外ハネとは?人気の「くびれシルエット」を解説
外ハネは、毛先を外側に跳ねさせて動きを出すヘアスタイルです。
まずは外ハネの基本として、内巻きとの違いと、くびれシルエットが人気の理由を押さえておきましょう。
外ハネと内巻きの違い
外ハネと内巻きの違いは、毛先を向ける方向にあります。
| 種類 | 外ハネ | 内巻き |
|---|---|---|
| 毛先の向き | 外側へ跳ねさせる | 内側へ巻き込む |
| 仕上がりの印象 | 抜け感・こなれ感 | 丸み・やわらかさ |
| おすすめの人 | 軽さ・おしゃれ感を出したい | やさしい雰囲気にしたい |
内巻きは毛先が顔まわりを包み込むためやわらかな印象に、外ハネは毛先が外へ向かうことで軽やかでこなれた印象になります。なりたいイメージで選ぶのがポイントです。
人気は「くびれシルエット」|幅広い世代に取り入れやすい理由
近年特に人気なのが、中間を内巻きにして毛先を外ハネにする「くびれシルエット」です。毛先だけを外に曲げると尖って不自然になりがちですが、中間の内巻きと組み合わせることで自然な曲線が生まれます。
支持される理由は、主に次の4つです。
- ● 小顔見え
- ● 抜け感・こなれ感
- ● スタイリングが簡単
- ● 幅広いシーンに対応
中間の内巻きで耳横にボリュームが出て首元がすぼまると、ひし形のフォルムが完成し、頬骨まわりやフェイスラインを自然にぼかし、小顔に見える印象を狙いやすくなります。土台のカットがシンプルでも、この内巻きと外ハネを組み合わせるだけで形が決まるため、忙しい朝でもスタイリングが簡単。カジュアルにもエレガントにも振れるため、オフィスから休日まで幅広いシーンで活躍します。
長さ別|外ハネの作り方とコツ
外ハネは髪の長さによって作り方が少し変わりますが、どの長さにも共通する大切なコツが一つあります。それは、毛先を強く「巻き込む」のではなく、ヘアアイロンを毛先に沿わせて横にスッと「抜く」ことです。この感覚をつかむだけで、ツンツン尖らない自然なハネに仕上がります。
ここからは外ハネ作りに必要なアイテムと、ショート〜ボブ・ミディアム・セミロング〜ロングの長さ別の作り方を順に解説します。
【共通】外ハネ作りに必要なアイテム|ヘアアイロン・カーラー・スタイリング剤の選び方
外ハネ作りにあると便利なアイテムは、ヘアアイロン・カーラー・スタイリング剤の3つです。なかでも仕上がりを大きく左右するのがヘアアイロン選び。以下の表も参考に、長さに合った種類・太さを選びましょう。
| アイテム | 選び方のポイント |
|---|---|
| ストレート アイロン |
巻き込みすぎず、ナチュラルなクセ毛風の動きが作れる。初心者や不器用な人向き |
| カールアイロン | 髪の長さで径を選ぶのが基本。ミディアム〜ロングは32mm、ショート〜ボブは25mm〜26mm、ベリーショートは19mmが目安。太めほど自然でやわらかい動きに |
| マジック カーラー |
32mm前後を3つほど。トップや前髪の根元を立ち上げたいときに便利 |
| スタイリング剤 | ヘアオイル(ツヤ・束感)、ヘアバーム(軽やか)、ヘアワックス(キープ力)を仕上がりで使い分け |
次からは、長さ別の外ハネの作り方を紹介します。
外ハネショート〜ボブの作り方とコツ
ショート〜ボブで外ハネを成功させる鍵は、襟足の処理と後頭部のボリュームです。短い分、この2箇所の仕上がりが全体の印象を左右します。
STEP1:ボリュームが出にくい場合は、トップから後頭部にカーラーを3つほど巻き、ドライヤーの熱を3秒〜5秒当ててからはずします。先に根元を立ち上げておくと、後頭部が平らに見えてしまう絶壁感を防げます。
STEP2:襟足は巻き残しが出やすいので、後ろに手を回さず、毛を横に引き出してからストレートアイロンを通します。あとは全体の毛先も同じ要領で、無理に曲げようとせず、外側へ持ち上げるような感覚で外ハネにします。ストレートアイロンであれば巻き込みすぎず、自然なハネに仕上がります。
