NEWPEACE Pillow Release
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Column Vol.1

睡眠は生きる力の源

睡眠についての知識を深めて、
イキイキした毎日を!

睡眠は生きる力の源

はじめに―睡眠は生きる力の源

あなたは自分の睡眠に満足していますか? 毎日十分に眠れていますか? そう問われたとき、迷いなく「YES!」と答えられる人は、そう多くないでしょう。

自分の眠りに満足できていない人はたくさんいます。しかし、きれいになるため、格好よくなるための自己投資はしても、睡眠の質を上げるために自己投資する人は多くありません。

眠っている時間がもったいない、多少寝なくても問題ない――もし、そんなふうに睡眠の優先順位を下げているなら、今日からぜひ、その考えを改めてほしいのです。なぜなら睡眠は、あなたが思っている以上に「生きる力の源」だからです。

なぜ睡眠が生きる力の源なのか、イキイキした毎日のためになぜ睡眠が大切なのか、いま明らかにされている睡眠科学の知見を交えて、じっくりお伝えします。

睡眠は生きる力の源

脳の、脳による、脳のための睡眠

何のために眠るの?

もしも眠らないで済んだなら、もっとたくさんの有意義なことができるのに――。そんなふうに思ったことはありませんか?人間は一生のおよそ3分の1を眠って過ごします。人生90年とすると、実に30年もの間眠っていることになるわけですから、睡眠を少し犠牲にしても、何か意義のある時間にあてたいと思うのは当然かもしれません。

とはいえ、本来これだけの時間を必要とする睡眠ですから、心身にとって睡眠が単なる休息とは違う特別で大切なものであることは、なんとなく想像がつきますね。もし睡眠が単なる休息なら、目を閉じてじっと安静にしていても睡眠と同じ効果が得られそうですが、そうはいきません。

では、私たちはなんのために眠るのでしょうか?

実は、その答えは現代の科学でもいまだ十分には解明されていません。その一方で、睡眠とは脳が積極的に生み出す特別な状態であり、心身の健康の維持、特に脳のメンテナンスに必須の機能であることが、徐々に明らかにされてきました。

脳の、脳による、脳のための睡眠

睡眠中にしか行われない「脳のメンテナンス」がある

脳は、体全体でみれば体重のたった2~3%の重さをもつに過ぎない臓器ですが、1000億とも言われる神経細胞(ニューロン)が連なって構成された、特別な臓器です。その証拠に、エネルギーの消費量は膨大で、安静時でも全身のエネルギー消費量の約20%ものエネルギーが費やされており、その結果として排出される老廃物もまた大量です。

こうした脳内の老廃物は、血流だけでなく、脳脊髄液(のうせきずいえき)と呼ばれる体液の流れにのって排出されますが、その老廃物処理のほとんどは、実は睡眠中(ノンレム睡眠中)に行われていることがわかってきました1)3)。また、睡眠には記憶を整理したり強化したりする機能があることは、皆さんも聞いたり、実際に感じたりしたことがあるでしょう。

つまり睡眠中の脳内では、睡眠中にしかできない、脳の、脳による、脳のためのメンテナンスが行われているということ。睡眠時間とは、単に心身を休める時間であるだけでなく、私たちが明日をイキイキと生きるために必要な準備が着々と行われている、特別な時間なのです。

睡眠中にしか行われない「脳のメンテナンス」がある

溜まり続ける睡眠負債

睡眠負債とは?

「今日は寝不足なんだ」「昨日よく眠れなくて……」――私たちは普段からこんな会話をしますよね。このように、睡眠時間が明らかにいつもより少ないときや、よく眠れなかったときには、誰もが「今日は睡眠が足りていない」と自覚できます。一方で、睡眠時間が“少し足りない”程度のとき、私たちは多くの場合、自分に睡眠が足りないことに気づけません。

1日でみればわずかな睡眠不足でも、それが日々積み重なって慢性化した状態は「睡眠負債」と呼ばれます。

「負債」という言葉から、積み重なると大変そうなニュアンスが感じられると思いますが、実際、この“少しだけ足りない睡眠”の蓄積が、がんや心筋梗塞などの命にかかわる病気のリスクを高めたり、起きている間のパフォーマンスを低下させていることが明らかにされています4)

日本人の平均睡眠時間は世界ワースト。このことからも日本人の多くが睡眠負債を抱えていると想像できますが、それを裏づけるかのように、日本人の約70%は自分の睡眠に悩みをもっており、さらに、5人に1人は睡眠障害の疑いがあるとする調査結果もあります5)

日本の総人口の5人に1人 2400万人に睡眠障害の疑い

あなたは大丈夫?睡眠負債をチェックしよう

できることなら早々に返済したい睡眠負債ですが、1日わずか40分の睡眠負債を返済するには、寝たいだけ眠る生活を3週間も続けなければならないとする実験結果もあり6)、休日に少々寝溜めしたくらいでは、とても解消できない根深い問題と言えます。

最適な睡眠時間の長さは人によって違いますが、たとえば「毎日6時間は寝ているよ」という人も、実はこうした自覚できない睡眠負債が溜まり続けているかもしれない、ということは、意識しておきたい点です。次の「睡眠負債セルフチェック」に思い当たる項目はありませんか?

