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  • 枝毛ができてしまう原因は?自宅でできる対処方法や予防策を解説

枝毛とは?

枝毛とは、髪の毛が途中で裂けてしまっている状態のことです。髪の毛が何らかのダメージを受けた結果として枝毛が発生します。つまり、枝毛ができている=髪の毛に負担がかかっている状態だといえます。
一度できた枝毛は、自然に元に戻ることはありません。枝毛ができると見た目の美しさを損なうだけでなく、放置すると毛先がもろくなったり、切れ毛が増えたりと、髪の毛全体に影響を及ぼす可能性もあるため、早めの対策が重要です。

髪の内部から栄養や水分が抜け出してできる

髪の毛は、外側からキューティクル、コルテックス、メデュラという3層構造で成り立っています。枝毛は、一番外側にあるキューティクルと中間にあるコルテックスが損傷し、内部の栄養や水分が抜け出した状態です。
健康な状態であればキューティクルが髪の毛をコーティングするように保護しているため、栄養や水分が抜け出してしまうことはありません。
しかし、短期間のうちにカラーリングやパーマを繰り返したり、ドライヤーを同じ場所にあて続けたりすると、キューティクルが開いてコルテックスにまでダメージが及び、枝毛ができやすくなります。

枝毛と切れ毛の違い

枝毛と似ているものに、切れ毛があります。切れ毛とは、髪の毛が途中で切れてしまった状態のことです。枝毛と切れ毛は別物ですが、どちらも共通していえるのは、髪の毛のダメージが原因だということです。
髪の毛がダメージを受けるとキューティクルが開いたり、剥がれたりすることがあります。それにより内部のタンパク質や脂質などの栄養、水分が抜け出してしまい、枝毛や切れ毛ができやすくなります。
このように、ダメージを受けているという点では枝毛も切れ毛も変わりませんが、髪の毛の状態が違うため別物なのです。

「軟毛」と「硬毛」どちらがなりやすい?

細くて柔らかい髪の毛を「軟毛」、1本1本が太くて硬く丈夫な髪の毛を「硬毛」といいます。このうち枝毛ができやすいのは、軟毛です。
軟毛の方はキューティクルの層がもともと薄く、外部からの刺激やダメージを受けやすい状態になっています。また、髪の毛の中間にあるコルテックスの密度が低いことも特徴です。
そのため、髪の毛の構造がしっかりとしている硬毛の方と比べると、軟毛の方は枝毛ができやすいといえます。

枝毛ができる原因

枝毛ができる原因

枝毛ができる原因には、主に次の6つがあります。

  • ●パーマやカラーリングの薬剤による影響
  • ●過度なブラッシング
  • ●ドライヤーやヘアアイロンの熱
  • ●自然乾燥
  • ●紫外線のダメージ
  • ●ストレスや栄養不足

日頃のちょっとしたダメージが積み重なり、枝毛ができている方は少なくありません。何が枝毛の原因になっているのかを理解し、髪の毛の状態に適したケアをしていきましょう。
ここからは、枝毛ができる原因をそれぞれ詳しく解説します。

パーマやカラーリングの薬剤による影響

パーマやカラーリングは、髪の毛に大きなダメージを与える代表例です。
パーマは、髪の毛の内部の結合を一度切断し、再び結合させてウェーブをかけます。
このとき、薬剤の影響でキューティクルが開いたり、コルテックスに負担がかかったりすることで、枝毛ができやすくなるのです。
カラーリングは、髪の毛に薬剤を浸透させて脱色し、染料の働きで発色させます。こちらもパーマと同様にキューティクルやコルテックスに負担をかけやすい施術です。
パーマやカラーリングを繰り返していると、髪の毛が大きなダメージを受けて枝毛ができやすくなります。

過度なブラッシング

過度なブラッシングは、髪の毛に摩擦や静電気を生じさせ、枝毛の原因になることもあります。
特に、髪の毛がぬれた状態でブラッシングしたり、引っ張るように強い力でブラシを通したりするとキューティクルを損傷させる原因となるので注意が必要です。

ドライヤーやヘアアイロンの熱

髪の毛に熱が加わると、キューティクルがダメージを受けてしまい、内部に含まれている水分が急速に失われます。また、タンパク質の構造が変化し髪の毛が硬くなる「ダメージヘア」の状態につながりやすいため、ドライヤーやヘアアイロンの扱いには十分に注意しましょう。
例えば、同じところにドライヤーを当て続けたり、高温のヘアアイロンを何度も使用したりすると、ダメージが増大し、枝毛ができやすくなります。

