.髪の状態を整える(シャンプー・前処理)
- 2.髪質に合わせた薬剤を塗布する
- 3.ヘアアイロンで熱を加え、成分を定着させる
- 4.スチーム・放置後に薬剤を洗い流す
- 5.トリートメントで状態を整える
施術は髪質やダメージの状態に合わせて薬剤の強さを調整し、必要以上に髪へ負担がかからないように配慮されます。薬剤を塗布したあとは、ヘアアイロンで全体に熱を加えることで成分を定着させ、まとまりやすい髪状態へと整えていくのが特徴です。
酸熱トリートメントの施術後の注意点
酸熱トリートメントは、施術後の過ごし方によって仕上がりや持続感に差が出ることがあります。成分をしっかり定着させるためにも、施術直後は以下の点に注意して過ごしましょう。
- ●施術直後はシャンプーを避ける
- ●ヘアアレンジをせずに過ごす
- ●髪に負担がかからない行動を心がける
それぞれの項目について、以下で詳しく解説します。
施術直後はシャンプーを避ける
酸熱トリートメント後、24〜48時間ほどはシャンプーを避けましょう。施術直後の髪は、トリートメントによって内部構造が変化したばかりでデリケートな状態になっています。
このタイミングでシャンプーすると、水分や洗浄成分の影響により、トリートメント成分の定着が弱まる可能性があります。仕上がりを安定させ、効果を長持ちさせるためにも一定時間は洗髪を控えるようにしましょう。
ヘアアレンジをせずに過ごす
施術後しばらくはヘアアレンジを控え、髪を下ろした状態で過ごすようにしましょう。酸熱トリートメント後の髪は形状が完全に定着しておらず、クセがつきやすい状態です。
その状態で髪を結んだり耳にかけたりすると、髪に折れや跡が残りやすく、仕上がりの質感が崩れる原因になることもあります。自然な状態を保つことで、まとまりのある仕上がりを維持しやすくなります。
髪に負担がかからない行動を心がける
酸熱トリートメントの効果を保つには、施術後のヘアケアや生活習慣にも注意が必要です。施術後は酸熱トリートメント専用、または低刺激タイプのシャンプー・トリートメントを使用するのがおすすめです。
また、入浴後は髪をしっかり乾かし、海やプールを避けるなど、髪に負担をかけない行動を心がけましょう。このように小さなケアを積み重ねることで、まとまりやツヤ感を長くキープしやすくなります。
酸熱トリートメントに関するよくある質問
最後に、酸熱トリートメントに関するよくある質問に回答します。酸熱トリートメントの持ちや髪質改善トリートメントとの違いについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
酸熱トリートメントと髪質改善トリートメントとの違いは?
酸熱トリートメントは、髪質改善トリートメントの一種です。髪質改善トリートメントは特定の施術名を指すものではなく、髪の状態を整えることを目的としたメニュー全般の総称です。
そのなかに、酸熱トリートメントや水素トリートメント、ケラチントリートメントなどが含まれています。酸熱トリートメントは髪質改善トリートメントのなかでも、ダメージによるうねりや質感の乱れにアプローチする施術です。
酸熱トリートメントの持ちはどれくらい?
酸熱トリートメントの効果が持続するのは、一般的に1〜2ヶ月が目安とされています。髪の内部に働きかける施術のため、回数を重ねることで髪質が整い、以前より持続しやすくなる場合もあります。
効果を安定させたい場合は、1ヶ月半〜2ヶ月に1回程度のペースで施術を受けるのがおすすめです。ただし、持続期間は髪質やダメージの状態、日常のケア方法によっても差が出ます。
酸熱トリートメント後に髪がボロボロになることはある?
酸熱トリートメントは、施術方法を誤ると髪がチリチリとした質感になる可能性があります。使用するトリートメント剤の種類や塗布量、アイロンの温度設定などによって仕上がりが大きく左右されるため、美容師の技術力が重要です。
ダメージの状態を正しく見極めずに施術すると、かえって髪に負担がかかることもあります。そのため、実績のある美容室を選び、事前にしっかり相談することが大切です。
酸熱トリートメントと縮毛矯正は併用してもいい?
酸熱トリートメントと縮毛矯正は、基本的に併用することが可能です。縮毛矯正でクセを伸ばし、酸熱トリートメントで髪内部を補修することで、見た目や手触りが整いやすくなります。
ただし、縮毛矯正後の髪はデリケートな状態のため、続けて施術するのは避けたほうが無難です。目安としては1週間ほど間隔をあけ、美容師に髪の状態を確認してもらい、問題がなければ施術を検討しましょう。
酸熱トリートメントで自然なまとまりとツヤのある髪へ
酸熱トリートメントは、髪の内部に働きかけながらダメージによるうねりやパサつきを整え、自然なまとまりとツヤ感を出す施術です。
縮毛矯正のようにクセを強く伸ばすものではありませんが、髪質やダメージの状態に合えば、毎日のお手入れがしやすくなります。一方で、強いクセ毛には効果を感じにくい場合があり、施術後のケアに注意が必要な点があります。
仕上がりのイメージや施術目的を明確にし、美容師と相談して自分に合った施術を選びましょう。
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