頭皮の臭いの主な原因
頭皮の臭いには、いくつかの共通した原因があります。毎日洗っているのに臭いが気になる場合は、表面的な汚れではなく、頭皮環境の変化が影響しているケースが少なくありません。
ここでは、頭皮の臭いの代表的な原因を3つ紹介します。
- ●皮脂の酸化
- ●汗と皮脂が混ざることによる雑菌の繁殖
- ●加齢に伴う「ミドル脂臭」
原因を知ることで、自分に合った正しいケア方法が見えてきます。ぜひ参考にしてください。
皮脂の酸化
頭皮の臭いの大きな原因の一つは、皮脂の酸化です。本来、皮脂は頭皮のうるおいを守り乾燥を防ぐ役割がありますが、空気に触れたり紫外線を浴びたりすることで、徐々に酸化が進みます。
酸化した皮脂は、脂っぽく重たい特有の臭いが特徴です。洗髪後しばらくしてから臭いが出るのも、皮脂の酸化が関係しています。また、汗と皮脂が混ざった状態が続くほど、酸化が進み、臭いが強くなるので注意しましょう。
皮脂の酸化を防ぐには、洗髪によって頭皮を清潔に保つことが重要です。
汗と皮脂が混ざることによる雑菌の繁殖
汗と皮脂が混ざることで雑菌が繁殖しやすくなるのも、頭皮の臭いの原因です。汗そのものはほとんど無臭ですが、皮脂と混ざると細菌のエサになります。そのため、細菌が汗や皮脂を分解する過程で、臭いの原因となる物質が発生してしまうのです。
以下のような状況では、汗と皮脂による臭いが強まることがあります。
- ●運動後や気温が高い季節:発汗量が増え、臭いが出やすくなる
- ●汗をかいたままの状態:雑菌が繁殖しやすくなる
また、運動不足などで汗腺のろ過機能が低下すると、汗そのものにアンモニアなどの臭い成分が含まれることがあります。汗による臭いを防ぐには、こまめに汗を拭き取ったり、通気性のよい髪型にしたりするなどの工夫が効果的です。
加齢に伴う「ミドル脂臭」
30代以降になると、加齢に伴って「ミドル脂臭」と呼ばれる特有の臭いが出やすくなります。汗や皮脂の質が年齢とともに変化し、汗に含まれる乳酸が分解され、臭い成分のジアセチルが発生するためです。ミドル脂臭は、使い古した油のような臭いが特徴です。
なお、50代以降に見られる「加齢臭」は、古本や枯れ草のような臭いが特徴で、皮脂の酸化によって発生するノネナールという物質が原因となります。
男性は皮脂量が多く、ミドル脂臭や加齢臭が出やすいですが、女性も30代以降は加齢臭成分が増える傾向があります。年代に合った頭皮ケアを取り入れるのが、臭いを抑えるポイントです。
洗っても頭皮が臭い?考えられる4つの要因
頭皮の臭いは、皮脂や年齢だけでなく、毎日のケア習慣が影響していることも少なくありません。しっかり洗っているつもりでも臭いが残る場合は、洗髪方法や生活習慣に原因が隠れている可能性があります。
ここでは、洗っても頭皮が臭いときに考えられる主な要因を4つ紹介します。
- 1.シャンプーの仕方が間違っている
- 2.頭皮が生乾き状態になっている
- 3.シャンプーが頭皮に合っていない
- 4.ストレスや睡眠不足で皮脂量が増えている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. シャンプーの仕方が間違っている
シャンプーの仕方が間違っていると、皮脂や汚れが頭皮に残り、洗っても臭いが発生しやすくなります。予洗いやすすぎが不十分だと、汗やほこり、皮脂汚れをしっかり落としきれないためです。
たとえば、予洗いが足りないと汗やほこりが残り、皮脂汚れも浮きにくく、シャンプーの洗浄力が十分に発揮されません。また、すすぎが甘いとシャンプーやコンディショナーの成分が頭皮に残り、雑菌の繁殖につながります。
頭皮の臭いを防ぐには、予洗いからすすぎまでを丁寧に行い、正しい手順でシャンプーすることが大切です。正しいシャンプーの方法は、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
髪の正しい洗い方とは?美髪をかなえる5つの習慣とこだわりたいヘアケアアイテムを紹介
2. 頭皮が生乾き状態になっている
洗髪後に頭皮が生乾きのままだと、雑菌が繁殖し、頭皮の臭いが強くなります。頭皮に水分が残った状態は、菌にとって増殖しやすい環境のためです。
髪が短い場合でも、頭皮に水分が残っていれば雑菌が繁殖します。また、自然乾燥は頭皮が長時間湿った状態になり、臭いの原因になるので注意が必要です。
