Oラインのムダ毛の処理における基礎知識|処理するメリット・デメリットや剃り方を画像付きで紹介

Oライン 処理

アンダーヘアの中でも、Oラインはセルフケアが難しい部分です。理由として面積が狭く、目視できないので、鏡を使った自己処理が必要なためです。

人に見せることが恥ずかしい部分のため、自己処理になりがち。しかし、誤った方法で処理すると、肌を傷つけるおそれがあります。トラブルを避けるため、正しい知識を身につけて丁寧にケアする必要があります。

本記事では、Oラインのムダ毛の処理における基礎知識やメリット・デメリット、処理方法について紹介します。自分に合った処理方法を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

Oラインのムダ毛の処理における基礎知識

Oラインとは、肛門まわりの部分のこと。見た目がアルファベットの「O」に似ているため、Oラインと呼ばれています。

自分で目にする機会はほとんどないですが、Oラインのムダ毛を恥ずかしいと感じる女性は多いでしょう。

Oラインのムダ毛は比較的濃いことが多く、排泄物や経血が付きやすい部位です。近年は衛生面を考えて、ムダ毛を処理する方が増えています。

Oラインを処理する場合、ハイジニーナ(無毛)が一般的です。Oラインの毛はVラインと異なり、少しでも残っていないほうが望ましいでしょう。

ただし、Oラインは粘膜に近くデリケートな部位です。自己処理する際には、肌を傷つけないよう注意してください。

関連記事:Vラインの毛の処理の基礎知識|メリット・デメリットやおすすめの処理方法を紹介

OラインとIラインの毛の特徴の違い

VIOの位置

OラインとIラインはともに粘膜が近くにあり、自己処理が難しい部位です。しかし、構造が異なるため、それぞれに合った方法で処理する必要があります。それぞれの特徴と違いについて理解しましょう。

Oラインはデリケートゾーンの中でも濃いムダ毛が密集しています。粘膜が近く皮膚が薄いため、痛みを感じやすい部位です。毛深い方の場合、ショーツのデザインによってはムダ毛がはみ出ます。

Iラインはまぶたよりも皮膚が薄いと言われており、粘膜の近くはさらに敏感です。処理をする際には痛みを感じやすく注意が必要です。また、皮膚がたるんでいるため、慎重に自己処理しましょう。

Oラインのムダ毛を処理するメリット

Oラインの毛を処理するメリット

Oラインのムダ毛を処理するメリットを3つ紹介します。

  • トイレの際にOラインが汚れにくい
  • 生理中の不快感が軽減できる
  • 温泉や水着になる際にムダ毛が気にならない

Oラインはデリケートゾーンの中でもムダ毛が目立ちにくく、処理していない方が多い部位です。しかし、普段からケアすることで、清潔な状態を保てます。見た目や衛生面のために、Oラインのムダ毛を処理しましょう。

トイレの際にOラインが汚れにくい

Oラインのムダ毛を処理するメリットは、清潔な状態を保てることです。

Oラインはムダ毛が密集する部位であり、「排泄物をきれいに拭き取れていないのでは?」と心配な方もいるでしょう。しかし、ムダ毛をしっかり処理していれば、トイレの際にOラインが汚れにくくなります。

Oラインの処理はハイジニーナが一般的であり、ムダ毛に汚れが絡まる心配がありません。清潔な状態を保つことで、Oラインのかぶれやニオイの軽減が期待できます。

また、クリニックやサロンでケアしたり、光美容を使ってケアしたりすれば、ムダ毛が目立ちにくくなるためケアの回数が減って楽です。デリケートゾーンの汚れやニオイが気になる方は、Oラインのムダ毛を処理しましょう。

生理中の不快感が軽減できる

Oラインのムダ毛を処理することで、生理中の不快感を軽減できます。

女性にとって、生理中のデリケートゾーンは最も気になる部位です。生理用品をこまめに取り替えていても、肌トラブルやニオイが心配な方は多いでしょう。

ムダ毛を処理すればムダ毛に経血が付かず、日常的な蒸れも軽減できるため、かゆみやニオイの発生を抑えることができます。

特にOラインは下着によって密閉空間になりやすい部位です。デリケートゾーンの中でも湿気が溜まりやすいため、ムダ毛を処理して不快感を軽減させましょう。

温泉や水着になる際にムダ毛が気にならない

温泉や水着を着用するシーンで、ムダ毛が気にならないこともOラインを処理するメリットです。

エチケットとしてOラインのムダ毛を処理していれば、温泉やサウナなど裸で利用する場所でも恥ずかしく感じる心配がありません。人目が気になることもなく、堂々とした気持ちで過ごせます。