    あなたは大丈夫?
    睡眠負債セルフチェック

  • 睡眠時間が短い
  • 夜の早い時間でも起きていられないことがある
  • 朝起きるのがとてもつらい
  • 週末は大幅に寝坊する
  • 日中は眠気が強い
  • 木曜・金曜が特につらい
  • すぐにおなかが減る気がする
  • 夢を見なくなった
  • ※当てはまる項目が多いほど睡眠負債を抱えている可能性が高いと言えます。

(粂和彦先生ご提供)

睡眠不足が招くトラブル

睡眠不足や睡眠負債の状態が続くと、具体的にどのような心身のトラブルが起こってくるのでしょうか?

集中力や判断力が低下する7)8)

睡眠不足の翌日などにもっとも顕著に現れるのが集中力や判断力の低下です7)。強い眠気や疲労感なども起こります。寝不足のとき、いつもなら簡単にできることに余計な時間がかかったり、ケアレスミスをしたりした経験、あなたにもあるのでは?

睡眠不足のときには、感情のコントロールや注意力などに関与する脳の部位(前頭葉)の活動が極端に低下しているとする報告8)もあり、泥酔時と同等の注意力になってしまうこともあるようです。

糖尿病や高血圧…さまざまな病気のリスクが上がる

睡眠不足は、がんや糖尿病、高血圧、脂質異常症、認知症など、生活習慣病をはじめとしたさまざまな病気のリスクを上昇させます9)

メンタルの不調が起こりやすくなる

睡眠が不十分だと精神的に不安定になり、うつ病や不安障害などの発症率が高くなることも知られています10)11)

眠れないとイライラしたり怒りっぽくなってしまうこと、確かにありますよね。

肌荒れや目の下のクマの原因にも

キメのそろった肌を保つために必要な肌代謝(ターンオーバー)は、脳下垂体から分泌される成長ホルモンによって促されます。成長ホルモンの分泌は睡眠中に活発化するため、睡眠不足が続くとターンオーバーのサイクルが乱れ、古くなった角質が肌の表面から剥がれにくくなり、肌荒れを引き起こしやすくなることも。 そのほかにも、目の下のくまが出やすくなるなど、睡眠不足は美容にも大敵です。

太りやすくなる12)

夜更かししたとき、小腹が空いてついお菓子をつまんでしまう、といった経験は誰にでもありますよね。私たちの食欲に関係する主なホルモンには、食欲を増進する「グレリン」や、食欲を抑えエネルギー代謝を促す「レプチン」がありますが、睡眠が不十分になると、グレリンの分泌が増え、一方でレプチンの分泌が減少するため、太りやすくなるのです。

風邪をひきやすくなる

睡眠不足の状態が続くと、私たちの体に備わった免疫機能にも影響が及びます。たとえば睡眠時間5時間未満の人は、7時間以上寝ている人より2.5倍も風邪をひきやすくなるという報告もあります13)

睡眠時間の違いによる風邪の原因となるウイルスの感染率
被験者:健康な男女(18~55歳)164名
睡眠日誌で睡眠時間を評価(1週間)
ライノウイルス(風の原因になるウイルス)を鼻の穴に入れ、
被験者を隔離し、研究所で5日間過ごして、風邪をひいたか調べた。

睡眠不足や睡眠負債が心身に及ぼす影響は、想像以上に大きいもの。今だけでなく未来の健康を守るためにも、質の良い十分な睡眠をとることがとても大切なのです。

睡眠の大切さを提唱する粂先生

「睡眠ガイド Book」監修:粂 和彦先生

「睡眠」をテーマに長年にわたり研究と診療を行う粂和彦先生。NEWPEACE『睡眠ガイドBOOK』や本記事などを通して、睡眠に関する正しい知識の啓発にも力を入れていらっしゃいます。
質の良い睡眠をしっかりとることは、あなたの生活の質(QOL)向上につながります。食事や服、持ち物などを気にかけるのと同じように、睡眠にもぜひ目を向けて大切にしてほしいと思います」と語ります。

そんな粂先生に、良質な睡眠のために大切なことを伺いました。

「睡眠ガイド Book」監修:粂 和彦先生

違いを知ってる? レム睡眠とノンレム睡眠

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2つがあります。眠りにつくと、最初にノンレム睡眠が現れ、次第に深くなり、また徐々に浅くなって、その後にレム睡眠へと移行し、短いレム睡眠が終ると、またノンレム睡眠に入る……という睡眠サイクルを一晩に4~5回繰り返します。ノンレム睡眠とレム睡眠はまったく性質が違う睡眠だと考えられています。