頭皮の臭いを防ぐには、洗髪後はドライヤーで頭皮までしっかり乾かし、熱すぎない風で手早く仕上げましょう。ドライヤーの熱風を近距離で当てすぎると、乾燥やかゆみなど頭皮トラブルを招くことがあります。
以下の記事では、ドライヤーの正しい手順をより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
ドライヤーで髪を速く乾かす方法とは?ドライヤー選びのポイントや正しい手順を解説
3. シャンプーが頭皮に合っていない
シャンプーが頭皮に合っていない場合、洗っても皮脂バランスが整わず、頭皮の臭いが悪化する可能性があります。洗浄力が弱すぎるシャンプーでは皮脂を十分に落としきれず、残った皮脂が酸化して臭いの原因になるためです。
一方で、洗い上がりに突っ張り感やフケ、かゆみ、ベタつきが出る場合も、頭皮に負担がかかっているサインです。
頭皮タイプに合わないシャンプーを使い続けると、皮脂が過剰に残ったり、反対に必要以上に落としすぎたりして頭皮環境の乱れにつながります。その結果、皮脂の酸化や雑菌の繁殖が進み、臭いが出てしまうのです。
自分の頭皮タイプに合ったシャンプーを選び、頭皮環境を安定させましょう。
4. ストレスや睡眠不足で皮脂量が増えている
ストレスや睡眠不足が続くと皮脂量が増え、頭皮の臭いが強くなる可能性があります。睡眠中に分泌される成長ホルモンが不足し、頭皮の細胞を修復する力が低下するためです。
通常、睡眠中は細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)によって頭皮環境が整えられますが、睡眠不足が続くとこの修復が追いつかず、皮脂バランスが崩れやすくなります。さらに、強いストレスを感じている状態では血流が悪化し、皮脂が過剰に分泌されるため、皮脂の酸化や雑菌の繁殖が進み、臭いの原因となります。
頭皮の臭いを抑えるには、十分な睡眠を確保し、ストレスをため込まない生活習慣を意識することが大切です。
【3STEP】頭皮の臭いを取る正しいシャンプー方法
頭皮の臭い対策は、シャンプーの種類を変える前に、洗い方そのものを見直すことが重要です。
ここでは、頭皮の臭いを抑えるために押さえておきたい正しいシャンプー方法を、3つのステップに分けて紹介します。
- STEP1. ブラッシング+1分半の予洗いで汚れの8割を落とす
- STEP2. 泡洗いと丁寧なすすぎで皮脂栓を崩す
- STEP3. 根元からしっかり乾かして雑菌増殖を防ぐ
ぜひ今日から実践してみてください。
STEP1. ブラッシング+1分半の予洗いで汚れの8割を落とす
頭皮の臭い対策では、シャンプー前のブラッシングと1分半程度の予洗いで、汚れの大半を落としておくことが重要です。事前に髪や頭皮の汚れを落とすと、シャンプー時の洗浄効率が高まり、摩擦による頭皮への負担を減らせます。
ブラッシングと予洗いのポイントは、以下のとおりです。
- ●シャンプー前にブラッシングし、髪のからまりをほどきながら、ほこりや汚れを落とす
- ●毛先から根元へ向かって少しずつ梳かし、摩擦や無理な引っ張りを防ぐ
- ●40℃以下のぬるま湯で、約1分半を目安に予洗いを行う
- ●髪だけでなく頭皮までお湯を行き渡らせ、やさしく動かしながら洗う
医療分野の研究(1)では、「シャンプー前にお湯による予備洗いを行うと、頭皮の清浄度が改善傾向を示すとともに、爽快感や洗われ感などの快適性が高まる」と報告されています。
ブラッシングと丁寧な予洗いを習慣にすれば、シャンプー剤の使用量を抑えられ、頭皮への負担やカラーの退色も防ぐことができます。
(1)参考:洗髪技術のエビデンスに関する研究 〜予備洗いの有無による清浄度と快適性の検討〜|福岡県立大学看護学研究紀要 6(1),35-39,2008
STEP2. 泡洗いと丁寧なすすぎで皮脂栓を崩す
頭皮の臭い対策では、シャンプーをしっかり泡立て、十分にすすぐ工程が欠かせません。皮脂や汗、汚れが頭皮や毛穴周辺に残ると、洗っても臭いが出やすくなります。
また、シャンプーを原液のまま使ったり、すすぎが足りなかったりすると、皮脂や洗浄成分が残留し、臭いの原因につながります。
泡洗いとすすぎのポイントは、以下のとおりです。