また、女性の場合はTバックやGストリングなど、大胆な下着や水着に挑戦できる点もメリットです。ムダ毛を気にせずに、海やプールを思いっきり楽しめます。

Oラインのムダ毛を処理するデメリット

Oラインのムダ毛を処理するデメリットを3つ紹介します。

  • 下着との摩擦によってかぶれる可能性がある
  • 処理で肌を傷つけるリスクがある
  • 生えてきたムダ毛がチクチクしやすい

ムダ毛を処理する前にデメリットを把握することで、自分に合った処理方法を見つけやすくなるでしょう。

Oラインのムダ毛を処理すると、今まで肌を守っていたムダ毛がなくなり、下着との摩擦によってかぶれる可能性があります。敏感な肌を守るために、処理後は保湿を徹底しましょう。

Oラインは自分で目視できず、ムダ毛を処理する際に肌を傷つけるリスクがあります。自己処理する場合は、電気シェーバーのように肌への負担が少ない道具を使いましょう。

また、生えてきたムダ毛が肌に当たることで、チクチクしやすくなります。処理後の不快感を軽減するために、ヒートカッターや光美容器など毛先が尖りにくい道具を使ったケアがおすすめです。

Oラインのムダ毛を処理する方法

Oラインのムダ毛を処理する方法を6つ紹介します。

  • 電気シェーバー
  • ヒートカッター
  • 除毛クリーム
  • ワックス
  • クリニック・サロン
  • 光美容器

それぞれの処理方法についてメリット・デメリットを解説しているため、ポイントを踏まえて自分に合った方法を選びましょう。

電気シェーバー

メリット
  • 持ち運べばどこでも簡単に処理できる
  • 顔やデリケートゾーンもカミソリより安全にケアできる
  • 壊れるまで何度でも使用可能
デメリット
  • カミソリよりも細かくきれいにシェービングすることは難しい
  • シェーバーのメンテナンスが面倒

電気シェーバーは刃の部分にガードが付いており、直接肌に触れることなくムダ毛を処理できます。

顔やデリケートゾーンを安全にケアできるため、Oラインの処理が初めての方にもおすすめ。ただし、カミソリのように細かい部分をきれいにシェービングすることはできません。

Oラインを自己処理する際には、ムダ毛の流れに沿って電気シェーバーを動かします。長いムダ毛は刃に絡まりやすく故障の原因になるため、ヒートカッターを使って事前に短くカットしてください。

また、刃の寿命を長持ちさせるために、使用後は刃に絡まったムダ毛を取り除きましょう。

代官山クリニック 蘆田英珠先生

【代官山クリニック 蘆田英珠先生のコメント】
カミソリやシェーバーを使用する場合、肌を何度もこするため肌を傷つけてしまう方がかなりいらっしゃいます。肌にダメージを与えないよう注意して処理を行いましょう。

ヒートカッター

メリット
  • 肌への負担が少ない
  • ボリュームを抑えられる
  • 自然な仕上がりになる(チクチクしない)
デメリット
  • きれいにシェービングすることはできない
  • 水分が多いとうまく処理できない

ヒートカッターは、電気の熱を利用して毛先を焼き切ることでムダ毛を処理します。ハサミのようにムダ毛を短くカットできますが、刃ではなく熱を利用する点が特徴です。

カミソリや電気シェーバーとは異なり毛先が尖らないため、処理後もチクチクしにくいです。

ムダ毛を処理する際には、ヒートカッターの先に付いたコームでムダ毛を梳くように動かします。無理にコームを押し付けると、やけどするおそれがあるため注意してください。

また、ムダ毛が濡れた状態では熱がうまく伝わらずカットできません。入浴後に使用する場合は、しっかり水分を拭き取りましょう。

除毛クリーム

メリット
  • 短時間できれいに処理できる
  • 産毛など細かいところまで除毛できる
  • 安価で手に入れやすい
デメリット
  • ムダ毛がすぐに生えてきやすい
  • Oラインに使用できないものが多い
  • 肌荒れやかゆみが起こりやすい

除毛クリームは、塗布した部分の毛を溶かしてムダ毛を処理するアイテムです。ドラッグストアや通販で手に入り、ほんの数分できれいに処理できます。

除毛クリームを使用する前に、パッチテストにより自分の肌に合うかを確認します。ムダ毛を処理したい部分に塗布後、製品ごとに指定された時間放置し、最後にクリームを拭き取ってください。

ただし、Oラインには使用できない製品が多いため注意が必要です。購入する前に、公式サイトや製品説明を読んでOラインに使えるかどうか確認しましょう。

ワックス

メリット
  • 事前処理なしで使える
  • 肌やムダ毛の色に関係なく処理できる
  • 繰り返し使うことでケアが楽になりやすい
デメリット
  • ムラができやすい
  • Oラインに使用できないものもある
  • 毛嚢炎や内出血など肌トラブルが発生することがある

専用のワックスをムダ毛ケアしたい部分に塗り、一気に剥がすことで処理する方法です。はちみつや砂糖など天然素材でつくられたワックスもあるため、肌が弱い方でも使用できる製品もあります。

ワックスでムダ毛を処理する際に、事前のシェービングやカットは不要です。皮膚に日焼け止めやボディークリームが残っている場合、ムダ毛をうまく処理できないため、シャワーを浴びてから使いましょう。

