髪をサラサラにするヘアケア

サラサラの髪を目指すためには、毎日のヘアケアが欠かせません。毎日の習慣を見直して正しい方法でケアすることを心がけてみてください。
正しい方法でシャンプーをする
できるだけダメージを与えないように髪を洗うには、シャンプーのやり方はもちろん、事前準備が大切です。髪を洗う前に、まずはブラッシングをしておきましょう。
この一手間で頭皮の汚れを浮かせたり、シャンプー中に髪がからまりにくくなったりします。引っかかってしまう髪は毛先、中間、根元の順番で丁寧にブラッシングし、優しく解きましょう。
また、頭皮や髪をぬるま湯(38〜39℃)で丁寧に流し、予洗いしておくことで、シャンプーをする前にある程度の汚れが落とせます。髪の表面だけでなく内側までしっかり水分を含ませて、少し重たくなるまでぬらすと、シャンプーが泡立ちやすくなるほか、泡が皮脂などの汚れをキャッチしやすくなります。
事前準備がしっかりできたら、ここでやっとシャンプーの出番です。シャンプーの正しいやり方は以下を参考にしてみてください。
- 1.手のひらにシャンプーを出して泡立てる
- 2.シャンプーの泡を頭につけて指の腹で優しく頭皮を洗う
- 3.頭皮や髪にシャンプーが残らないようにしっかり洗い流す
トリートメントで髪をケアする
髪の指どおりを良くするために役立つトリートメントは、主に以下の2種類に分かれています。それぞれ使い方や目的が違うので、自分に合うものを取り入れてみてください。
インバス トリートメント |
アウトバス トリートメント |
|
---|---|---|
洗い流し | 必要 | 不要 |
使用場所 | お風呂の中で 使用する |
お風呂の外で 使用する |
主に目的 | 髪を補修・ 保湿する |
髪の表面を 保護する |
インバストリートメントもアウトバストリートメントも、毛先を中心になじませて使用します。ロングの方は、肩から先を重点的にトリートメントすることを心がけてみてください。
頭皮に直接つけてしまうと、毛穴の詰まりやベタつきの原因になるので注意が必要です。
洗い流さないタイプのアウトバストリートメントは、タオルドライしてから塗布してコームでなじませ、ドライヤーで乾かします。髪が8割ほど乾いた時点で、パサつきが気になる部分に重ね付けすると、まとまりが出るのでおすすめです。
洗い流さないタイプのアウトバストリートメントは、タオルドライしてから塗布してコームでなじませ、ドライヤーで髪の毛を乾かします。髪が8割ほど乾いた時点で、パサつきが気になる部分に重ね付けすると、まとまりが出るのでおすすめです。
ドライヤーで根元から十分に乾かす
髪が生乾きだと雑菌が繁殖したり、頭皮の血行不良が起こったりするので、ドライヤーで根元までしっかり乾かすことが大切です。ただし、ドライヤーの熱を長く当てると髪にダメージを与えてしまうため、以下の方法を参考に手早く乾かしましょう。
- 1.髪を挟み込んで、もむようにタオルドライする(こすらない)
- 2.温風を髪の根元に当て、毛先に向かって順番に乾かす
- 3.全体がある程度乾いたら、冷風に切り替えて仕上げる
毛先は乾きやすいので、ドライヤーを当てすぎないように注意してください。なお、ブラシでブローしながら乾かすと、サラサラに仕上がりやすくなります。
髪のブラッシングを習慣化する
こまめにブラッシングすると、髪がからまりにくくなり、サラサラな状態を保てます。
また、ブラッシングは頭皮の血行促進が期待できます。そのため、朝起きたときやお風呂に入る前だけでなく、日中もこまめにブラッシングする習慣をつけるのがおすすめです。
ただし、間違った方法でブラッシングすると髪にダメージを与えてしまう可能性があるので、以下のやり方を参考に、正しい方法でブラッシングしてみてください。
- 1.毛先のからまりを丁寧にほぐす
- 2.髪の中間から毛先に向かってブラッシングする
- 3.髪の根元から毛先に向かってブラッシングする
根元から毛先まで一気に梳かすのではなく、段階を踏んで梳かすことで、髪の表面を保護しているキューティクルを傷つけずにブラッシングできます。
髪の紫外線対策をする
髪の表面を保護しているキューティクルは、紫外線ダメージに弱いという特徴があります。顔や体だけでなく、髪も紫外線対策をするとダメージを軽減して、サラサラな髪を目指せます。
そのため、外出するときは帽子や日傘を使用して、髪に紫外線が直接当たるのを避けましょう。紫外線は室内にいても窓からはいり込んでいるので、外出しない日でも髪用の日焼け止めを使って紫外線を防ぐのも一つの方法です。
髪をサラサラにするための生活習慣