- ●シャンプーは手のひらで十分に泡立ててから使用する
- ●泡で頭皮を包み込み、指の腹を使ってやさしく動かす
- ●頭皮を強くこすらず、泡の広がりを活かす
- ●毛先は頭皮を洗った泡が流れるため、軽くなじませる程度にする
- ●シャワーを当てるだけでなく、根元から毛先へお湯を行き渡らせる
- ●流し終えたと感じてから、さらに30秒ほどすすぐ
医療分野の研究(2)では、湯量が多いほど皮脂が落ちやすいことが確認されています。また、お湯を髪全体に行き渡らせて揺らすようにすすぐ方法は、汚れや細菌が効率よく離れるとも報告されています。
頭皮をこすらず、泡とお湯の力を活かした洗い方を意識しましょう。
(2)参考:細菌汚染減少に効果的な洗髪技術の検討|日本看護科学会誌 J. Jpn. Acad. Nurs. Sci., Vol. 38, pp. 245–254, 2018
STEP3. 根元からしっかり乾かして雑菌増殖を防ぐ
洗髪後は、濡れた状態を残さず乾燥させる工程が欠かせません。頭皮は皮脂腺が多く湿気がこもりやすいため、濡れた状態が続くと常在菌が増えるためです。
また、皮脂は時間の経過とともに酸化や常在菌の影響を受け、臭いや炎症の原因になります。
乾かす際に意識したいポイントは、以下のとおりです。
- ●乾かす前にタオルドライで水分を十分に取り除く
- ●生え際や分け目を中心に、根元の水分を残さない
- ●ドライヤーは頭皮から約20cm離して使用する
- ●乾きにくい根元から先に風を当てる
- ●温風で全体を乾かしたあと、冷風で仕上げる
- ●高温の風を当て続けず、中温程度で短時間に仕上げる
- ●大風量ドライヤーを使い、乾燥時間をできるだけ短縮する
洗い方だけでなく、乾かし方まで整えると頭皮環境の安定につながります。
頭皮の臭いを防ぐための生活習慣のポイント
頭皮の臭いは、シャンプーだけでなく、日々の生活習慣も大きく関係しています。どれだけ丁寧に洗っていても、普段の過ごし方によっては臭いが出やすい状態になってしまうケースもあります。
ここでは、頭皮の臭いを防ぐために意識したい生活習慣のポイントを5つ紹介します。
- ●洗いすぎ・朝シャンなど逆効果の習慣を見直す
- ●洗髪後はすぐにドライヤーで乾かす
- ●枕カバー・帽子など頭皮に触れるアイテムは清潔に保つ
- ●食事バランスを整えて臭いの原因を抑える
- ●睡眠の質を高めて皮脂バランスを安定させる
それぞれのポイントについて、具体的にどのような対策をすればよいのか、詳しく見ていきましょう。
洗いすぎ・朝シャンなど逆効果の習慣を見直す
頭皮の臭いを防ぐには、洗う頻度やタイミングを見直し、頭皮に負担をかけない習慣を心がけましょう。
特に注意したいのが、朝シャンだけで済ませることです。汚れや古い角質を落とさずに眠ると、睡眠中の新陳代謝が妨げられ、雑菌が繁殖しやすくなります。また、過度な洗髪は必要な皮脂まで奪ってしまい、かえって皮脂の過剰分泌を招くこともあります。
基本は夜の洗髪で1日の汚れをリセットし、朝シャンは軽く流す程度の補助として取り入れるのが、理想的な皮脂バランスを保つ近道です。
洗髪後はすぐにドライヤーで乾かす
洗髪後は自然乾燥せず、できるだけ早く乾かしましょう。先述したとおり、頭皮が濡れたままだと常在菌が増えやすい状態になるためです。
入浴後にタオルドライでしっかり水分を取り、根元からドライヤーを当てる流れを習慣にすると、生乾きによる蒸れを防げます。特に毛量が多い人やロングヘアの場合、内部が乾きにくく注意が必要です。
洗髪後の乾かし方を見直すだけでも、頭皮の臭い対策につながります。
枕カバー・帽子など頭皮に触れるアイテムは清潔に保つ
枕カバーや帽子などの頭皮に直接触れるアイテムは、清潔に保つ意識を持ちましょう。枕カバーや帽子の内側には、就寝中や外出時に分泌された汗や皮脂が移りやすく、放置すると雑菌が増えてしまうためです。
枕カバーは頭皮だけでなく顔にも触れるため、できれば毎日交換するのが理想です。毎日の交換が難しい場合は、清潔なタオルを枕の上に敷くだけでも衛生状態を保てます。帽子も内側に汗や皮脂が溜まりやすいため、シーズンを問わず定期的に洗濯やクリーニングを行い、汗をかく時期は特にこまめな手入れを心がけましょう。
このように寝具や帽子の清潔さを保つだけでも、頭皮の臭いが悪化するリスクを抑えられます。
