へそから下腹部にかけて生えるギャランドゥ。お腹がチラッとみえるタイミングで見える毛のため、意外と目立つ部位でもあります。
しかし、ギャランドゥが生える腹部はデリケートな部位であり、自己処理には注意が必要です。
本記事では、ギャランドゥの処理方法やメリット・デメリットについて紹介します。自分に合ったギャランドゥの処理方法を知って、清潔感を保ちましょう。
ギャランドゥとは、へそ周りや下腹部、陰部周辺の体毛を指す俗語です。具体的には、へその下から下着の間に見えている腹毛のことを指します。
見た目の美しさや清潔感を保つために、ギャランドゥを処理する男性が増えています。ギャランドゥは棚の上のものを取るタイミングなど、ふとしたときにお腹からチラッと見えてしまうもの。隠しているつもりでも意外に見えてしまうため注意が必要です。
ギャランドゥは、光美容器やクリニック・サロンで処理する際、毛の成長期を狙って処理するのがおすすめです。まずは、ギャランドゥの毛周期について把握しておきましょう。
毛周期とは、毛が生えて自然と抜け落ちるまでの周期のことです。毛周期は以下4つの段階を繰り返しています。
クリニック・サロンや光美容器で処理する場合は、成長期にケアすると高い効果が期待できます。レーザーや光はメラニン色素が含まれた成長期の毛にしか反応しないからです。
毛周期は部位によって異なり、ギャランドゥは2~3か月のサイクルで生え変わると言われています。頭髪やギャランドゥなど、太く濃い毛ではサイクルが長い点が特徴です。
毛周期に合わせて、ギャランドゥは2~3か月ごとにケアするのが良いでしょう。
ギャランドゥの処理方法には以下の5つがあります。
各処理方法のメリット・デメリットを把握して、自分に合った方法でケアしましょう。
カミソリ・シェーバーを使った自己処理は最も手軽な方法です。普段からカミソリ・シェーバーを使ってケアする方は多いでしょう。
ドラッグストアで購入でき、価格も100~3,000円程度と低価格な点がメリットです。ギャランドゥだけでなく、腕や脚など広範囲のケアに向いています。
しかし、何度も同じ部分に刃を当てることで、肌を傷つける恐れがあるため注意が必要です。また、肌トラブルを起こして、色素沈着の原因になる可能性もあります。
カミソリ・シェーバーでケアする際は、肌への負担を軽減するシェービングクリームを使いましょう。
除毛クリームは、毛の主成分であるタンパク質を溶かして毛を目立ちにくくします。ムダ毛が気になる部分に5~10分程度塗ることで除去が可能です。
シェービングとは異なり、処理後の毛先がチクチクしません。背中のように見えない部分でも、安全に除毛できる点がメリットです。
ただし、除毛クリームを使える部位は限られており、顔やVIOなど皮膚がデリケートな部分には使用できません。
また、肌が弱い方や敏感肌の方は、肌荒れを起こす可能性があるため、除毛クリームを使う前にパッチテストを行いましょう。
ワックスを使ったムダ毛ケアは専用のワックスを塗り広げたあとにシートを被せ、一気に剥がす方法です。ワックス剤は通販やドラッグストアで手に入り、自宅で気軽にムダ毛ケアができます。
毛を根元から引き抜くため、ツルツルの状態を維持しやすいことが魅力です。シートを剥がす際に古い角質層も一緒に除去でき、肌のターンオーバーを促せます。
しかし、ワックスシートを剥がすときに、強い痛みを伴うことがデメリットです。毛穴にダメージを与えるため、埋没毛や毛嚢炎を引き起こす可能性があります。
また、ワックスを使ったムダ毛処理は毛の長さが1cm程度必要であり、毛を伸ばしたくない方には向いていません。
クリニックでは出力の強いレーザーを使うため、ムダ毛の処理効果が高いのが特徴。サロンは主にIPL方式によるムダ毛ケアを採用しており、ムダ毛を目立ちにくくできます。