STEP3:表面の中間部分を内巻きにして、ボブ特有のひし形シルエットを作ります。中間に丸みが出ると、小顔見えにもつながります。
外ハネミディアムの作り方とコツ
ミディアムは肩に毛先が当たる長さのため、自然に外ハネしやすいのが魅力です。ただし毛先が肩に触れて向きが乱れやすく、巻き残しやムラが出たり、湿気や汗で広がってだらしなく見えたりすることも。そのため、巻きムラを防ぐブロッキングと、広がりを抑えるスタイリング剤が重要になります。
STEP1:ハチ上(頭の一番張り出した部分より上)の髪をヘアクリップで留め、上下にブロッキングします。先に分けておくと、巻き残しやムラを防げます。
STEP2:下の段から巻いていきます。ショート〜ボブのやり方と同様に、中間の毛束を内巻きに、毛先を外ハネにすると、くびれのラインができます。ナチュラルに仕上げたいならストレートアイロン、はっきりカールをつけたいなら32mmのカールアイロンが向いています。2つの巻きをつなげると、くびれのあるひし形シルエットに仕上がります。
STEP3:仕上げに顔まわりをリバース巻き(毛先を後ろ方向に巻く方法)にします。抜け感が加わり、こなれた印象になります。
外ハネセミロング〜ロングの作り方とコツ
セミロング〜ロングは重さがある分、毛先が下に落ちて動きが出にくいのが難点です。そこで、重さを逆に活かして「S字のくびれ」を大きく描くのが、きれいに仕上げるコツになります。
STEP1:毛量が多い人は、ブロッキングを細かく分けてから巻きます。少量ずつ巻くと、ムラなく均一に仕上がります。
STEP2:32mm前後のカールアイロンで、毛先を全体的に外ハネにします。続いて中間にゆるく内巻きを加え、毛先の外ハネとつなげると、大きなS字のくびれになります。
STEP3:顔まわりはリバース気味に流し、長さによる重たさを抜きます。最後にヘアオイルをさらりとなじませて重さを抑えると、ペタッとせずまとまります。
それでも上手くいかない方へ|外ハネ失敗5パターンと解決策
外ハネが「寝癖に見える」「ツンツン尖る」「絶壁が目立つ」など、思い通りに仕上がらないのには共通する原因があります。
多くの失敗は次の5つのパターンに整理できるため、まずは自分がどれに当てはまるかを確認してみましょう。
- 1. 毛先を巻きすぎてツンツン尖る
- 2. 襟足に巻き残しがあり寝癖に見える
- 3. 後頭部のボリューム不足で頭の形がペタッと見える
- 4. 髪を梳きすぎてパサつき・スカスカ感が出る
- 5. 骨格や髪質に合わない作り方になっている
失敗①|毛先を巻きすぎてツンツン尖る
ツンツン尖ってしまう最大の原因は、毛先を巻きすぎていることです。「外ハネ=毛先をしっかり外に曲げる」と思い込み、ヘアアイロンに力を入れすぎているケースが多く見られます。カールが強くつきすぎると、わざとらしくバサバサとした印象になってしまいます。
正解は毛先を強く巻き込むのではなく、軽く外側へ向けながら毛先をスッと抜く程度に留めることです。巻き込みすぎを防ぎたい場合は、毛先を滑らせるように使えるストレートアイロンがおすすめ。カールアイロンを使う場合も、ひと巻きの時間を短くすれば自然なワンカールに抑えられます。
失敗②|襟足に巻き残しがあり寝癖に見える
襟足の巻き残しは、外ハネが寝癖のように見えてしまう代表的な原因です。後頭部や襟足は手が届きにくく、ヘアアイロンを当てるのが最も難しい場所だからです。
対策として、無理に後ろへ手を回そうとせず、巻きたい髪を横に持ってきてから巻くと失敗しにくくなります。さらに、髪をブロッキングで上下に分け、下の毛から先に巻くのが基本です。
失敗③|後頭部のボリューム不足で頭の形がペタッと見える
後頭部がペタッと見えるのは、トップの根元が潰れていることが原因です。毛先だけを外ハネにしても、トップや後頭部にボリュームがないと、全体のシルエットが崩れてしまいます。特に大人世代は髪がやせてボリュームが出づらくなり、絶壁感が際立ちやすい傾向があります。