食事バランスを整えて臭いの原因を抑える
日々の食事内容を整え、皮脂の分泌と酸化を抑える意識を持つことも大切です。脂質や糖質に偏った食事が続くと皮脂の分泌量が増え、酸化によって臭いが発生しやすくなるためです。また、アルコールを多く摂取すると、体内で生成されるアセトアルデヒドが汗や呼気とともに排出され、頭皮臭を強める要因になります。
栄養バランスを意識し、野菜や果物、ナッツ類、緑茶などに含まれるビタミンA・C・Eやポリフェノールを取り入れると、皮脂の酸化を抑えられます。あわせて、週に数日は休肝日を設けると、皮脂量や臭いが安定するでしょう。
食事内容を見直すことで頭皮環境が整い、臭いの予防につながります。
睡眠の質を高めて皮脂バランスを安定させる
頭皮の臭いを防ぐには、十分な睡眠をとり、心身をしっかり休ませる習慣が欠かせません。睡眠不足や慢性的なストレスは自律神経やホルモンバランスを乱し、皮脂の過剰分泌を招く大きな要因となるためです。
また、ストレスがかかった状態では、ノネナールや脂肪酸などの臭い成分が汗に含まれやすくなり、頭皮の臭いが強まってしまうことがあります。
質のよい睡眠をとり、ストレスを溜め込まない生活を意識することは、頭皮の臭いを根元から抑えるための土台作りとなります。
【頭皮タイプ別】おすすめの頭皮ケア
頭皮の臭い対策は、すべての人に同じケアを当てはめるよりも、自分の頭皮タイプに合った方法を選ぶことが大切です。
ここでは、頭皮タイプ別に意識したいおすすめの頭皮ケアを紹介します。
- ●脂性タイプ|皮脂を落としすぎずコントロール洗浄を行う
- ●乾燥タイプ|やさしい洗浄と保湿を中心にする
- ●敏感肌タイプ|刺激を避けて摩擦レス洗浄を徹底する
自分の頭皮タイプを知り、正しくケアをしましょう。
脂性タイプ|皮脂を落としすぎずコントロール洗浄を行う
脂性タイプの頭皮は、皮脂を強く落とすケアではなく、分泌量を整える洗い方を意識することが大切です。皮脂量が多いからといって洗浄力の強いシャンプーを使うと、必要な皮脂まで落としすぎてしまいます。
脂性タイプの人が意識したい洗髪のポイントは、以下のとおりです。
| ケアのポイント | 内容 |
|---|---|
| 洗髪前の準備 | シャンプー前に軽くブラッシングし、毛穴まわりの皮脂をほぐして泡を行き渡らせる |
| お湯の温度 | 38〜40℃のぬるま湯を使い、必要な皮脂を残しながら汚れだけを浮かせる |
| 洗い方 | 指の腹で髪ではなく頭皮をやさしく動かすように洗い、皮脂を均等に落とす |
| すすぎ | 泡残りがベタつきや臭いの原因になるため、いつもより丁寧にすすぐ |
| 洗髪頻度 | 洗いすぎを避け、1日1回の夜洗髪を基本とする |
洗浄力を高めるよりも、皮脂バランスを整える洗い方を続けると、頭皮のベタつきや臭いを抑えられます。
乾燥タイプ|やさしい洗浄と保湿を中心にする
乾燥タイプの頭皮は、刺激を抑えたやさしい洗浄と、洗髪後の保湿ケアを行うことが大切です。頭皮のバリア機能が低下し、カサつきやかゆみが起こりやすい状態なので、洗浄剤の刺激やすすぎ残しがあると、赤みや湿疹などのトラブルにつながります。
乾燥タイプの人が意識したい頭皮ケアのポイントは、以下のとおりです。
| ケアのポイント | 内容 |
|---|---|
| 洗い方 | 洗浄力の強すぎないシャンプーを使い、頭皮をこすらずやさしく洗う |
| すすぎ | 耳まわり・生え際・後頭部まで意識し、洗浄剤を残さないよう丁寧に流す |
| 洗い残し対策 | すすぎ残しを防ぐことで、刺激や乾燥悪化を抑えられる |
| 保湿ケア | 洗髪後はスカルプローションやスカルプトリートメントで頭皮を保湿する |
| 乾かし方 | ドライヤーは約20cm離し、高温を直接当てずに乾かす |
乾燥タイプの場合は、汚れを落とすケアよりも頭皮を守る視点を持つと、フケや炎症、臭いの予防につながります。
頭皮が乾燥しやすい原因とその対策については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
頭皮が乾燥する原因は?放置するリスクや防止策を解説
敏感肌タイプ|刺激を避けて摩擦レス洗浄を徹底する
敏感肌タイプの頭皮は、刺激や摩擦をできるだけ減らし、負担をかけない洗浄を徹底することが重要です。