自然乾燥

ドライヤーの熱が枝毛の原因になり得ることから、自然乾燥の方がダメージが少ないと思う人もいるかもしれません。しかし、実は自然乾燥は髪の毛に大きな負担になります。
これは、ぬれた状態で長く放置しておくと、髪の毛の内部にある水分が抜け出てしまうためです。
また、ぬれた髪の毛はキューティクルが開き、ダメージを受けやすい状態になっています。さらに、長時間ぬれた状態でいると雑菌が繁殖して頭皮が荒れる原因にもなるため、自然乾燥は避けましょう。

紫外線のダメージ

紫外線によるダメージを受けるのは肌だけではありません。髪の毛も紫外線を浴びると、ダメージを受けて枝毛ができやすくなります。
紫外線には、キューティクルをもろくして髪の内部にあるタンパク質を変性させる働きがあります。これにより、キューティクルが剥がれやすくなり、水分が抜け出して枝毛ができやすい状態になるのです。

ストレスや栄養不足

髪の毛の健康は、栄養やホルモンバランスの影響も受けます。
髪の毛を作るために必要な栄養素であるタンパク質やビタミン、ミネラル、亜鉛などが不足している方は要注意です。これらの栄養素が不足すると、健康な髪の毛が作られにくくなってしまいます。
また、過度なストレスはホルモンバランスを乱し、髪の毛の成長に影響を与える恐れがあります。健やかな髪を保つために、適度な運動や、リラックスできる時間を確保するなど、自分なりのストレス解消方法を見つけましょう。

枝毛の種類

枝毛は、大きく4つの種類に分けられます。

枝毛の種類

髪質やダメージの程度によってできやすい枝毛の種類が異なるため、髪の毛の状態を見ながらチェックしてみてください。
枝毛の状態を知ることで、適切なケアができるようになります。

毛先が分かれている

最も一般的なのが、毛先が2つ以上に分かれている枝毛です。軟毛の方だけでなく、硬毛の方でも見られます。
毛先が分かれている枝毛は、髪の毛の栄養が足りていない方に多く見られます。栄養バランスを意識して、タンパク質や亜鉛、ミネラルなどを積極的に取りましょう。

毛先が折れている

毛先が途中で折れている状態も、枝毛の一種とされています。毛先が折れてしまうのは、キューティクルがダメージを受けているためです。
放置していると折れている部分からちぎれて、切れ毛につながる恐れがあります。

毛先が細くなっている

毛先にいくにつれて細くなっている状態も、キューティクルのダメージが原因です。ヘアアイロンを毎日のように使っている方や、栄養状態が偏っている方によく見られます。
一見すると枝毛には見えないかもしれませんが、ろうそくのような形をした毛先が細い髪の毛は、ダメージが蓄積している状態ですので注意しましょう。

縦に裂けて輪ができている

髪の毛の途中で避けて輪っかができている状態は、かなりのダメージが蓄積していることを意味します。
枝毛の中でもダメージ度が大きいタイプのため、入念なヘアケアが必要です。カラーリングやブリーチ、パーマなどを繰り返している硬毛や剛毛の方でよく見られます。

枝毛ができてしまった時の対処方法

枝毛ができてしまった時の対処方法

枝毛ができた場合の対処法には、大きく分けて3つあります。一度できてしまった枝毛は、そのまま放っておいてもきれいな状態には戻りません。正しい対処方法で髪の毛をケアしましょう。

枝毛をカットする

枝毛を見つけたら、枝分かれしている部分より2cmほど上のところからカットしましょう。
枝毛の部分のみをカットする方もいますが、実は枝毛になっている上の部分にもダメージが蓄積しているため、同じ場所が再び枝毛になってしまう可能性が高いといえます。
なお、枝毛を放置しておくと切れ毛につながることがあります。ほったらかしにせずカットして切れ毛を防ぎ、枝毛の進行を止めましょう。
ただし、紙やダンボールを切るようなハサミを使うと、切り口からダメージが進む可能性があるので、髪専用のハサミを使うか美容室でカットしてもらうことをおすすめします。

トリートメントで保湿する

トリートメントは、髪の毛の内部まで浸透して栄養を届けるアイテムです。傷んで枝毛ができている髪の毛は、内側からしっかりとケアする必要があります。
枝毛ができているダメージヘアには、加水分解ケラチンや加水分解シルク、ヘマチンなどの成分が配合されたものがおすすめです。加水分解ケラチンとヘマチンは髪の毛を補修し、加水分解シルクは髪の毛に水分を与えます。