髪をサラサラにするためには、外側からのケアだけでなく、内側からのケアも重要です。健やかな髪を作るのに役立つ生活習慣を紹介するので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
十分な睡眠を取る
睡眠不足が続くと頭皮の血行が悪くなり、髪に十分な栄養が行き届かなくなってしまいます。厚生労働省の指針では、睡眠時間は6時間以上確保するのが理想的とされており、毎日決まった時間に就寝して起床するリズムを作ることが、心身の健康につながります。
また、髪にしっかり栄養を届けるためには、睡眠の質も意識しましょう。睡眠時間を確保しているのに日中に眠気を感じたり、なかなか疲れが取れなかったりする場合は、睡眠の質が低下しているかもしれません。日中に適度な運動をしたり、湯船に漬かる習慣をつけたりすると、睡眠の質を高めることができます。
栄養バランスの良い食事をする
健やかな髪を保つためには、栄養バランスの良い食事を心がけて髪に栄養素を届けることが大切です。主食、主菜、副菜を用意し、3食きちんと食事を取るのはもちろん、髪の健康につながる栄養素を積極的に取り入れてみてください。
健康的な髪を作るのに役立つ栄養素が多く含まれる食品は、以下のとおりです。
たんぱく質 | 肉類・魚介類・卵・大豆・牛乳・ チーズ・ヨーグルトなど |
---|---|
ミネラル(亜鉛) | カキ・赤身肉・甲殻類・うなぎ・ 煮干し・卵黄・チーズ・ 切り干し大根・そら豆など |
ビタミンC | アセロラ・キウイフルーツ・ いちご・ブロッコリー・ 芽キャベツ・かぶなど |
ビタミンE | アーモンド・うなぎの蒲焼き・ はまち・赤ピーマン・ アボカドなど |
栄養のバランスを意識しながら、髪の栄養素となる食品を食事に取り入れてみてください 。
リフレッシュする時間を作る
心身ともにストレスが溜まると血液がスムーズに流れにくくなり、髪に悪影響を与えるので、定期的にリフレッシュする時間を作ってみてください。趣味を楽しんだり、意識して休息時間を設けたりなど、過度なストレスが溜まる前に解消しましょう。
髪をいたわりながらリフレッシュするなら、お気に入りの入浴剤を入れてゆっくり湯船に浸かって血行を促進させたり、ヘッドスパを取り入れて頭皮と髪をケアしたりするのがおすすめです。
サラサラな髪を保つために避けるべき習慣

髪をサラサラにしたいなら、避けるべき習慣も知っておく必要があります。もし当てはまる習慣があるなら、今日から改善していきましょう。
髪を十分に乾かさずに就寝する
十分に乾かさずに就寝すると、枕との摩擦で髪がダメージを受けてしまいます。ぬれている髪の毛はキューティクルが開いているため、ダメージを受けやすい状態です。

そのため、摩擦によってキューティクルが剥がれたり、髪の内部が傷ついてしまったりする可能性があります。髪の毛を根元まで十分に乾かしてから就寝するのはもちろん、シルク製の枕カバーやナイトキャップを使用して、摩擦を軽減するのも一つの方法です。
ドライヤーやヘアアイロンを過剰に使用する
ドライヤーやヘアアイロンは髪をサラサラにするのに役立ちますが、過剰に使用して熱を加えすぎると髪にダメージを与えてしまいます。ドライヤーを当てるときは髪から10cm以上離し、一点に集中して当てないように気をつけましょう。
また、髪はぬれている状態だとダメージを受けやすいので、ヘアアイロンは必ず髪を乾かした状態で使用してください。温度設定ができるヘアアイロンは、120~160℃に設定すると熱によるダメージを軽減できます。
頻繁にカラーやパーマをする
頻繁にカラーやパーマをしていると、頭皮や髪に与えるダメージが大きくなります。特に肌が弱いと、カラーやパーマの薬剤が頭皮に触れることによって、赤みやかゆみが出る可能性があります。
頭皮の状態が悪いと髪質や髪の成長にも悪影響を与えてしまうので、気をつけましょう。頭皮や髪の健康を考えるなら、カラーやパーマの頻度を見直すことが大切です。
髪質や状態、希望する色にもよりますが、髪色を保ちながら髪のダメージを抑えたい場合、カラーの頻度は1カ月半〜2カ月ほど空けるのが良いでしょう。また、根元の伸びた部分だけを染めるリタッチを挟むと、頭皮や髪へのダメージを軽減できます。
パーマもカラーと同様に、髪質や状態、長さやデザインによって頻度は変わりますが、一般的に3〜6カ月ほど空けた方がいいといわれています。デジタルパーマの場合は、4〜6カ月空けるのが理想だとされているので、頻度の目安にしてみてください。
髪をサラサラにするアイテムの選び方