また、製品によってはOラインに使用できないため、購入する前に確認してください。

クリニック・サロン

メリット
  • 確実にムダ毛を処理できる
  • 形や毛量が思い通りにしやすい
デメリット
  • 痛みを感じやすい
  • 費用が高い

クリニック・サロンでは専門スタッフによる施術が受けられます。Oラインのように自分では見えない部分でも、残さずムダ毛を処理できるため安心です。また、自分で処理するよりも、思い通りの形や毛量を目指せます。

施術を受ける際はベッドにうつ伏せの状態になり、少しだけ足を開きます。恥ずかしさを軽減できるように紙ショーツが用意されていることもあります。

クリニック・サロンでムダ毛を処理する場合、事前のシェービングが必要です。予約日の1~2日前までには自己処理を済ませておきましょう。

光美容器

メリット
  • スキマ時間に自宅で手軽にケアできる
  • 機種によってはIPL方式で自己処理できる
デメリット
  • 操作を誤ると、やけどのおそれがある
  • 機械が苦手な方には操作が難しい場合がある

光美容器は、フラッシュ(光)を肌に照射することで、ムダ毛を目立ちにくくするアイテムです。 機種によってはサロンでも採用されているIPL方式で自己ケアできます。

スキマ時間に自宅で手軽にケアできるため、時間を確保しにくい方におすすめです。

Oラインは自分で目視できないため、床に置いた鏡の上にまたがるようにして、確認しながら処理しましょう。

Oラインのムダ毛の剃り方と体勢

Oラインの剃り方

デリケートゾーンの中でも、Oラインは面積が狭く自己処理が難しい部位です。正しい処理方法と体勢を知って、安全にケアをしましょう。

Oラインのムダ毛を処理する際は、鏡を床に置き、しゃがんだ体勢になります。バランスを崩すと、皮膚や粘膜を傷つけるおそれがあるため注意しましょう。

ムダ毛の処理には肌への負担を軽減できる電気シェーバーがおすすめ。凹凸が多いため、片方のお尻を外側に押さえて皮膚を平らにします。そして、外側から内側に向けてムダ毛を処理してください。

Oラインは自分で目視できず、自己処理の場合は鏡を頼りにケアしなければなりません。奥行きの感覚がつかみにくいため、位置を確認しつつ慎重に進めましょう。

Oラインのムダ毛を処理した後に気をつけること

Oラインのムダ毛を処理した後に気をつけることを2点紹介します。

  • 処理後は保湿をしっかり行う
  • 締め付けない下着をつける

ムダ毛を処理した後の肌はデリケートな状態であり、そのまま放置すると炎症を起こすおそれがあります。かゆみや黒ずみなどの肌トラブルにつながるため、しっかり保湿してください。

保湿剤には低刺激のクリームやローション、乳液を選びましょう。肌が弱い方はワセリンの使用がおすすめです。

また、蒸れを軽減するために、締めつけがなく通気性のよい下着を身につけてください。処理後のOラインに直接触れるTバックやGストリングはNGです。

ナイロンやレーヨンなど通気性の悪い素材は避けて、コットンやシルクのように肌を圧迫しない下着を選びましょう。

Oラインのムダ毛の処理に関してよくある質問

Oラインのムダ毛の処理に関してよくある質問を3つ紹介します。

  • Q.「Oラインの毛の処理は痛いですか?」
  • Q.「Oラインの毛は処理するとチクチクしますか?」
  • Q.「生理中・妊娠中でもOラインの毛は処理できますか?」

自己ケアを始める前に、Oラインのムダ毛についての疑問を解消しましょう。

Q.「Oラインのムダ毛の処理は痛いですか?」

Oラインはほかの部位に比べて皮膚が薄くデリケートなため、ムダ毛を処理する際に痛みを感じる可能性があります。特に粘膜近くは痛みの度合いが大きく注意が必要です。

痛みが気になる場合は、処理する部位を保冷剤で事前に冷やしましょう。また、処理方法によって痛みの度合いが異なるため、自分に合った方法を探してみてください。

Q.「Oラインのムダ毛は処理するとチクチクしますか?」

Oラインのムダ毛は狭い範囲に密集しているため、生えかけ・伸びかけの時にチクチクする可能性があります。

一度でチクチクする状態を防ぐことは難しいですが、クリニック・サロンや光美容器を使えば、徐々にムダ毛が目立ちにくくなるため処理後の不快感を軽減できます。

求めるクオリティに合わせて、ムダ毛処理の方法を選びましょう。

Q.「生理中・妊娠中でもOラインのムダ毛は処理できますか?」

生理中・妊娠中は、ホルモンバランスが乱れがちになるため、肌がデリケートなOラインの自己処理はおすすめしません。中でも、クリニック・サロンは基本的に生理中の施術に対応していません。

理由は経血による感染症を起こすリスクがあるからです。また、肌が敏感な状態でムダ毛を処理すると、炎症や毛嚢炎など肌トラブルのおそれもあります。

クリニック・サロンの予約日と生理期間が被った場合は、日程を変更しましょう。

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