解決のポイントは、毛先を巻く前にトップの根元を立ち上げておくことです。カーラーやヘアアイロンでつむじまわりの根元を起こしておくと、頭の形がふんわりと見え、同じ外ハネでも完成度が大きく変わります。
失敗④|髪を梳きすぎてパサつき・スカスカ感が出る
パサつきやスカスカ感の原因は、髪を梳きすぎていることにあります。レイヤーや軽さを求めて毛量を減らしすぎると、毛先が薄くなり、広がりやパサつきが出やすくなります。表面にぴょこぴょことした短い毛が飛び出し、傷んで見えてしまうこともあります。
応急的な対策としては、ヘアオイルやヘアバームを毛先になじませて束感とツヤを出すと、まとまり感が戻りパサつきが目立ちにくくなります。根本的に改善するには、次回のカットで「あまり梳かないでほしい」と美容師に相談することが大切です。
失敗⑤|骨格や髪質に合わない作り方になっている
巻き方は間違っていないはずなのに外ハネがなんとなく決まらない場合、骨格や髪質に作り方が合っていない可能性があります。同じ外ハネでも、丸顔・面長・ベース型といった骨格や、直毛・クセ毛・軟毛・多毛といった髪質によって、似合う設計は変わるからです。
雑誌やSNSで見た憧れのスタイルをそのまま真似ても、自分の輪郭や髪質に合っていなければ「なんか違う」という仕上がりになりがちです。大切なのは、自分の骨格や髪質に合わせて調整すること。次の章で具体的な似合わせ方をチェックしてみてください。
骨格・髪質別|外ハネの似合わせ方
同じ外ハネでも、骨格や髪質によって似合う形は変わります。
ここでは骨格・頭型と髪質・毛量の2軸に分け、あなたに似合う外ハネの作り分け方を整理していきます。
骨格・頭型別の似合わせ方(丸顔/面長/ベース・エラ張り/絶壁)
骨格や頭型に合わせて外ハネを調整すると、コンプレックスを自然にカバーできます。タイプ別のポイントを整理しました。
| タイプ | 似合わせのポイント |
|---|---|
| 丸顔 |
・顔まわりにレイヤーを入れて縦ラインを強調 ・シースルーバングで縦の抜けを作ると横幅が目立ちにくい |
| 面長 |
・サイドにボリュームを出して横幅を意識 ・前髪を作って縦のラインを区切るのも有効 |
| ベース・ エラ張り |
・カールを控えめにしてストレートに近い外ハネに ・重心を下に置き、長めのサイドバングでエラを自然にカバー |
| 絶壁 |
・巻く前にマジックカーラーで根元を立ち上げる ・つむじ中心に3つ巻き、ドライヤーで3〜5秒温めるとキープしやすい |
髪質・毛量別の似合わせ方(直毛・クセ毛・軟毛・多毛)
髪質や毛量によって、カールのもち方や広がりやすさは異なります。タイプごとに巻き方とスタイリング剤を変えるのがコツです。
| タイプ | 似合わせのポイント |
|---|---|
| 直毛 |
・カールが取れやすいので、しっかり乾かしてから巻く ・巻き終わりは冷ましてクセを定着させる ・水分の少ないヘアスプレーがキープ向き |
| クセ毛 |
・根元を濡らしてドライヤーでブローし、うねりを整えてから巻く ・仕上げにヘアオイルやヘアクリームでまとまり感を |
| 軟毛 |
・ボリュームが出にくいので、レイヤーを活かしカーラーで根元を立ち上げる ・軽めのヘアワックスやヘアバームで動きを補強 |
| 多毛 |
・ブロッキングを細かく上下3段に分けて巻くと均一に ・重めのヘアオイルで広がりを抑える |
外ハネを朝の短時間で再現&夕方まで持たせるスタイリング術
朝作った外ハネを夕方までキープする鍵は、実は巻き方そのものより「前夜の準備」と「日中のひと工夫」にあります。
前夜の仕込みから朝の時短手順、崩れ対策・雨の日対策まで、順番に見ていきましょう。
前夜の仕込み|ドライヤーで根元の方向づけをする
翌朝のスタイリングを楽にするコツは、前夜のうちに根元の毛流れを整えておくことです。
寝起きのハネやクセは、寝ている間に枕で根元の流れが乱れるのが大きな原因。お風呂上がりに次の2つを意識するだけで、翌朝の仕上がりが変わります。
