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  • ヘアミルクはいつ使う?使用するタイミングと正しい使い方を解説

ヘアミルクとは?

ヘアミルクとは?

ヘアミルクは、洗い流さないタイプのトリートメントで、髪にうるおいを与えたり、ダメージを補修したりする効果が期待できるヘアケアアイテムです。乳液のようなクリーム状のテクスチャーで軽やかな使い心地や、水分と油分をバランス良く配合した乳液のような質感が特徴です。
まずはヘアミルクの基本情報として、その特徴やヘアオイルとの違い、さらにどんな髪質に向いているのかを確認しましょう。

ヘアミルクの特徴

最大の特徴は、水分と油分がバランス良く配合されており、髪にしっとりとしたうるおいとまとまりを与えてくれる点にあります。乳液のようなクリーム状のしっとりしたテクスチャーでベタつきにくいため、細い髪ややわらかい髪質の方でも使いやすいのが魅力です。
また、ヘアミルクは高い保湿効果とダメージケア効果が期待できます。例えば、ドライヤーの熱やブラッシングの摩擦などで傷んだキューティクルをやさしく保護して整えながら、失われやすい髪内部の水分を補う働きがあります。
そのため、ヘアミルクは朝のスタイリングや夜のヘアケアなど、幅広い用途や場面で使用できるヘアケアアイテムといえるでしょう。

ヘアミルクとヘアオイルの違い

ヘアミルクとヘアオイルの最大の違いは配合成分です。ヘアオイルは成分の大半が油分であるのに対し、ヘアミルクは水分をベースに油分も含んでいます。
成分をはじめ、テクスチャーや期待できる効果、使用する目的など、それぞれの違いは以下の表を参考にしてください。

成分 テクスチャー 期待できる効果 目的
ヘアミルク 水分の割合が多いが、油分も含んでいる こっくりとした乳液のような質感 髪にうるおいを与える、ダメージを補修する 髪の内部にうるおいを届ける
ヘアオイル ほとんどが油分 サラサラしたオイル状の質感 髪内部の水分が逃げるのを防ぐ、髪にツヤを与える 髪表面を保護する

例えば、髪のパサつきやうねりが気になるときは、髪内部にうるおいを与えるヘアミルクが適しています。一方で、ツヤを出したいときや湿気による広がりを抑えたいときには、髪表面をコーティングするヘアオイルの方が向いています。
また、併用する場合はヘアミルクで髪内部にうるおい成分を届けた後に、ヘアオイルでキューティクルをコーティングしましょう。この順番で使用することで、髪内部の水分の蒸発を予防し、乾燥対策につながります。このように、髪の状態や用途に合わせて柔軟に使い分けたり併用したりすると、理想的な髪が目指せるでしょう。
【関連コラム】朝と夜のヘアオイルの使い方を解説!効果的な使い方・NGな使い方も紹介

ヘアミルクが向いている髪質

ヘアミルクは以下のような髪質に向いています。

  • ●カラーやパーマの繰り返しでダメージがある
  • ●熱による乾燥ダメージが蓄積している
  • ●毛先のパサつきやうねりが気になる
  • ●髪が広がりやすく、まとまりにくい
  • ●髪が細くてやわらかく、ヘアオイルでは重たくなりやすい

ヘアミルクは、水分と油分のバランスが乱れた髪にうるおいと補修成分を届けてくれるため、パサつきや広がり、うねりが気になる方に適しています。また、軽やかな使い心地なので、ヘアオイルが重く感じる猫っ毛の方にもおすすめです。
なお、商品によって成分やテクスチャーが異なるので、髪質に合わせてベストなヘアミルクを選びましょう。

【朝】ヘアミルクの正しい使い方

【朝】ヘアミルクの正しい使い方

朝のスタイリング時にヘアミルクを上手に使うと、まとまりのあるヘアスタイルをキープしやすくなります。使い方には大きく分けて2パターンあり、スタイリング前のベースとして使う方法と、仕上げのスタイリング剤として使う方法があります。
それぞれで得られる効果が異なるため、目的に応じた使い方をマスターしましょう。

使い方①:スタイリング前に使う

朝、スタイリング前にヘアミルクをなじませておくと、髪がしっとりと落ち着き、寝ぐせや広がりも抑えられて扱いやすくなります。ただし、ヘアミルクで髪が濡れたまま高温のヘアアイロンをあてると、急激に温められることで髪内部の水分が蒸発し、キューティクルを傷める「水蒸気爆発」を起こす恐れがあるため要注意です。
ヘアミルクには熱から髪を守るヒートケア成分が含まれていることもありますが、必ずドライヤーでしっかり乾かしてからヘアアイロンを使うようにしましょう。朝のスタイリング前にヘアミルクを使用する際には、濡れた状態でヘアアイロンを使わないように手順を工夫すれば、髪を守りながらヘアミルクを効果的に使用することができます。