クリニック・サロンのメリットは、カミソリやシェーバーによる自己処理がほぼ不要になる点です。肌トラブルが起こるリスクを減らせるため、肌の美しさアップにつながります。
ただし、定期的に通うために時間を確保することが難しいかもしれません。また、ほかの処理方法と比べて、経済的な負担がかかる点もデメリットです。
光美容器での処理はカミソリとは異なり、ケア後に肌がチクチクしない点が魅力です。毛根にだけダメージを与えるため、ツルツルな仕上がりが期待できます。
IPL方式を採用している光美容器を使えば、ムダ毛ケアと同時に美肌効果も期待。IPLの光の波長は肌を美しくすることでも知られ、肌にハリやうるおいを与えます。
しかし、他の自己処理も同様ですが手の届かない範囲の処理が難しいのがデメリット。背中などの部位は、他の方法を試すなど部位ごとに適切なケアを実践しましょう。
ギャランドゥを処理するメリットを2つ紹介します。
ギャランドゥはきれいに処理すれば、Tシャツの裾から見えても清潔な印象を与えられます。
また、毛がなくなることで、かゆみやかぶれなどの肌トラブルが抑えられます。特に夏場の蒸れが気になる方は、ギャランドゥを処理しましょう。
ギャランドゥを処理するデメリットを2つ紹介します。
処理方法によっては、毛先がチクチクすることがあります。特にカミソリやシェーバーは、肌トラブルを起こしやすいため注意が必要です。
また、ツルツルな状態を保つには、定期的に処理しなければなりません。クリニック・サロンや光美容器など、毛が目立ちにくい期間が長い方法を選びましょう。
ギャランドゥを光美容器で自己処理する際の注意点を紹介します。
注意点を理解して、適切なケアを行いましょう。
光美容器によるケアを始める前に、自分の肌への照射が問題ないかを確認してください。
IPL方式の光美容器は、肌の色が濃い方には向いていません。濃い色の肌に照射すると、毛根ではなく肌に反応してしまい、火傷などのトラブルを引き起こす恐れがあります。
また、肝斑やシミ、ほくろがある部分への照射も避けるべきです。肌トーンを確認してから、自己ケアを始めましょう。
光美容器は全身のお手入れに使用できることが魅力です。しかし、以下の部位には使用できないため注意が必要です。
ギャランドゥを処理する際には、誤ってへそに照射しないように気をつけましょう。
IPL方式の光美容器は痛みが軽減されますが、人によって輪ゴムでパチンと弾かれるような痛みがあります。
自己ケアの際に痛みが心配な場合は、事前に保冷剤を使って照射部位を冷やしておきましょう。
光美容器で痛みを感じる原因は、光を照射したときの熱です。保冷剤によって冷やすことで、痛みを感じにくくできます。
へそ周りのように皮膚が薄く敏感な部分は痛みを感じやすいため、予め保冷剤を用意しておくことがおすすめです。
ギャランドゥに関してよくある質問を紹介します。
自己ケアを始める前に、ギャランドゥについての疑問を解消しておきましょう。
ギャランドゥを処理する際には、選択した処理方法によって痛みを伴う場合があります。
例えば、ワックスによるムダ毛処理は一気に毛を引き抜くため、痛みを感じやすいです。レーザーによる施術はエステのものよりも出力が高く、刺激の強さが大きくなります。
ギャランドゥは濃く太いため、照射時の熱を吸収して痛みを感じやすいため注意しましょう。
ギャランドゥは、腹部の保護や身体の温度を調整するために生えています。
毛の有無は男性ホルモンの分泌量が影響すると言われており、女性よりも男性のほうが濃いことが一般的です。
また、遺伝的な要素も大きく、両親の体毛が濃い場合はギャランドゥが濃くなりやすいと言われています。