ノンレム睡眠の間、脳の活動は低下し、心拍数や呼吸数なども低下します。一方、レム睡眠のときは、脳は覚醒時と同じかそれ以上に活発に活動します。それぞれの睡眠がどのような意味をもつのか、いまだ十分には解明されていませんが、どちらの睡眠も生きるために必須で、実験的にどちらか一方の睡眠を削ろうとしても、うまくいきません11)

「ノンレム」と「レム」の繰り返し

「最初のノンレム睡眠」を大切に

健康な人であれば、眠りに落ちて最初に訪れるのはノンレム睡眠です。このノンレム睡眠は、体を揺すってもくすぐっても起きないほど、一晩のなかでも、もっとも深くなります。

最初のノンレム睡眠中に、私たちの体内では全身の細胞の修復や再生を助ける働きのある「成長ホルモン」が最も多く分泌されます。成長ホルモンは、文字通り子どもの成長に欠かせないものですが、大人にも重要で、全身の疲労回復や肌の調子を整えることに大きく影響します。

この最初のノンレム睡眠を含む睡眠の前半にぐっすり眠れると、昼間の眠気や「寝ても疲れがとれない」といった不調が軽減されやすいと考えられます。

私たちは睡眠の量(睡眠時間の長さ)に意識を向けがちですが、量とともに質にも意識を向け、質の良い睡眠を目指しましょう。

質の良い睡眠を目指す

質の良い睡眠のために

最初の睡眠サイクルでしっかり深い睡眠をとるために、何ができるでしょうか?ここでは、睡眠の質を上げるうえで重要な、身体のリズム・寝具・寝室環境の3つの側面から考えてみましょう。

良い睡眠のために整えたい「身体のリズム」

私たちの体には、1日の中で変動する体温・血圧などの調整や、お昼頃になるとお腹がすく、夜になると眠くなる、といった身体のリズムをつかさどる「体内時計」が備わっています。しかし、不規則な生活が続くと、この体内時計が狂い、夜になっても眠れない・朝になっても起きられないなど、睡眠にも悪影響が及びます。この身体のリズムを整えるためには、生活習慣を見直し、規則正しい生活を送ることが大切です。

「規則正しい生活」の具体策として、次のようなことに気をつけてみましょう。

良質な睡眠 生体リズム・寝室環境・寝具

〈朝日を浴びる〉

朝起きても、カーテンを閉めたままにしていませんか?

私たちの体内時計は、朝日を浴びることでそのズレがリセットされます。薄曇りでもリセットの効果は得られますから、天気にかかわらず、朝起きたらカーテンを開ける習慣をつけましょう。

〈朝食を食べる〉

体内時計は、長い絶食(=睡眠)のあとの食事によって朝が来たことを認識するため、朝食をきちんと食べることも身体のリズムを整えるのに役立ちます。1日の始まりにエネルギーをしっかりチャージするためにも、朝食を欠かさずに食べることを意識しましょう。

〈運動を取り入れる〉

身体のリズムを整えるうえで、「適度な運動」も生活習慣に取り入れたいものですが、忙しい毎日の中で運動時間を確保するのは難しいもの。そんなときは、就寝前のストレッチが効果的です。日中使った筋肉をゆっくり伸ばすことで、心身ともにリラックスすることができ、ストレスの発散にも役立ちます。ベッドの上で行っても大丈夫です。

〈夕食は就寝の3時間前までに〉

食べたものが消化・吸収されるまでには約3時間かかると言われており、その間、体はリラックスしにくい状態が続きます。夕食は就寝の3時間以上前にとることを心がけましょう。

なお、食事を抜くと「オレキシン」と呼ばれる覚醒物質の分泌が増え11)、眠気が抑えこまれて夜の自然な眠りが訪れにくくなる可能性があります。睡眠の質を上げるためには、夕食を抜くことは控えたいものです。

〈入浴〉

入浴によって一時的に深部体温が上がり、その後、再び徐々に下がっていく過程で自然な眠気が生じるため、入浴を効果的に活用することで眠りやすい状態をつくることができます。

〈就寝・起床の時間を一定に〉

身体のリズムを整えるうえで、寝る時間と起きる時間をできるだけ一定に保つこともとても重要です。休日の朝だから……といつもより長くゴロゴロしていても、決して睡眠の質を上げることにはなりません。平日・休日に関係なく、就寝・起床のリズムを崩さないことを意識しましょう。

体のリズムを整える

あなたに合った「寝具」を選ぼう

質の良い睡眠に、良い寝具は欠かせない要素です。しかし、「高級な寝具=良い寝具」とは限りません。寝具のかたさ、素材や重さなどの観点から、あなたに合った寝具を見つけることが重要です。