使い方②:スタイリングの仕上げに使う

ヘアミルクはスタイリングの仕上げ剤としても活用できます。ドライヤーやヘアアイロンでスタイリングした後に、ヘアミルクをごく少量手に取り、髪全体になじませると、適度な束感や自然な動きを演出できます。
パサつきや広がりを抑えられるため、乾燥しやすい季節でも毛先までしっとり感をキープできるでしょう。ただし、つけすぎると重さやベタつきの原因になります。
あくまでも仕上げのひと手間として、少量をやさしくなじませるのがポイントです。

【夜】ヘアミルクの正しい使い方

【夜】ヘアミルクの正しい使い方

夜、お風呂上がりの濡れた髪にヘアミルクを使うと、寝ている間もうるおいと補修効果を持続させることができます。ここからは、シャンプー後にヘアミルクを使う場合の正しい手順を、3つのステップに分けて解説します。
ドライヤーの熱から髪を守り、翌朝の指通りを良くするためにも、各ステップを丁寧に行いましょう。

STEP1:やさしく髪を挟んでタオルドライする

シャンプー後は、まずタオルドライで髪の水分をしっかり取ります。濡れた髪は、キューティクルが開いて剥がれやすい状態になっているため、ゴシゴシと強く擦るのは避けましょう。
タオルで髪を挟むようにしてポンポンとやさしく押さえるイメージで、余分な水分を吸収させます。特に髪の根元は水分がたまりやすいので、タオルで頭皮をマッサージするように押さえて水分を取るのがおすすめです。
このように摩擦を最小限に抑えてタオルドライすることで、髪へのダメージを防ぎながらドライヤーで乾かす時間を短縮できます。タオルドライで余分な水分をしっかり拭き取ってから次のステップに進みましょう。

STEP2:適量のヘアミルクを手に取り髪になじませる

丁寧にタオルドライした後は、適量のヘアミルクを手のひらで伸ばしてから塗布します。ヘアミルクの適量は髪の長さや髪質によって異なりますが、まずは1プッシュ髪になじませて、様子を見ながら必要に応じて量を調節してください。
手ぐしで髪の内側の中間〜毛先にかけてヘアミルクをなじませ、外側(表面)は軽くなでるように整えるのがポイントです。ダメージが気になりやすい毛先は、指先でつまむようになじませましょう。最後に粗めのコームで全体を梳かすと、毛流れを整えながらなじませられます。
ただし、ベタつきの原因になるので、根元付近は避けてなじませましょう。

STEP3:ドライヤーで髪をしっかり乾かす

ヘアミルクを髪になじませたら、ドライヤーで根元からしっかり乾かしましょう。濡れた髪はキューティクルが開いてダメージを受けやすいため、できるだけ早く乾かすことが重要です。
ただし間違った方法でドライヤーをあてると、せっかくヘアミルクで与えたうるおいが逃げてしまうことがあります。水分を守りながら髪を乾かすためにも、ドライヤーは髪から10〜15cmほど離し、低温〜中温の風で根元から毛先に向けて乾かすのがおすすめです。
はじめは強風で乾かし、ある程度乾いてきたら弱風に切り替えて、丁寧に根元からしっかり乾かしましょう。髪を完全に乾かさないと雑菌や臭い、頭皮トラブルの原因になることもあるので注意が必要です。
正しい方法で行うことにより、朝の髪のまとまりや指通りの良さに違いを感じられるでしょう。

ヘアミルクの使い方のポイント

ヘアミルクの使い方のポイント

ヘアミルクの効果を最大限に引き出すため、いくつかのポイントにも注意しましょう。間違った使い方をすると「ベタつく」「ボリュームがなくなる」といったように思い通りの仕上がりにならないこともありますが、コツさえ押さえれば誰でも簡単に美髪ケアが可能です。
以下のポイントを参考に、より自然な仕上がりを目指してください。

頭頂部を避けて毛先を重点的にケアする

ヘアミルクは頭頂部(根元付近)を避けて、毛先を中心につけるのが基本です。髪全体をしっかりケアしようとして根元までつけてしまうと、髪の自然な立ち上がりがつぶれて重たい仕上がりになります。
特に猫っ毛や髪がやわらかいタイプの人は、ヘアミルクの影響を受けて髪がへたりやすいので、ヘアミルクの量を微調整しながら使用するのがおすすめです。また、頭皮に近い部分にヘアミルクをつけると皮脂と混ざってベタつきを感じやすくなり、清潔感が損なわれてしまうこともあります。
さらに、根元につけたヘアミルクが頭皮の毛穴をふさぐと、皮脂の分泌量を促し、臭いやかゆみの原因になる可能性もあるので注意しましょう。