髪をサラサラにするためには、ヘアケアアイテムの機能や成分を重視して選ぶのがポイントです。髪質に合わせたヘアケアアイテムを使って、正しい方法でケアしましょう。
シャンプー
まとまりのあるサラサラな髪を目指すなら、保湿成分やプロテインなどが多く含まれているシャンプーを選ぶのがおすすめです。
髪のパサつき・うねり・広がりは、髪の水分と油分が不足して乾燥しているのが原因です。そのため、保湿成分が含まれているシャンプーでうるおいケアをしてあげましょう。成分表をチェックして、「保湿剤」と記載された成分が配合されているシャンプーを選んでみてください。
また、髪は8割がたんぱく質でできているので、たんぱく質である「プロテイン」が含まれたシャンプーを選ぶと、髪をみっちり補修してくれるでしょう。ハリ・コシの向上やふんわりヘアを目指したい方におすすめです。
トリートメント
トリートメントは、髪のパサつきやダメージの原因に合ったものを選ぶのがおすすめです。
例えば、髪が乾燥している場合は保湿成分が多く配合されているトリートメント、カラーやパーマによるダメージが気になる場合は、ミネラルやオイルなどダメージ補修力が高い成分が配合されているトリートメントがおすすめです。
また、コーティング成分が配合されているトリートメントは、熱によるダメージから髪を守ってくれたり、水分が髪の外に流出するのを防いでくれる効果が期待できるので、髪のゴワつきが気になる人に向いています。
ブラシ
天然毛のブラシは、ブラシの毛先に含まれる水分や油分が髪の静電気を抑えるため、梳かすたびにツヤのある髪に導いてくれます。また、髪1本1本をしっかりキャッチしてくれるブラシなら、からまりを優しくほどいてサラサラに仕上げることができます。
ブラシは毎日使うものなので、使いやすさも重視して選びましょう。ブラシのピンに丸みのあるものや、クッション構造になっているものは、梳かしやすいのはもちろん、頭皮へのダメージも軽減してくれます。
持ち歩きたい場合は、コンパクトなブラシも候補に入れてみてください。
ドライヤー・ヘアアイロン
ドライヤーは風量やモードの種類に注目して選んでみてください。風量がパワフルなドライヤーは短時間で髪を乾かせるので、髪へのダメージを軽減できます。
ヘアアイロンは細かく温度設定ができると、髪の状態に合わせて適温で使えます。採用しているプレートによっては、髪へのダメージを軽減してくれたり、水分の蒸発を防いでくれたりするものもあるので、プレートの種類にも注目して選んでみてください。
サラサラな髪にまつわるQ&A

サラサラの髪に関するよくある質問に答えます。気になる疑問や不安を解消して、理想的な髪を目指しましょう。
くせ毛をサラサラにするにはどうしたらいいですか?
もともとくせ毛の人は、トリートメントで保湿すると毛先に重みが出て、まとまりのあるサラサラな髪が目指せます。また、髪を乾かすときは、根元からブローしながらドライヤーを当てたり、ヘアアイロンでくせをまっすぐに伸ばしたりするのも一つの方法です。
ヘアケアやヘアアイロンを使ってもなかなかくせが直らない場合は、美容室で縮毛矯正や髪質改善トリートメントなどの施術を受けると、髪質の変化を感じやすいでしょう。
髪にツヤを出すにはどうしたらいいですか?
トリートメントやヘアオイルで髪を保湿をすると、ツヤのあるサラサラな髪が目指せます。また、キューティクルが剥がれて髪がダメージを受けたり、十分な栄養が行き届いていなかったりすると、髪は乾燥してパサついてしまいます。そのため、食事をはじめとした生活習慣を見直すことが大切です。
そして、髪にツヤを出すには、ある程度の熱を当てることも必要です。熱を当てすぎるとダメージの原因になりますが、適温のドライヤーで熱を当てて髪をしっかり乾かしたり、低めの温度(120〜160℃くらい)に設定したヘアアイロンを髪に通したりすることで、ツヤが出やすくなるでしょう。
まとめ

髪をサラサラにするためには、髪の外側と内側の両方からのケアを行いましょう。自分の髪質に合ったヘアケアアイテムを選び、正しい方法でケアすることで、ツヤのあるサラサラの髪が目指せます。
また、生活リズムや食生活を見直し、髪にしっかり栄養素を届けるのも大切です。毎日のケアをコツコツと積み重ね、思わず指を通したくなるような美しい髪を手に入れましょう。
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