寝心地に大きく影響する寝具として、重要なのはマットレスです。マットレスには、かたいもの、やわらかいもの、さまざまありますが、マットレスがやわらかすぎると、体が沈み込むために姿勢が崩れやすく、寝返りに余分なパワーを使います。一方、かたすぎるマットレスでは、肩やお尻など体の一部に負担がかかりやすく、寝返りの回数が増える傾向にあるようです。

日本では畳や床に布団を敷いて寝る古くからの習慣から、かためのマットレスが好まれる傾向にありますが、やはり大事なのは寝心地や寝返りのしやすさなど、自分に合ったものを見つけることです。

やわらかめのマットレスとかためのマットレス

ストレスフリーの「寝室環境」を整えよう

良質な睡眠を得るためには、リラックスできる寝室環境を調整することも効果的です。寝室の温度・湿度、音、光、香りなどに配慮し、ストレスの少ない環境を整えましょう。

たとえば「音」。実は、完全に無音の環境では、脳が緊張してかえって寝つきにくいと言われています。眠るためにできるだけ音のない環境を求めがちですが、眠りを妨げない程度の音があるほうが、リラックスできるのかもしれませんね。

また、室温は高すぎても低すぎても睡眠の質が悪化します。冬は15℃以下になる場合、夏は30℃を超える場合には、翌朝までエアコンで調節して、睡眠の質を上げる工夫をしましょう。

おわりに―睡眠と生活の良いサイクルを

冒頭で、なぜ人は眠るのか、実はまだよくわかっていないとお伝えしましたが、一つはっきりと言えることがあります。それは、睡眠は、「睡眠」と対になる「覚醒」、つまり私たちが起きて活動している時間をイキイキとしたものにするために欠かせないものであること。良い睡眠が、生活の良いサイクルを生み出し、生きる力の源となることは、疑う余地がありません。良い睡眠をとることで、病気を遠ざけ、日中のパフォーマンスをしっかり上げて、生活の質(QOL)を向上させることができます。

日中のパフォーマンスが上がれば、夜には心地よい疲れとともに自然な眠りが訪れやすくなり、睡眠の質もまた上がっていく……そんな良いサイクルが生まれます。

最後に、ついやってしまいがちな、良い睡眠を阻害する生活習慣もご紹介します。ちょっとした生活習慣の見直しで、あなたの睡眠はきっともっと良いものになりますよ。

    見直そう!
    質の良い睡眠を阻害するNG習慣

  • 寝る直前までスマホを見る

    …夜に強い光を見るのは避けたいもの。体内時計を狂わせ、良質な睡眠を阻害する要因に。

  • 寝る前にお酒(寝酒)を飲む

    …寝つきは良くなるものの、眠りは浅くなり、睡眠の量と質の両方を低下させる原因に。

  • 眠れないのに布団に入ったまま

    …寝つけないときは、布団から出て眠気が訪れるのを待つのがベター。

  • 夜眠れないので長時間の昼寝をする

    …昼寝は長くても30分以内に。それ以上の昼寝は、余計に夜眠れなくなる原因に。

なお、睡眠に支障のある状態が続き、日常生活が思うように送れない場合には、一人で抱え込まず、医療機関に早めに相談を。「睡眠外来」など専門の外来を開設している病院もあります。地域の医療機関を検索してみましょう。

睡眠を見直すことで、明日からのあなたの毎日がよりイキイキとしたものになりますように……。

    《参考資料》

  • 1)Nedergaard M: Science. 2013; 340(6140): 1529-30.
  • 2)Xie L, et al: Science. 2013; 342(6156): 373-7.
  • 3)Nedergaard M, et al: Sci Am. 2016; 314(3): 44-9.
  • 4)Saxena AD, et al. Sleep. 2005; 28(11):1386-91.
  • 5)厚生労働省. 国民健康・栄養調査(平成27年、平成30年)
  • 6)Dement WC. Clin Sports Med. 2005;24(2):251-68, viii.
  • 7)Saxena AD, et al. Sleep. 2005; 28(11):1386-91.
  • 8)Julian Lim, et al. PLoS One. 2010; 5(2): e9087.
  • 9)Bjørn Bjorvatn, et al. J Sleep Res. 2007; 16(1): 66-76.
  • 10)Baglioni C, et al. J Affect Disord. 2011; 135(1-3): 10-9.
  • 11)櫻井武:睡眠の科学(改訂新版).講談社ブルーバックス.2017.
  • 12)Shahrad Taheri, et al. PLoS Med. 2004; 1(3): e62.
  • 13)Prather AA, et al. Sleep. 2015; 38(9): 1353-9.
  • 14)粂 和彦:眠りの悩み相談室. ちくま新書. 2007.

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