敏感肌は皮脂膜によるバリア機能が弱まり、わずかな刺激でもかゆみや赤みが出やすい状態です。洗浄力の強いシャンプーや、こすりすぎ、すすぎ残しは頭皮トラブルを招き、臭いや炎症につながります。
敏感肌タイプの人が意識したい頭皮ケアのポイントは、以下のとおりです。
| ケアのポイント | 内容 |
|---|---|
| シャンプー選び | アミノ酸系など洗浄力がマイルドなものを選び、刺激を抑える |
| 洗髪前の準備 | 事前にブラッシングしてからまりをほどき、摩擦と洗浄時間を減らす |
| 予洗い | 頭皮までしっかりお湯を行き渡らせ、こすり洗いを最小限にする |
| 洗い方 | シャンプーは手のひらで泡立て、原液が頭皮に触れないように洗う |
| すすぎ | かゆみや赤みを防ぐため、時間をかけて丁寧に流す |
| 乾かし方 | タオルドライで水分を取り、短時間でやさしく乾かす |
| 保湿ケア | アロエエキスや海藻エキスなどを配合したスカルプローションで保湿する |
刺激を避ける丁寧な対策を続けることで、頭皮環境が安定します。
基本ケアで改善しないときの対処法
基本的な洗髪や生活習慣を整えても臭いが気になる場合は、ケアの選択肢を広げてみましょう。
ここでは、次のステップとして検討したい対処法を3つ紹介します。
- ●週1回の頭皮クレンジングで毛穴詰まりをすっきり整える
- ●ファインバブルで毛穴の臭いの元を浮かせて落とす
- ●セルフケアで改善しない場合は皮膚科に相談する
正しい知識と適切な対処法を知ることで、自信を持って毎日を過ごせる清潔な頭皮環境を取り戻しましょう。
週1回の頭皮クレンジングで毛穴詰まりをすっきり整える
基本のシャンプーケアで改善しない場合は、週1回の頭皮クレンジングを取り入れ、毛穴詰まりをリセットする方法を取り入れてみましょう。毎日のシャンプーでは落としきれない皮脂や古い角質は、少しずつ毛穴に蓄積し、頭皮の臭いやベタつきの原因になります。
週1回の頭皮クレンジングで意識したいポイントは、以下のとおりです。
- ●シャンプー前にクレンジング剤を乾いた頭皮へ直接塗布する
- ●指の腹を使い、生え際からつむじに向かってジグザグにマッサージする
- ●皮脂が集中しやすい頭皮のTゾーンは、特に丁寧にケアする
- ●汚れを浮かせた後は、通常のシャンプーでしっかり洗い流す
- ●週1回を目安に継続し、毛穴詰まりの予防につなげる
週1回の頭皮クレンジングで、臭いの原因となる毛穴汚れを溜めにくくできるでしょう。
ファインバブルで毛穴の臭いの元を浮かせて落とす
基本ケアで改善しにくい頭皮の臭いには、ファインバブルで毛穴の皮脂汚れを浮かせて洗い流す方法も有効です。ファインバブルは微細な泡の働きによって、毛穴に残りやすい皮脂汚れへ摩擦をかけずにアプローチできる点が特徴です。
ファインバブルによる臭いケアの仕組みは、以下のとおりです。
- ●ウルトラファインバブルが毛穴の奥の皮脂汚れに吸着する
- ●ウルトラファインバブルが毛穴周辺で固まった皮脂に付着する
- ●2種類の泡が作用し、こすらずに皮脂汚れを浮かせて洗い流す
ファインバブルは、通常の洗髪では残りがちな皮脂汚れに水と泡の力でアプローチでき、頭皮をこすらず負担をかけにくいケア方法といえるでしょう。
セルフケアで改善しない場合は皮膚科に相談する
正しい洗髪や生活習慣を見直しても頭皮の臭いが改善しない場合は、皮膚科への相談を検討しましょう。頭皮の臭いは、脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎などの皮膚トラブルが隠れている場合があるためです。
フケ・かゆみ・赤み・痛みなどの炎症症状が続く場合、市販の頭皮ケアでは十分な改善が見込めないケースがあります。また、臭い自体が女性AGAの直接原因になるわけではありませんが、臭いと同時に抜け毛が急に増える場合は、早めに医療機関へ相談しておくと安心です。
皮膚科では、脂漏性皮膚炎に対して抗真菌薬配合のシャンプーや外用薬など、症状に合わせた治療を受けられます。
頭皮の臭いに関するよくある質問
ここでは、頭皮の臭いについて、多くの方が抱える疑問にお答えします。ぜひ回答を参考にしてください。
女性でも頭皮が臭いやすい人はいる?
