メンズのヘアケアは清潔感を左右し、第一印象に大きく影響するポイント。でも、実際どんなことから始めればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。今回は、自分でも簡単にサロンクオリティの仕上がりが叶う、メンズヘアケアのコツを人気美容室「Un ami omotesando(アンアミ オモテサンドウ)」のスタイリスト梅村尚輝さんに教えていただきました。
まずは、やってほしいことの前に、これだけは避けてほしいポイントをお伝えしますね。
普段のシャンプーで、この3つをついやってしまいがちな方も多いと思います。実はどれも、髪・頭皮に負担がかかり、頭皮が臭ったり、髪を乾燥させてしまったりする要因なんです。
3つの中でも特に気をつけてほしいのが「濡れた髪の放置」です。濡れたままの髪をそのまま放置すると、結構臭ってくるので、絶対に髪を乾かすことだけはやってほしいです。
頭皮のニオイって嗅ぎ慣れているのか、意外と自分ではわからない場合が多いんですよ。
髪を乾かさずに放置している状態って、生乾きのタオルと同じ状態なんです。
生乾きのタオルが臭うのと同じように、頭皮も自然乾燥させちゃうと臭ってしまうって考えるとわかりやすいかもしれないですね。
これは「男性だから」というわけではなく、すべての方にお伝えしたいです。
寒い時期は、熱いお湯で流したくなりますよね。しかし、熱いお湯は皮脂を取りすぎてしまうので、できるだけ避けてほしいです。
40度以下のぬるま湯で、シャンプー剤をつける前に、お湯で髪についたほこりやスタイリング剤をしっかり落とし、両手に伸ばしたシャンプー剤を毛先からつけて泡立てていくのが理想です。
シャンプー剤を直接頭皮につけると、毛穴の詰まりの原因になるので避けてくださいね。
男性だからメンズ用のシャンプーを使うのがベストだと思っている方も多いと思います。でも、必ずしも男性だから皮脂が多いとは限りません。メンズ用のシャンプーは洗浄成分が強いものが多いので、乾燥しやすい肌の方には、皮脂を取りすぎない女性向けのシャンプーをおすすめします。
僕も女性向けのアイテムを使っています。シャンプー選びは性別にとらわれず、髪質や頭皮の状態に合わせて選ぶのがいいと思いますね。また、自分に合うシャンプーがわからない場合には、担当の美容師におすすめのシャンプーを聞いてみるといいですよ。
頭皮は、髪の土壌なのでしっかりケアしましょう!ニオイやベタつきはもちろん、健康な髪を育てるためにも大切です。やはり頭皮環境が悪いと、将来的に薄毛などの悩みにつながってしまうので、早いうちから意識してほしいところです。
手軽に頭皮ケアを始めるなら、シャンプーブラシを使ってみてほしいです。シャンプーブラシならシャンプー中に使えるものなので、手軽に取り入れられると思います。
シャンプーブラシは、頭皮を傷つけないように、先端が硬すぎないものを選びましょう。
僕は「リファイオンケアブラシ」を使っていますが、すごく気持ちいいです。お風呂上がりに、毛穴の汚れがすっきり落ちたような感覚があって、これまで全然洗えていなかったんだなって実感しました。自分でなかなか洗いきれないところまでしっかり洗えるのでおすすめですよ。
シャンプーブラシは、つむじに向かってブラッシングしていくのがおすすめです。後頭部は、下から上に向かってとかします。頭皮の隅々まですっきり洗えるので、ぜひ試してみてください!
自宅でセットしても、サロン帰りの仕上がりのようなスタイルがなかなかつくれないとお悩みの方も多いですが、実はドライヤーをうまく使うことで、簡単に再現することが可能なんですよ。特に重要なのが、ドライヤーの当て方と角度です。
ドライヤーは髪を乾かすだけじゃなく、生えグセをリセットできるもの。
特に、前髪はクセがつきやすいので、必ず最初に乾かすのがポイントです。
前髪の左右の根元から熱を与えることで、生えグセが整いやすくなり、顔周りもキレイに仕上がります。
後頭部は、根元を猫の手みたいにふんわり持ち上げ、ドライヤーの風を下から当てると、後ろから見ても横から見てもキレイなシルエットができます。
また、えりあしはタイトに抑えてあげた方が、上はふんわり、下はすっきりのバランスのいい形がつくれますよ。
スタイリングって、前からの仕上がりでセットを完了してしまう方が多いですよね。前からは完璧なスタイリングなのに、後ろがペタンと寝てしまっている方が結構います。
そういう方に「意外と、後ろや横からも見られているんだぞ」と伝えたいですね。
スタイリングするときは、前からだけでなく、さまざまな角度から見られていることを意識してほしいです。
最近、韓国ヘアのようなナチュラルなスタイルが流行っていますね。シンプルなヘアスタイルほど生えグセが影響しているので、ドライヤーでしっかり毛流れを整えることがスタイリングのカギになります。
ドライヤーの前に、放射線状にブラシでとかして整えておくと、クセをリセットしやすいですよ。
これだけはやってほしいのは、お風呂上がりにすぐ髪を乾かすこと。生乾きの状態は雑菌が繁殖しやすく、頭皮環境が悪くなるので避けてください!それからシャンプーのときにシャンプーブラシを使って、頭皮の詰まりをすっきりさせるのもおすすめ。
毎日のシャンプーやドライのときに少し気を使うだけで、トレンドのスタイルも決まりやすくなりますよ!
リファイオンケアブラシ
ReFa ION
CARE BRUSH
毎日の毛穴ブラッシングで、すっきりとすこやかな頭皮へ
リファビューテック
ドライヤープロ
ReFa BEAUTECH
DRYER PRO
スタイルが変わる。指どおりが変わる
リファビューテック
ドライヤースマート
ReFa BEAUTECH
DRYER SMART
サロン帰りの仕上がりを軽量コンパクトなモデルで
退色やダメージの原因にも
髪が濡れたまま放置すると、ニオイだけでなく、ヘアカラーが抜けやすかったり、摩擦が起きてダメージの原因になったりもします。なので、特にヘアカラーをしている方は、お風呂から上がったらできるだけ早くドライヤーで乾かす意識を持ってほしいです。