- ● 根元までしっかり乾かす:半乾きで寝ると、根元にクセがつきやすくなります
- ● 毛先を軽く外へ流して乾かす:外ハネの土台を作っておくと、翌朝は仕込んだ毛流れを生かしてそのまま巻けます
朝の時短|巻く順番と効率的な手順
朝の外ハネは、巻く順番を決めるだけで時短になります。次の順番で進めましょう。
- 1. トップの根元を立ち上げる
- 2. 毛先を外ハネにする
- 3. 中間を内巻きにする
最初にトップの髪にカーラーを巻いておけば、待ち時間にメイクや支度を進められます。
仕上げのコツは、巻いた直後にすぐ触らないこと。いったん冷ましてからスタイリング剤をなじませると、カールが定着して長もちします。
なお、髪が湿った状態で高温のヘアアイロンを当てるとダメージにつながりやすいため、朝シャンプー派の方は、根元からしっかり乾かしてから巻きましょう。
一日キープのコツと湿気・雨の日対策
外ハネを一日キープするポイントは、「冷ます」「スタイリング剤の使い分け」「下地作り」の3つです。
まず、巻いた直後は形が崩れやすいので、すぐに触らず冷ましてカールを定着させます。ツヤや束感を出したいときはヘアオイルやヘアバーム、カールを長時間持たせたいときはヘアスプレーが効果的です。
両方使う場合は、ヘアオイルやヘアバームで全体を整えてから、最後にヘアスプレーで固定しましょう。湿気でハネが落ちたり広がったりするのは、髪が空気中の水分を含み、せっかくつくった形が戻りやすくなるためです。雨の日や湿度の高い日は、巻く前にも軽くヘアスプレーで下地を作っておくと、もちが変わります。
外ハネに関するよくある質問(FAQ)
ここでは、外ハネに関する疑問や悩みにお答えします。
- Q. ヘアアイロンが苦手でもできる方法はありますか?
- Q. 髪が短すぎても外ハネは作れる?
- Q. 外ハネがダサく見えてしまうのはなぜ?
Q. ヘアアイロンが苦手でもできる方法はありますか?
ヘアアイロンが苦手な人には、パーマで外ハネを作る方法があります。
あらかじめ毛先に外ハネのクセをつけておけば、朝はドライヤーとスタイリング剤だけで再現でき、スタイリング時間を大きく短縮できます。ただしパーマのもちは髪質や種類によって変わり、2〜3か月ほどでゆるみ始めるため、形を保つには定期的なメンテナンスが必要です。
Q. 髪が短すぎても外ハネは作れる?
外ハネがきれいに決まりやすいのは、顎ラインを目安に長さがある場合です。とはいえ、それより短いショートでも、襟足や顔まわりに少し長さが残っていれば、外ハネのニュアンスは十分に表現できます。
髪が短すぎてカールアイロンで巻きにくいときは、ストレートアイロンで毛先を横にスッと抜くだけでも自然な動きが生まれます。長さに不安がある場合は、担当の美容師に外ハネしやすいカットを相談してみるのもおすすめです。
Q. 外ハネがダサく見えてしまうのはなぜ?
外ハネがダサく見えてしまう最も多い原因は、毛先を巻きすぎてカールが強くなりすぎていることです。
しっかり巻くほどよいと思われがちですが、実際はワンカール程度の自然なハネに留めたほうが、今っぽい自然な印象になります。そのほか、襟足の巻き残しや後頭部の絶壁感も、だらしなく見せてしまう要因です。
似合わせのコツをつかんで、大人のこなれ外ハネを楽しもう
外ハネの仕上がりを左右するのは巻き方の技術だけではありません。自分の骨格や髪質に合った設計こそが、こなれた外ハネへの近道です。ヘアアイロンを横にスッと抜く感覚、トップの根元を立ち上げるひと手間、骨格や髪質に合わせた作り分けの3つを押さえれば、自宅でも理想の外ハネは十分に再現できます。まずは自分の輪郭や髪質を知り、できそうなコツから一つずつ試してみてください。この記事を参考に、あなたに似合う大人の外ハネを楽しんでいきましょう。
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