ヘアオイルでケアをする

ヘアオイルには、髪の毛の表面をコーティングして刺激やダメージから守る働きがあります。アルガンオイルやホホバオイルなどは髪の毛へのなじみが良くおすすめです。
ヘアオイルを使う際は、適量を手にとって伸ばし、毛先を中心になじませましょう。種類によっては、ドライヤーやヘアアイロンの前に使用することで、髪の毛を熱から守ってくれる働きをもつものもあります。ただし、逆にヘアアイロン直前の使用がかえってダメージを与えてしまうものもあるため、事前に商品情報をよく確かめましょう。

自宅でもできる枝毛の予防策

自宅でもできる枝毛の予防策

枝毛が1本だけ見つかった場合でも、髪の毛にダメージが蓄積している状態ということには変わりがなく、他の髪の毛もいずれ枝毛になる可能性があります。枝毛をこれ以上増やさないためにも、日頃からの予防策が大切です。
ここでは、日常生活で枝毛を防ぐための具体的な方法を紹介します。

パーマやカラーリングの頻度をおさえる

頻繁にパーマやカラーリングを行っている方は、頻度を見直しましょう。
短期間でパーマやカラーリングを繰り返すと、急激にダメージが蓄積して枝毛ができやすくなってしまいます。
髪の毛のダメージ具合によって適切な頻度が異なるので、美容師と相談しながら施術を行いましょう。

タオルドライを丁寧に行う

タオルドライをする際は、髪の毛をこすらないように、優しく押さえるように行うことが重要です。
タオルで髪の毛を挟んで水分を吸収させるイメージで行いましょう。そうすることでキューティクルへのダメージを最小限に抑えられます。

ブラッシングによる摩擦に注意する

ブラッシングをするときは、いきなりブラシを通すのではなく、からまっているところを手で丁寧にほぐしてから行いましょう。無理にブラッシングすると、摩擦で髪の毛が傷んでしまいます。
最初は毛先を中心にブラッシングし、ほどけてきたら根元からとかすようにしてください。目の細いブラシは髪の毛にからまりやすいので、粗めのブラシを選びましょう。

ドライヤーやヘアアイロンを正しく使用する

ドライヤーを使う前にタオルドライをし、アウトバストリートメントをつけてから乾かすようにしましょう。
その際、ドライヤーを髪の毛から15cmほど離して乾かすようにしてください。同じところにずっとドライヤーを当てていると熱によってダメージを受けてしまうので、左右に振りながら満遍なく乾かしていきます。
また、ヘアアイロンを使用する際は高温にしすぎないことが大切です。髪の毛が傷んでいる人は、120~130度を目安に設定しましょう。

髪の紫外線対策をする

紫外線を浴びると、キューティクルが剥がれて髪の毛が乾燥し、枝毛ができやすくなります。外出するときは、日傘をさしたり髪の毛用の日焼け止めを使ったりして、紫外線対策を行ってください。
帽子をかぶるのも効果的です。スプレータイプの日焼け止めなら、ヘアスタイルを崩すことがないので使いやすいでしょう。

枝毛についてよくある質問

枝毛についてよくある質問

最後に、枝毛に関するよくある質問にお答えします。

枝毛を目立たなくさせる簡単な方法はありますか?

枝毛を簡単に目立たなくしたいのなら、カットするのがおすすめです。枝毛の部分より2cmほど上のところから切りましょう。この他、定期的にトリートメントを行って髪の毛に栄養を与えるのも効果的です。

枝毛を見つけたら裂いてもいいですか?

枝毛を裂くのは絶対にやめてください。裂くと、枝毛が余計に悪化したり毛先が細くなったりする可能性があります。裂くのではなく、カットしたりトリートメントをしたりしてケアしてください。

枝毛のまま放置しておくとどうなりますか?

枝毛を放置しておくと、切れ毛や乾燥の原因になります。その結果、髪の毛が広がりやすくなるので、枝毛を見つけたら早めにカットやトリートメントなどで対処しましょう。

まとめ

まとめ

枝毛ができるのは、カラーリングやパーマ、ドライヤーやヘアアイロンなどのダメージによって、髪の毛の内部から栄養や水分が抜け出していることが原因です。そのまま放置しておくと切れ毛になったり、枝毛がさらに進行するリスクが高まります。
枝毛を見つけたら放置せず、カットしたりトリートメントを行ったりして適切な対処をすることが大切です。また、ドライヤーやヘアアイロンの仕方を変えるだけでも枝毛を予防できます。
枝毛を予防、改善し、ツヤのある美しい髪を目指しましょう!

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