女性でも、生活習慣や頭皮ケアが合っていないと、頭皮の臭いが出ることがあります。頭皮の臭いは性別よりも、皮脂分泌の乱れや頭皮環境の影響を受けやすいためです。
たとえば、次のような状況では頭皮の臭いにつながります。
- ●脂質や糖質に偏った食事が続き、皮脂分泌が増えている
- ●強いストレスが続き、皮脂が過剰に分泌されている
- ●洗いすぎにより必要な皮脂まで落とし、皮脂分泌が乱れている
- ●洗浄不足で余分な皮脂が頭皮に残り、酸化が進んでいる
- ●頭皮タイプに合わないシャンプーを使い、皮脂バランスが崩れている
女性の頭皮臭は珍しいものではなく、日々の生活習慣や頭皮ケアを見直すと改善を目指せます。
頭皮が臭うと薄毛につながる?
頭皮の臭いそのものが、薄毛の直接原因になるわけではありません。しかし、強い臭いが出ている状態は、頭皮環境が乱れているサインであり、放置すると薄毛リスクが高まります。
頭皮環境が悪化しているサインは、以下のとおりです。
- ●皮脂分泌が多く、頭皮がベタつきやすい状態が続いている
- ●毛穴詰まりや軽い炎症を繰り返し、抜け毛が増えてきた
- ●生え際の後退や頭頂部のボリューム低下など、見た目の変化を感じる
臭いがあるから必ず薄毛になるわけではありませんが、頭皮環境の乱れを放置しないことが重要です。睡眠・食事・洗浄方法を整えて皮脂バランスを保つと、頭皮の臭い対策だけでなく、薄毛予防にもつながります。
頭皮の日焼けは臭いの原因になる?
頭皮の日焼けも、実は臭いの原因の一つです。紫外線を浴びた頭皮はバリア機能が低下し、雑菌が増えやすい状態になります。
頭皮の日焼けによって臭いが発生するメカニズムは、以下のとおりです。
- ●紫外線ダメージで頭皮のバリア機能が弱まり、雑菌が繁殖する
- ●乾燥と皮脂の過剰分泌が同時に起こり、皮脂が酸化する
- ●炎症を起こした頭皮に汗や皮脂が重なり、洗っても臭いが残る
シャンプーで改善しにくい臭いは、洗浄に加えてUV対策と頭皮の保湿を意識することで改善できるかもしれません。
頭皮ケアを、毎日の習慣から自信につながる時間へ
頭皮ケアは、特別な日のための対処ではなく、日々の積み重ねによって少しずつ変化を実感できます。
頭皮環境は一度の対処で大きく変わるものではなく、洗い方や乾かし方、生活習慣の積み重ねによって穏やかに整っていくためです。大切なのは、自分の頭皮状態に合ったケアを続けることです。
また、頭皮は肌の一部であり、心身の状態を映し出す存在でもあります。十分な睡眠やバランスのとれた食事、清潔な寝具やアイテムといったことも意識するようにしましょう。
日々の頭皮ケアを自分をいたわる時間として取り入れると、頭皮だけでなく気持ちまで軽やかに整います。その積み重ねが、鏡に映る自分への信頼や自信へとつながっていくでしょう。
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