髪の内側からなじませる

ヘアミルクはつけ方の順番で仕上がりに差が出ます。髪の内側から順にもみ込むようになじませ、次に手のひらに残ったヘアミルクを使って、外側(表面)に手ぐしでなじませるとムラなく塗布できます。
髪の内側と外側にバランス良く塗布することで、軽くサラッと仕上がるでしょう。また、最後に粗めのコームやブラシで軽く梳かしてあげると、ヘアミルクが均一になじんでツヤが出やすくなります。
いきなり外側(表面)にヘアミルクをつけるとベタつきやすくなるため、適切な順番でヘアミルクを使用しましょう。

ヘアミルクの選び方

ヘアミルクの選び方

ヘアミルクにはさまざまな種類があり、髪質や悩みに応じて自分に合ったものを選ぶ必要があります。ここでは、ヘアミルクを選ぶときに重要なポイントを3つご紹介します。

髪質に合っているものを選ぶ

髪質によって適したヘアミルクは異なるため、商品の特徴を確認することが大切です。以下の表を参考に、自分の髪質に合うヘアミルクを選んでください。

髪質 向いているヘアミルク
乾燥が気になる髪 ヒアルロン酸、セラミド、シアバターなど保湿成分が豊富なヘアミルク
ダメージが蓄積した髪 ケラチンなどの補修成分や、ヒートケア成分が配合されたヘアミルク
枝毛や切れ毛のある髪 ケラチン、アミノ酸など内部を補修する成分が配合されたヘアミルク
細くてやわらかい髪 水分量が多いヘアミルク
太くて硬い髪 アルガンオイルやシアバターなど、油分が多く配合されたヘアミルク

このように、髪質に合ったヘアミルクを選ぶことで、しっとりとまとまりのある髪が目指せます。

成分表を確認して選ぶ

ヘアミルクを選ぶ際は、成分表もチェックしましょう。髪のパサつきや広がりが気になる方には、シリコーン(シリコン)入りのものがおすすめです。
シリコーンは、髪表面をコーティングして水分の蒸発を防ぎ、指通りを滑らかに整えてくれる効果が期待できます。また、熱ダメージが気になる方には、γ-ドコサラクトンやメドウフォーム-δ-ラクトンといったヒートケア成分が配合されたヘアミルクが向いています。
さらに、髪の主成分であるタンパク質を補う成分が配合されていると、ダメージ補修効果も期待できるでしょう。加水分解ケラチンやシルクエキス入りのヘアミルクを選べば、ハリやコシのある健やかな髪を目指せます。

期待する効果で選ぶ

ヘアミルクには大きく分けて「スタイリング用」と「ヘアケア用」の2種類があります。商品によって用途が明確に分かれていることもあり、どのような効果を期待するのかで選ぶのも一つの方法です。
スタイリング用のヘアミルクは、髪の乾燥を防ぎながら軽いセット力で髪を整えることができるので、寝ぐせ直しや広がりを防ぐのに向いています。ベタつきにくく、仕上げ用として使いやすいのが特徴です。
一方、ヘアケア用のヘアミルクはダメージ補修を目的としたタイプで、「洗い流さないトリートメント」として販売されていることもあります。ダメージ補修成分や保湿成分が豊富で、夜のケアやダメージが気になるときに適しています。
この2種類は、どちらが優れているかではなく、目的や場面に応じて使い分けるのが理想的です。1本で済ませたい場合は、商品説明を確認し、自分の髪悩みに対して効果が期待できるかどうかで選びましょう。

正しい方法でヘアミルクをより効果的に使おう

正しい方法でヘアミルクをより効果的に使おう

ヘアミルクは、髪にうるおいを与えながらダメージを補修してくれる心強いヘアケアアイテムです。乾燥や熱ダメージが気になる方、ヘアオイルのべたつき感が苦手な方には特におすすめです。
また、朝と夜で使い分けたり、自分の髪質に合った種類を選んだりすることで、より効果的に使用できるでしょう。補修ケアが目的の商品とスタイリングが目的の商品で成分も異なるため、期待する効果に応じてヘアミルクを上手に使い分けることも大切です。
ぜひ、毎日のヘアケアにヘアミルクを取り入れて、しっとりとまとまりのある髪を目指しましょう。

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